新章文子(しんしょう・ふみこ)
1922年(大11)、京都市生まれ。
1948年(昭23)、童話集「子りすちゃんとあかいてぶくろ」を刊行。
1959年(昭34)、「危険な関係」で第5回江戸川乱歩賞受賞。同時に1959年(昭34)に第42回直木賞候補となる。
1961年(昭36)に「宝石」に発表した「名も知らぬ夫」は日本探偵作家クラブの「1962 推理小説ベスト20」に収録される。
1962年(昭37)に「宝石」に発表した「少女と血」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1963年版」に収録される。
1963年(昭38)に「宝石」に発表した「年下の亭主」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1964年版」に収録される。
1964年(昭39)に「小説新潮」に発表した「不安の庭」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1965年版」に収録される。
1965年(昭40)に「小説新潮」に発表した「眼には眼を」は日本推理作家協会の「推理小説ベスト24 1966年版」に収録される。
1971年(昭46)、「四柱推命入門」を刊行し、ベストセラーとなる。
1987年(昭62)に「小説新潮」に発表した「うたかた抄」は日本文藝家協会の「現代の小説 1988」に収録される。
新章文子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 04:21 UTC 版)
新章 文子 (しんしょう ふみこ) |
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誕生 | 1922年1月6日![]() |
死没 | 2015年10月14日(93歳没) |
職業 | 小説家 推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | ![]() |
ジャンル | 推理小説 |
主な受賞歴 | 江戸川乱歩賞(1959年) |
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新章 文子(しんしょう ふみこ、1922年1月6日[1] -2015年10月14日[2])は、日本の小説家。
人物・来歴
京都府生まれ[1]。本名・中島光子[3]。京都府立第一高等女学校卒業[1]。1939年、宝塚音楽舞踊学校(現・宝塚音楽学校)に入学して、1941年に「京千鈴」の芸名で宝塚歌劇団に入団して初舞台を踏む。宝塚歌劇団29期生。同期生に淡島千景、久慈あさみ、南悠子らがいる。
1944年に宝塚歌劇団を退団して京都市役所に勤務する。1948年、本名名義で童話集『子りすちゃんとあかいてぶくろ』を刊行する。1959年『危険な関係』で第5回江戸川乱歩賞を受賞し、第42回直木三十五賞候補に挙がる。なお同作は初めて直木賞候補となった江戸川乱歩賞受賞作である。以後作家生活に入り、一時は占いの本などを出した。 老衰のため93歳で死去。
著書
中島光子名義
- こりすちゃんとあかいてぶくろ 中島光子 著,藤井千秋 絵 大翠書院 1948
- 面白童話 : おもしろくてためになる 一二年生 中島光子 著 聖光社 1951
- フォスター : 民衆の音楽家 中島光子 著,古賀亜十夫 絵 ポプラ社 1953 (偉人伝文庫)
新章文子名義
- 『危険な関係』講談社 1959 のち文庫
- 『バック・ミラー』桃源社 1960
- 『朝はもう来ない』講談社 1961
- 『こわい女』桃源社 1961
- 『青子の周囲』東都書房 1961
- 『沈黙の家 性倒錯殺人事件』新潮社(ポケット・ライブラリ)1962
- 『嫉ける』講談社(ロマン・ブックス)1962
- 『女の顔』文藝春秋新社(ポケット文春)1962 のち講談社文庫
- 『狂った海』東方社 1964
- 『四柱推命入門 生年月日時が証すあなたの運命』青春出版社(プレイブックス)1971
- 『新章文子の推理占い』東都書房 1972
- 『パリの罠』毎日新聞社(マイニチミステリーブックス)1972
脚注
- ^ a b c 新章文子(しんしょう ふみこ)とは - コトバンク
- ^ 『文藝家協会ニュース』2015年12月
- ^ 新章文子-直木賞候補作家-42SF
関連項目
固有名詞の分類
- 新章文子のページへのリンク