新章文子とは? わかりやすく解説

新章文子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 04:21 UTC 版)

新章 文子
(しんしょう ふみこ)
誕生 1922年1月6日
京都府
死没 (2015-10-14) 2015年10月14日(93歳没)
職業 小説家
推理作家
言語 日本語
国籍 日本
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 江戸川乱歩賞(1959年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

新章 文子(しんしょう ふみこ、1922年1月6日[1] -2015年10月14日[2])は、日本の小説家

人物・来歴

京都府生まれ[1]。本名・中島光子[3]京都府立第一高等女学校卒業[1]1939年、宝塚音楽舞踊学校(現・宝塚音楽学校)に入学して、1941年に「京千鈴」の芸名で宝塚歌劇団に入団して初舞台を踏む。宝塚歌劇団29期生。同期生に淡島千景久慈あさみ南悠子らがいる。

1944年に宝塚歌劇団を退団して京都市役所に勤務する。1948年、本名名義で童話集『子りすちゃんとあかいてぶくろ』を刊行する。1959年『危険な関係』で第5回江戸川乱歩賞を受賞し、第42回直木三十五賞候補に挙がる。なお同作は初めて直木賞候補となった江戸川乱歩賞受賞作である。以後作家生活に入り、一時は占いの本などを出した。 老衰のため93歳で死去。

著書

中島光子名義

  • こりすちゃんとあかいてぶくろ 中島光子 著,藤井千秋 絵 大翠書院 1948
  • 面白童話 : おもしろくてためになる 一二年生 中島光子 著 聖光社 1951
  • フォスター : 民衆の音楽家 中島光子 著,古賀亜十夫 絵 ポプラ社 1953 (偉人伝文庫)

新章文子名義

  • 『危険な関係』講談社 1959 のち文庫
  • 『バック・ミラー』桃源社 1960
  • 『朝はもう来ない』講談社 1961
  • 『こわい女』桃源社 1961
  • 『青子の周囲』東都書房 1961
  • 『沈黙の家 性倒錯殺人事件』新潮社(ポケット・ライブラリ)1962
  • 『嫉ける』講談社(ロマン・ブックス)1962
  • 『女の顔』文藝春秋新社(ポケット文春)1962 のち講談社文庫
  • 『狂った海』東方社 1964
  • 四柱推命入門 生年月日時が証すあなたの運命』青春出版社(プレイブックス)1971
  • 『新章文子の推理占い』東都書房 1972
  • 『パリの罠』毎日新聞社(マイニチミステリーブックス)1972

脚注

  1. ^ a b c 新章文子(しんしょう ふみこ)とは - コトバンク
  2. ^ 『文藝家協会ニュース』2015年12月
  3. ^ 新章文子-直木賞候補作家-42SF

関連項目




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新章文子」の関連用語

新章文子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新章文子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
探偵小説専門誌「幻影城」と日本の探偵作家たち探偵小説専門誌「幻影城」と日本の探偵作家たち
この記事は「探偵小説専門誌「幻影城」と日本の探偵作家たち」の記事を転載しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの新章文子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS