やんとは? わかりやすく解説

やん

方言共通語・該当漢字語意解説または【使用例
やん でしょう 【~する…】

やん

大阪弁 訳語 解説
やん じゃないの)、
だよね、でしょ(う)
次々項「やんか」の「か」を除いたもの。名詞形容動詞などにつく。反語形の確認非難発見励まし、残念の表現で、親しげで軽い呼びかけとして用い相手軽くたしなめる。「やがな」に同じ。年寄りはいつも早起きやん、みんながやめよう言うてた理由はそれやん、このお湯温泉やん、今からでもまだ大丈夫やん、これでもう9連敗やん。疑問文の、あれ生駒山やん? は、あれ生駒山だよね? の意味。私て○○やん?という言い方もするのだが、特に相手質問をしているわけではないので、自分の事なのにこっちに聞かれても知らんわ!と気を害さないように。語尾には「なあ」などがつく。東京での「じゃん」「なくない?」に相当。


やん

大阪弁 訳語 解説
やん じゃないの)、
よね、でしょ(う)
次々項「やんか」の「か」を除いたもの。動詞形容詞などにつく。「がな」に同じ。反語形の確認非難発見励まし、残念の表現で、相手軽くたしなめる。すぐしますやん、そんなんあかんやん、もうええやん、おまえさっきでける言うたやん、この温泉いけるやん、今からでもまだ間に合うやん、これでもう勝ち目うなったやん。尻上がり調による疑問文の、夏はどこ行っても暑いやん? は、夏はどこへ行っても暑いよね? の意味になる。語尾には「なあ」などがつき、あんたもさっきの爆発見たやんなあ、は周知の意味合い含め見たよね、の意味になる。東京での「じゃん」「なくない?」に相当。


やん

大阪弁 訳語 解説
やん さん 「さん」の転。「あにやん」「おじやんおっじゃん)」「谷やん」と、「さん」がイ列音の後に続く場合にのみ「やん」になっていたが、「ちょぼやん」「かまやん」と、他の母音の後にも付くようになったその場合は「はん」よりくだけた言い方となる。大阪での言い方


やん

大阪弁 訳語 解説
やん (ちゃん) 「さん」の転。上項の転意で、2音に略され苗字や名前の後に付いて親しみ込めた愛称を表す。谷やん、木ぃやん、はっしゃん、など。目上の人に愛称で呼ぶときはさらに「さん」を付け足して、谷やんさん、などとなる。「ちゃん」とは異なり赤子子供、親、可愛い女の子小柄な人などには使えず頼りがいのある、ひょうきん面白い、怒った泣いたりしない気さく声を掛けやすい、人に対して使う場合が多い。浜田さん?あいつはハマヤンいう柄ちゃうなあ。こっちゃはこの横丁交番うろうろして池やん言いまんねん


([動・可能]~でき)やん、([動・可能]~でき)やな

できない(なぁ)
例「食べやん」=「食べられない
例「めえやな」=「見えない

~やん

方言味・解
~やん助詞)①~でしょ。〔同意求める意〕 ②~だ。〔強調〕→「~っちゃん」

やん

  1. 娼妓。〔第二類 人物風俗
  2. 娼妓を云ふ。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方
やん

やん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 01:48 UTC 版)

美濃弁」の記事における「やん」の解説

接尾】…じゃないか。…じゃん。「食べたいって言っとったやん」(食べたいって言ってじゃないか

※この「やん」の解説は、「美濃弁」の解説の一部です。
「やん」を含む「美濃弁」の記事については、「美濃弁」の概要を参照ください。


やん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 17:05 UTC 版)

敬称」の記事における「やん」の解説

関西地方での男女用いる。(例、おちょやんパーやん(藤子不二雄マンガキャラ「パーマン」の仲間)。

※この「やん」の解説は、「敬称」の解説の一部です。
「やん」を含む「敬称」の記事については、「敬称」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「やん」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

やん

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 01:59 UTC 版)

助詞

関西四国九州北部などで)~じゃん
 語源:「やんか」の略。

助動詞

(主に和歌山県三重県奈良県)(一段活用カ行変格活用サ行変格活用動詞の後について)~ない
 語源:「へん」と同じく、「~はせぬ」の転。

関連語

  • へん
  • ひん

「やん」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「やん」の関連用語

やんのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



やんのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
四日市市四郷地区方言四日市市四郷地区方言
Copyright (C) 2024 四日市市四郷地区ふるさと方言録 All rights reserved.
全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会
Copyright (C) 2000-2024 全国大阪弁普及協会 All Rights Reserved.
和歌山弁Explorer和歌山弁Explorer
Copyright (C) 2024 和歌山弁Explorer All rights reserved.
博多弁推進会博多弁推進会
©1999-2024 博多弁推進会
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの美濃弁 (改訂履歴)、敬称 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのやん (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS