しょう‐ぎ〔シヤウ‐〕【×娼×妓/×倡×妓】
遊女
(娼妓 から転送)
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遊女(ゆうじょ、あそびめ)は、遊廓や宿場で男性に性的サービスをする女性のことで、娼婦、売春婦の古い呼称[1]。「客を遊ばせる女」と言う意味が一般的である。
- ^ a b c 遊女『大百科事典』 (平凡社、1935年)
- ^ a b c 齋藤茂「妓女と中国文人」(東方選書、2000年)p.5
- ^ 斉藤2000,p.6
- ^ 『更級日記』。本項#歴史を参照。
- ^ アソビ(遊)『大百科事典 第1巻』
- ^ 国立国会図書館. “沖縄のジュリ(尾類)についての資料はあるか。”. レファレンス協同データベース. 2021年5月28日閲覧。
- ^ a b c d e 公娼『大百科事典 第9巻』 (平凡社、1935年)
- ^ 網野善彦 他 『日本中世史像の再検討』 山川出版社、1版6刷1998年(1刷88年) p.17.
- ^ a b c 嶽本新奈「境界を超える女性たちと近代―海外日本人娼婦の表象を中心として―」一橋大学、博士論文、p. 15
- ^ 中田薫「徳川時代に於ける人売及人質契約」『法制史論集』3・上、岩波書店、1943 年。
- ^ 下重清『〈身売り〉の日本史——人身売買から年季奉公へ』吉川弘文館、2012年、160頁
- ^ a b c d e f 宮本由紀子「丸山遊女の生活 ‐「長崎奉行所判決記録 犯科帳」を中心として」(『駒澤史学』31巻、1984年3月) p.19-46
- ^ 私娼『大百科事典. 第11巻』 (平凡社, 1935)
- ^ 沼田次郎・荒瀬進共訳『ポンぺ日本滞在見聞記』雄松堂、1968年、p337, p344
- ^ a b c 関口すみ子『御一新とジェンダー:荻生徂徠から教育勅語まで』 東京大学出版会、2005年 ISBN 4130362232 pp.263-277.
- ^ 慶応義塾出版社、1876年
- ^ 『性欲の文化史』p.25 - 、p.128 -、『うるま新報』1946年2月20日「闇の女の増加に文相頭痛」(醜業婦との記述もあり)、『戦後性風俗大系』p.12 -
- ^ 『柏崎華街志』小田金平 編 (小田金平, 1909)
- ^ 『娯楽業者の群 : 社会研究』権田保之助著 大正12
- ^ 娼妓の外出自由を認める『中外商業新報』昭和8年5月16日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p318 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 『大辞泉』
娼妓
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稲川勝次郎「中村旭廓遊女鑑」『歓楽の名古屋』趣味春秋社(1937年)から集計した昭和12年当時の人口ピラミッドによると、娼妓の年齢幅は19~38歳で確認できる。総人口は2000人を越えている。人口ピラミッドの型としては、女性のみの就業期人口のみが集まる特異な都市型と位置づけられる。しかしながら22歳を人口の頂点として、年齢を重ねるに従い、急激に数を減らしている形は富士山型に通ずるものがある。富士山型は多産多死の途上国にみられる型であり、中村遊郭の場合も、若年層の娼妓を中心として発展を続けてきたが、娼妓は長く郭内に居つかず、すぐ辞めていく傾向が強かったことの反映と考えられる。一方で、最年少の19歳が20歳に比べ極端に少ないのは、郭側が極端な低年齢層への雇用を控えていたこと、プロの娼妓として客前に出るまで入郭後ある程度の教育期間が必要だったことの反映との見方ができる。一方、22歳に比べ、20歳・21歳が少ないのは、同様の理由によるものか、既にこの時点で中村遊廓の若年層による発展にかげりが現れ出したことの反映なのかは、前後の年代の資料がないためはっきりしない。 中村遊廓成立当時は既に、芸娼妓解放令が出されて久しかったが、内規などで娼妓たちは大門から外への自由な外出ができなかった。外出ができないため、必要な物品は、娼家経営者経由で買わざるを得なかった。その一方で、太平洋戦争の戦後の一時期をのぞいて、白飯での食事が保証され、それだけで貧しい育ちの娘たちを集めることができたという。
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「娼妓」の例文・使い方・用例・文例
- 情死は娼妓間にありがちだ
- 情死は娼妓間に多い
- 心中は娼妓間に往々ある
- 芸者や娼妓を抱えて置く,置き屋という商売
- 芸者や娼妓を抱えて置く,置き屋という商売の家
- 芸娼妓を呼んで遊ぶときの代金
- 芸者や娼妓をよんで遊ぶための代金
- 抱えの芸娼妓
- 娼妓の容姿
- 芸娼妓になること
- 芸娼妓が客席に出た時間をはかる線香の台
- 娼妓の群れ
- 芸妓と娼妓を兼ねること
- 娼家の屋号にちなむ名を持つ娼妓
- 屋号にちなんだ娼妓の名
- 同じ芸者や娼妓を,二度目にきたときにまた呼ぶこと
- 芸娼妓などを抱える主人
- 芸妓と娼妓
- 引き祝いという,芸娼妓が身請けされて廃業するのを披露する祝い
- 置屋がかかえている芸娼妓
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