冊封使

デジタル大辞泉

さくほう‐し【冊封使】

読み方：さくほうし

中国で、冊封のために天子の任命書を持って近隣の国へ行く使者。

難読語辞典

冊封使

読み方：サクホウシ（ｓａｋｕｈｏｕｓｈｉ），　サッポウシ（ｓａｐｐｏｕｓｈｉ）

中国で天子の勅を奉じて近隣の属国に使いとして行き、その国王に封爵を授ける使節

歴史民俗用語辞典

冊封使

読み方：サクホウシ（ｓａｋｕｈｏｕｓｈｉ）

中国でその朝貢国の国王に封ずる詔勅を持参する使。

琉球舞踊用語集

冊封使（サッポウシ）

琉球国王の即位にあたり、中国皇帝からの勅書や王冠をたずさえた使者のこと。中国から冊封使として来たのは、武寧９年（1404年）が最初で、尚泰王の慶応２年（1866年）の最後まで22回来琉した。

沖縄大百科

冊封使

読み方：さっぽうし

冊封とは中国の皇帝が臣下の国の国王を任命することで詔勅(しょうちょく)を携えてやって来る使者を冊封使と称した。また冊封使は新国王に授ける王冠も携えて来ることから、冊封使が乗って来る船を御冠船(ウクヮンシン)といった。1404年から1866年の間に24回の冊封が行われた。一度に数百人が渡来し、滞在期間は4か月から8か月にも及んだという。冊封使が渡来すると、琉球王府では冊封使をもてなすために豪華な遊宴を催した。

ウィキペディア

冊封使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/13 10:14 UTC 版)

冊封使（さくほうし、さっぽうし）とは、中国王朝の皇帝が付庸国の国王に爵号を授けるために派遣する使節をいう。