てぶくろとは? わかりやすく解説

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て‐ぶくろ【手袋】

読み方:てぶくろ

毛糸、または皮・布・ゴムなどで作り、手にはめる袋状のもの。防寒保護装飾などのために用いる。《 冬》「—とるや指輪の石のうすぐもり/しづの女」

「手袋」に似た言葉

てぶくろ

作者岸田今日子

収載図書子供にしてあげたお話してあげなかったお話
出版社大和書房
刊行年月1994.12


てぶくろ

作者松浦茂

収載図書文の一輪挿し松浦茂短編集
出版社朱鳥
刊行年月1999.5


てぶくろ

作者八木紀生

収載図書復讐の牙
出版社健友館
刊行年月2002.8


手袋(てぶくろ)

フライトグローブ参照

てぶくろ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 02:50 UTC 版)

てぶくろウクライナ語Рукавичка) は、ウクライナ民話

エウゲーニー・ラチョフ挿絵を描いた絵本が広く知られている。

てぶくろのキャラクターが登場するウクライナの切手(2001年)コンスタン・ラヴラ英語版

あらすじ

雪が降る森の中で、とあるおじいさんが片方の手袋を落としてしまう。その手袋の中に、ネズミがやってきて「あたたかくて気持ちいい」と入り、住み込んだ。これがきっかけとなり、カエルウサギキツネクマなど、あらゆる動物が手袋の中に次々とはいっていったため、手袋はぎゅうぎゅう詰めとなった。しまいには破けそうになったが、そこへ、手袋の持ち主であるおじいさんが、手袋を探しに戻ってくる。そのため、手袋の中にいた動物たちは、慌てて逃げ出した[1]

民話について

家の代わりになるものへ動物が次々に集まってきて住みつくという民話は、東スラブの国々に多くある[2]アレクサンドル・アファナーシェフの『ロシア民話集』にも、「蝿の御殿」「つぼ」などの類話がある[2]

類話の共通点として、動物のあだ名が面白いこと、動物が小さなものから順に現れて、クライマックスへ向けて増えていく累積型の民話であること、現実には不可能な小さなものの中に動物たちが入っていくこと、新しい動物の登場のたびに名乗りあい、これまで登場した動物の名前が繰り返されること、最後にやってきた者によってすべてが台なしになることが挙げられる[2]

絵本について

日本ではラチョフの挿絵による絵本(福音館書店版 1965年刊行)で知られる[3]が、ラチョフの挿絵には1951年に当時のソビエト連邦で刊行された時のもののほか、1978年に民話集『麦の穂』に収録された際に描き直された新しいものがある[4]

元々子ども向けのものではない口承文学だった民話を、ウクライナ語からロシア語に訳したのは、子どものための詩を多く書いたロシアの詩人エレナ・ブラギニーナロシア語版である[5]

書誌情報

和書

このほか、ベネッセコーポレーションの通信教育講座であるこどもちゃれんじの付録として会員に配布された『クリスマスおやこえほん』(2014年11月1日、非売品)に、『ふかふかてぶくろ』(本田カヨ子 再話、いもとようこ 絵)として収録されているものがある[6]

洋書

  • Jan Brett (1989). The mitten : a Ukrainian folktale. G.P. Putnam's Sons Books for Young Readers. ISBN 0-399-21920-X 

中国書

  • 拉乔夫, 叶夫格尼·M 著、任溶溶 訳『手套:乌克兰民间故事』二十一世紀出版社〈蒲蒲兰绘本馆〉、2019年9月。 ISBN 978-7-5391-7077-0 

関連項目

脚注

  1. ^ てぶくろ”. www.library.pref.tottori.jp. 2020年10月31日閲覧。
  2. ^ a b c 田中 2004, pp. 54–55
  3. ^ 松居直「『てぶくろ』の編集者として」『カスチョール』第14号、「カスチョール」編集部、1997年10月、29-30頁。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4426390/16
  4. ^ ロシア絵本・E・ラチョフ「てぶくろ」(ウクライナ民話)”. ロシアの絵本 карандаш(カランダーシ). 2020年11月5日閲覧。
  5. ^ 田中 2004, p. 56
  6. ^ こどもちゃれんじ クリスマス絵本”. ラクマ. 2021年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月5日閲覧。

参考文献

  • 田中友子「E.ラチョーフ描くふたつの「てぶくろ」をめぐって」『カスチョール』第21号、「カスチョール」編集部、2004年3月、54-71頁、 CRID 1570573085845808768 



てぶくろ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 00:26 UTC 版)

名詞

てぶくろ

  1. 防寒保護作業などのために手に嵌める状のもの。

発音(?)

関連語

翻訳



「てぶくろ」の例文・使い方・用例・文例

  • てぶくろ
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