やろうとは?

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や‐ろう〔‐らう〕

連語《「やらん」の音変化体言活用語連体形一部副詞助詞などに付く。

推量、または疑問を含んだ推量を表す。…(の)だろう。…(の)だろうか

上の鳥が棲(す)む—花が散り候」〈閑吟集

わが恋は遂ぎようず—」〈虎明狂・石神

副助詞的に用いて不確かなこと、あるいは、遠まわしにいう意を表す。…とか。

後小松院—は、力が強うて」〈史記抄秦始皇本紀

(「…やろう…やろう」の形で)どちらとも決めがたい二つ上の事柄列挙する意を表す。

「多い—、少ない—をば知り候はず」〈平家・五〉

[補説] 「やらん」から「やら」に至る過渡的な形。室町時代には、「やら」と並んで盛んに用いられた。


や‐ろう【夜漏】

夜の時刻をはかる水時計。転じて、夜の時刻

「ここに—三更にして、声聞こゆ」〈三八二四・左注


やろう〔ヤラウ〕【夜郎】

中国漢代に、西南地方現在の貴州省西境にいた異民族西南夷の一。武帝平定されて漢の郡県編入された。


や‐ろう【薬籠】

やくろう(薬籠)」に同じ。

碾(ひ)き茶を入れる小箱。〈日葡


や‐ろう〔‐ラウ〕【野老】


や‐ろう〔‐ラウ〕【野郎】

男性ののしりさげすんでいう語。「あの野郎、ふとい奴だ」「ばかな野郎だ」

前髪をそり落とし若い男

さてさて利口な—ぢゃな」〈浄・丹波与作

野郎歌舞伎役者

歌舞伎といふ事法度になり、太夫子残らず前髪おろして—になりし時は」〈浮・男大鑑・五〉

野郎頭」の略。

野郎帽子」の略。

男色を売る者。かげま。

大坂逗留中に一日は—もよしや」〈浮・一代男・五〉


やろう やらう

(「やらん」の変化したもの体言活用語連体形のほか、一部副詞助詞などにも付く。

① (助動詞的に) 推量の意、疑問の意を表わす。…であろう。…であろうか。

平家13C前)五「おほいやらうすくないやらうをばしり候はず」

歌謡閑吟集(1518)「上林鳥がすむやらう、花がちり候」

② (副助詞的に用いる) 不定の意、不確かな意を表わす。…であるとか。…とか。

百丈清規抄(1462)二「左伝やらうにあるぞ」

[語誌]「にやあらん」を出自とする「やらん」の変化したもの。「やら」に至る過渡的な形であるが、室町時代には、「やら」と並んで盛んに用いられた。→やら


やろ‐・う

断定の助動詞「じゃ」の変化した「や」の未然形「やろ」に推量の助動詞「う」のついたもの) …であろう。→助動詞「や」。

滑稽本・穴さがし心の内そと(1863‐65頃)初「それを又づらしてやったら、えらう怒り升やろうナ」


や‐ろう【夜漏】

〔名〕 (「漏」は漏刻の意) 夜の時刻をはかる水時計また、夜の時刻

懐風藻751秋夜山池境部王〉「忘帰待明月、何憂夜漏深」〔周礼注‐春官鶏人


やろう ヤラウ 【夜郎】

1

[一] 中国貴州省北部に置かれた県名漢代には現在の桐梓(どうしん)県、唐代には石阡(せきせん)県の地。

[二] 中国湖南省西部、沅陵県のあたりにあった地名

2 〔名〕 中国漢代に、西南部に居住した非漢民族一種武帝平定されて、漢の郡県編入された。


や‐ろう【薬籠・野籠】

〔名〕

① =やくろう(薬籠)①〔文明本節用集室町中)〕

を入れて携帯する、印籠に似た形の器。堆朱堆黒などで装飾した。昔は火器なども入れた。やくろう

随筆貞丈雑記(1784頃)八「薬籠(ヤロウ)と云物有印籠の如くにて丸き重箱也唐上にてを入る物也」

挽茶を入れる、一種の壺。〔日葡辞書(1603‐04)〕

④ 腰にさげるタバコ入れ。〔物類称呼(1775)〕

(5)やろうぶた薬籠蓋)」の略。

随筆本朝世事談綺正誤(1819)「印籠〈略〉器物のふかく打おほふをやろうと云」


や‐ろう ‥ラウ 【野老】

〔名〕

田舎老人。いなかおやじ。村翁また、老人自分へりくだっていう

性霊集‐六(835頃)於大紫震両殿請百僧願文「野老不帝力、家嬰悉飽王乳

正法眼蔵123153行持下「いまは田夫農夫、野老村童までも」〔宋史司馬光伝〕

植物おにどころ鬼野老)」の異名。〔元和下学集(1617)〕


や‐ろう ‥ラウ 【野郎】

〔名〕

若い男。特に前髪剃り落とし一人前になった若者

浮世草子懐硯(1687)一「十二三の治郎(ヤラウ)に紙子広袖鈍子の衣裏はさなから脇指袋をときて掛たるやうなり」

② 男をののしっていう語。また、動物などを人に見立ててそれをののしっていう語。→このやろう

咄本・笑長者(1780)碁将棊「あのやろうにまけては、おれも若いものがたたねヱから」

前髪を剃った歌舞伎俳優野郎歌舞伎役者

仮名草子都風俗鑑(1681)序「名とりの野郎(ヤラウ)に心をうつすもあり」

男色を売る者。かげま。

仮名草子よだれかけ(1665)六「販ぎ若衆しろうるりといふ名は御所がたよりいで、洛川といふは所化がたよりいでやらうといふは町がたよりいひ出したる異名にぞ侍る

(5)やろうあたま野郎頭)」の略。

浮世草子男色大鑑(1687)五「太夫子残らず前髪おろして、野郎(ヤラウ)になりし時は、ひらかぬ花の散るここちして」

(6)やろうぼうし野郎帽子)」の略。

藤十郎の恋1919)〈菊池寛〉四「虎膚天鵞絨(とらふビロウド)の羽織に、紫の野良帽子(ヤラウ)をいただいた風情は、宛ら女の如く艷めかしい


やろう

ラ行五段活用動詞「やる」の未然形である「やろ」に、推量意志勧誘助動詞「う」が付いた形。


遣ろう

読み方:やろう

ラ行五段活用動詞遣る」の未然形である「遣ろ」に、推量意志勧誘助動詞「う」が付いた形。

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やらう

読み方:やろう

  1. 前掲「や」(※「や」)同意。〔第六類 器具食物

薬篭

読み方:やろう

  1. 腰にさぐる煙草入れのこと。越後方言

分類 越後

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やろう

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 19:47 UTC 版)

名詞

やろう

  1. 「やらん」参照

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