黄昏の名探偵
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『黄昏の名探偵』(たそがれのめいたんてい)は、栗本薫の短編小説集。
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概要
5編の作品を収録した短編集。いずれも本短編集のための書き下ろしであり、2003年10月に徳間書店から単行本として発行された。のち、2007年3月に徳間文庫から発行された。
収録作品はいずれも、執筆活動と同時にミュージカルを中心とする舞台制作活動も行ってきた作者が、自らミュージカル用に作曲した曲の中から5曲をピックアップし、それを元イメージとして小説化したものである。
巻末には「Making of 黄昏の名探偵」と題されたあとがきが収録されており、それぞれの作品の誕生した経緯について詳細に語っている。
収録作品のうち、「あの夏―Morning Light」は、「矢代俊一」シリーズに含まれる作品である。
書誌
- 徳間書店(単行本)版:2003年10月31日発行 / ISBN 4-19-861747-3
- 徳間文庫版:2005年4月25日発行 / ISBN 978-4-19-892570-3
収録作品
- 紅椿
- あの夏―Morning Light
- 黄昏の名探偵―望郷編
- タンゴ・トリステサ
- 薔薇廃園―亡き王女のためのパヴァーヌ―
CD
本短編集の刊行に先立ち、作者の作曲した舞台用楽曲のうち14曲を収録した同タイトルの自主制作CDが発売されている。この中には、本短編集の5作品それぞれのイメージの元となった楽曲も含まれている。
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