やんか・やん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:53 UTC 版)
反語的な断定や主張を表す。「やんか」は明治後期・大正頃に大阪の若い女性層から広まった表現で、「やないか」の転とする説と「や」+「んか」とする説がある。地域・個人によっては「け」を用いた「やんけ」や、強めた言い方「やんかいな」「やんかいさ」なども。「やん」は「やんか」の省略で、戦後に若い女性層を中心に広まった。関東の新方言「じゃん」とは、敬体に接続が可能なこと(例:ほんまですやん)や「だろ?」に近い用法(例:まさか・・・嘘やん?!)、語尾を下降させる婉曲な伝達表現(例:今度私東京行くんやん↓・やんかぁ↓)などの違いがある。「やんな」では「だよな・だよね」を表す(例:ほんまやんな)。また「ねん・てん」に「やんか」を接続させる場合、「ねんか・てんか」と省略することがある(例:ほんまやねんか、行ってきてんか)。
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