おんながた

デジタル大辞泉

おんな‐がた〔をんな‐〕【女形／女方】

読み方：おんながた

歌舞伎で、女の役を演じる男の役者。また、その役柄。江戸初期に、女歌舞伎が禁止されて以後に現れた。おやま。⇔男形(おとこがた)。

おんな‐がた〔をんな‐〕【女方】

読み方：おんながた

１ 男と女とを二組に分けた、その女の側。⇔男方。

「—の心ゆるし給はぬ事の紛れあるは」〈源・竹河〉

２ 妻の身内。妻の親戚。

「—よりもたびたびものすることありしにも」〈宇津保・楼上上〉

３ 女のいる所。特に、女官の控えている台盤所(だいばんどころ)など。

「男、—許されたりければ」〈伊勢・六五〉

４ ある男の妻、または、恋人である女性。女の方。

「たどり薄かるべき—にだに皆思ひおくれつつ」〈源・若菜下〉

隠語大辞典

女方

読み方：おんながた

1. 女性に扮する男優。老若の二種あり。

分類 演劇

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おんながた

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 15:01 UTC 版)

名詞

おんながた

1. 【女方】ある集団が男女の差異で分けられるときの女性側の集団。夫婦における妻側の親戚など。
2. 【女形、女方】歌舞伎で女性役を演じる役者。おやま。
   • 「女形 ^(wp)」を歌舞伎では通常「おんながた」と読み、立女形（たておやま）、若女形（わかおやま）のような特殊な連語の場合にのみ「おやま」とする。