ようねん‐がっこう〔エウネンガクカウ〕【幼年学校】
読み方:ようねんがっこう
「陸軍幼年学校」の略。
幼年学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/15 00:22 UTC 版)
幼年学校(ドイツ語: Kadettenanstalt, Kadettenschule)は、軍事教育を実施する中等教育機関。
日本
大日本帝国陸軍
大日本帝国海軍
日本海軍には陸軍の幼年学校に相当する機関は存在せず、旧制中学校修了者・卒業者が海軍兵学校に進学した。ただし、短期間のみ海軍兵学校予科が置かれていた。
ドイツ

プロイセン王国時代にはコルベルク、ベルリン、マクデブルク、シュトルプ、クルム(ヘウムノ)、カリッシュ、プレーン、ケスリン、ポツダム、ベンスベルク、ナウムブルク、ワールシュタット(レグニツキエ・ポレ)、オラニエンシュタイン、カールスルーエなどに置かれた。
卒業生はベルリン・リヒターフェルデのプロイセン陸軍士官学校(Hauptkadettenanstalt)に進学し、更なる教育を受けた[1]。
フランス
17世紀に設立されたラ・フレーシュ陸軍幼年学校は世界最古の幼年学校であり、現在でもリセとして存続している。
ロシア
- スヴォーロフ陸軍幼年学校
- ナヒーモフ海軍幼年学校
- ロシア国防省女子幼年学校
- モスクワ国家親衛隊大統領士官学校
- ドン士官候補生軍団
- モスクワ州立女子幼年学校
- サンクトペテルブルク士官候補生ロケット砲兵隊
アメリカ
アメリカでは私立の幼年学校が各州の名望家によって設立・運営されている[2]。退役佐官が校長を務めるのが通例で、退役将校を中心とする教官たちと共に、中産階級以上の出身(充実した教育を行うため、相当の学資を要する)かつ優秀な少年たちを全寮制で教育している[2]。
著名な学校として、スタントン・ミリタリー・アカデミー(バージニア州スタントン、1860年設立)がある[2]。
アメリカの私立の幼年学校は、帝国陸軍の陸軍幼年学校のように「ウェストポイント陸軍士官学校などへの優先入校権」を有する訳ではなく、「将校を志す少年のための私立中等学校」の位置付けである[2]。
脚注
- ^ “「砂漠の狐」ロンメルが上官から指摘された“性格的な欠陥” その背景にある事情”. PHPオンライン衆知|PHP研究所. 2023年8月26日閲覧。
- ^ a b c d 国立健男「特集 世界の将校教育〈第1回・陸軍〉:〈アメリカ〉栄光のウェストポイント士官学校」『軍事研究』1983年7月号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、1988年、24-33頁。
関連項目
幼年学校
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帝国軍傘下の教育機関。10歳で入学し、15歳で卒業/修了する。修了すると、通常は准尉の階級で任官する(ただしラインハルトの場合は特別扱いとして少尉の階級で任官した)。また、ラインハルトの従卒であるエミールや、ロイエンタールの従卒を務めたハインリッヒ・ランベルツなどのように、在学中に将官級の軍人の従卒を務めることがある。 基本的に貴族と上流市民の子弟が通う学校とされており、単なる平民の生まれであるキルヒアイスが入学できたのはラインハルトの希望とアンネローゼの尽力があってのもの。ラインハルトとキルヒアイスが幼年学校に入学した時点では、門閥貴族出身の生徒の贅沢な振る舞いを黙認するような面はあったものの、成績評価そのものはストイックに訓練や学習に励んだラインハルトやキルヒアイスを認めるものだった。
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