究極超人あ〜る
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『究極超人あ〜る』(きゅうきょくちょうじんあーる)は、ゆうきまさみによる日本の漫画、またそれを原作としたOVA。第19回星雲賞マンガ部門受賞。2012年11月時点で累計発行部数は430万部を記録している[1]。
注釈
- ^ 電子書籍版の『月刊!スピリッツ』11月号に限り前後編ともに掲載された[5]
- ^ サトウのごはんを買って来いと命令するが「1988年発売なのでまだ売っていない」とツッコミが入る、日本では1990年代以降に普及するバンジージャンプでR・田中一郎が遊んでいるなど。「コウガマン3D」では、ユナイテッドシネマとしまえんや練馬区役所本庁舎といった連載終了後に完成した建物も登場する。
- ^ 2009年、同好会からの部への再昇格の際に写真部と改称。
- ^ 島本和彦の『炎の転校生』OVAに登場する島本(ボクシング解説者の学生)と同じデザインのキャラクター。
- ^ 審判・島本を出した代わりに、西園寺まりいが『燃えるV』に登場。本作内でも西園寺まりいが『燃えるV』に登場していたことを触れる場面がある。
- ^ OVA版では天野小夜子役を担当。
- ^ コミックス4巻『いよいよ春合宿の巻』最終ページの諌坂駅の駅名標より。
- ^ 生徒会との予算折衝の際、小夜子が「文化系クラブは経費がかかるのに、予選も勝ち抜けない野球部やサッカー部より予算が少ないのはおかしい」と指摘する場面や、猛暑日に明青学園が甲子園出場を決定した試合をラジオで聞きながら、浅野が「うちの運動部はこんな日は練習を休む」とぼやくと堀川が「だから勝てないのよ!」と返すやり取りが登場する。
- ^ 1930年代、写真を光画としてとらえる先端的な流派があった。雑誌『光画』の項目参照のこと
- ^ 掲載誌での連載初期は「束場(たわば)先輩」と表記されていたが、改めてひらがな表記に変更された。単行本第1巻初版ではすでに「たわば」で統一されている。
- ^ たわばの由来はとまとあきの本名の苗字と当時人気のあった『北斗の拳』での悲鳴を掛けたもの
- ^ 名前の頭文字Aは、モデルであるとまとあきの本名に由来すると考えられる(イメージアルバムのディレクターの欄参照)。
- ^ 配役が神谷明となったのは、作者が性格設定を「貧乏な面堂終太郎」としたためである。
- ^ 。「基本はトライX、これを4号紙か5号紙で焼いてこそ味が出る」と鳥坂は述べているが、トライXは所定の感度通りにD-76処理を行った場合、やや硬調に仕上がる傾向がある。また、印画紙は号数が上がるほど硬調になり、標準としては2号紙や3号紙が用いられることが多い。鳥坂の説明どおりにすると、それの良し悪しは別問題として、非常にハイコントラストな写真に仕上がってしまう。ただしトライXとD-76処理は世界標準とも言え、椎子の言う「基本はネオパンSS」は日本でしか通用しない。また、ネオパンをフジドール/スーパープロドール処理した場合、軟調になる特性を持っている
- ^ この件についてゆうきまさみが2010年9月9日にtwitterでフォロワーの質問を受けて「実は考えたこともありませんでした。『パトレイバー』の劇場版1のエンドクレジットに出てくる「鳥坂司」が鳥坂のモデルなんですが、そもそも「とさか」という苗字が「つかさ」の変形もじりなので名前は司でもいいです」というツイートを行っている。
- ^ 名前の頭のRは『鋼鉄都市』などに登場するアンドロイドR・ダニール・オリヴォーに代表される、アイザック・アシモフのSF小説においてロボットを意味するRが元ネタ(『月刊OUT』1987年10月号、34頁)
- ^ 配役の塩沢兼人は、Rの冷徹な状態から間の抜けた状態を逆算して決定したという。
- ^ 手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』のパロディ。アトムは交通事故で亡くなった天馬博士の愛息トビオに似せて作られたが、本物の人間との差がかえって博士の心をかき乱すことになり、サーカスへ売られてしまう。
- ^ 例示のギャグは代表作『ねじ式』より
- ^ 甘酒には2通りの製法があり、酒粕を使用したものと、米と米麹を使用したものがある。どちらの製法でも程度の差はあれアルコールをわずかに含む。「甘酒#製法」を参照。
- ^ なのかは実のところ不明。不調が長期化すると成原に修理に出される。
- ^ ベースはブリヂストンサイクルのロードマンと一部では言われているが、漫画版では数種類登場している。
- ^ 修学旅行の際、新幹線に乗って出発する同級生たちをホームから撮影しながら見送った後、高速道路を通って京都駅に先回りしていた(本人曰く「有無を言わせず通過した」とのことなので料金は払っていない模様)。鰯水と二人乗りした際は、そのあまりのスピードに鰯水が失神した。
- ^ 元ネタは「鉄人28号(実写版)」第1話。
- ^ 没ネタとして、うつろな目をした美少年(ゆうき曰く「風と木の詩にでてきそうな」)の弟キャラ、アール・ヌーボー(名前の由来はリンクを参照)がいた(『月刊OUT』1987年10月号、36頁)。
- ^ 『エイリアン』シリーズのハガーなど
- ^ 下駄箱にクレアラシルを入れられていたことがある。
- ^ 新設した写真部の部員になり、新しい機材を買い揃わさせた時点で光画部時代の機材を目立つ所に処分して退部。光画部に戻った瞬間、処分した機材の場所をわざらしく伝えさせて光画部の機材の回収に成功させた。西園寺曰く「女ペテン師」。
- ^ 翌年以降も慣例化された。
- ^ 事故といっても大したものではなく、徐行運転の車に引っかけられて膝をすりむいた程度のもの。
- ^ 思考的には鳥坂より手堅い傾向。
- ^ 肉体に戻ってからも磁気治療器代わりにくっついている。
- ^ 110フィルムはフォーマットが小さいため大伸ばしに耐えられず、写真での作品作りに通常は不向きであり、兵頭の非常識さが窺える。
- ^ OVAでは飯田線スタンプラリーの企画会社が西園寺トラベルであり、それに対し本人が「おうちの会社」と返している。また、続編では父親におねだりして、10万円以上のカメラ購入資金を得ているが、その際に「お父様」と呼んでいる、家の物置から6×9cm判カメラが眠っていたなど、富裕家庭を想定させる描写は多い
- ^ ゆうきまさみによると「高田明美の声の影響でえりかが幼くなった」とのこと。
- ^ 内容は不明。
- ^ 前述の110フィルムなら、まだ補助器具を使えば35ミリフィルム用の引き伸ばし機を使えるが、6×9cm判フィルムだと大きすぎて規格が合わない。不許可とされ、鳥坂から予備のカメラを借りている。
- ^ コミックス10巻64ページの光画部員名簿より。これによると武のあと長短の二本線が見えており、人名漢字で該当する字は「士」のみである
- ^ 『キングコング対ゴジラ』や『フランケンシュタイン対地底怪獣』の海外公開版に大ダコとの格闘シーンがある。
- ^ 決めの1票はR自身がさんごに入れた無効票。
- ^ 本来近視の場合、読書時のように手元を見る際は逆に眼鏡が必要ない。手元を見るのに苦労するのは遠視・老視。
- ^ 鴨池によると、過去の春風高校でも同様の状況が存在しており(この時も後述する信任制が取られていた)、それを聞いたまりいは高校の校風そのものを嘆いている。
- ^ 名前の由来は『愛と誠』の岩清水弘(初登場時、岩清水の口癖を口にしていた)。
- ^ Rに「島崎くんはいるかの曲芸?」という、「居るか」と「海豚」を引っ掛けた駄洒落を言われ、それをきっかけに土木研究会の部員で練習したため。
- ^ 本来生徒会長は立候補者の選挙によって決定するが、この年は候補者が一切いないため生徒会による指名、信任投票で決定する。
- ^ 名前の由来は超常現象研究家の新倉イワオと中岡俊哉を捩ったものである。
- ^ 名前の由来は中判・大判カメラブランドの、マミヤとゼンザブロニカないしそれぞれの創業者間宮精一と吉野善三郎から。
- ^ 作品に登場したのはリメイク版。
- ^ 「究極博士なりはら」
- ^ 免疫が出来てそのうち登場を読まれるようになる。
- ^ 「まのちゃん」とはゆうきがアシスタントをしていた新谷かおるの娘・新谷摩乃(掲載当時11歳、のちに女優となった)のこと。初版単行本巻末では新谷の写真が掲載され「人の娘を勝手に出すんじゃない」というお叱りの言葉も掲載している。ちなみに新谷の代表作『エリア88』の最終巻エンドロールにはゆうきの名もある。
- ^ ドラマCD自体は原作者のゆうき監修ではあるが、漫画本編での設定ではないのでOBには加えない。
- ^ これは『鉄腕アトム』の天馬飛男とアトムとの関係のパロディ(『月刊OUT』1987年10月号、36頁)
- ^ 名前はRのモデルの成原(ナリゲン)の本名にちなむ。
- ^ 名前の由来はデザインの一種「アール・デコ」。「アール・デコ」という自称を聞いた成原博士が言った「R・高峰秀子」とそれを受けた彼女の台詞の『カルメン故郷に帰る』は、女優高峰秀子の愛称が「デコ」であることと、その代表作に引っかけたギャグである。
- ^ その通報をしていたのは他ならぬ成原博士本人である。
- ^ 実際の寝たきり患者は自身で寝返りを打てないため、看護者・介護者が定期的に体位変換しないと褥瘡(いわゆる「床ずれ」)を起こす。
- ^ 「ガマ」という先輩を始め、音信不通になっている人も多い。なお、ガマは「南極に写真を撮りに行く」と言って以来、連絡が取れないらしい
- ^ 9月25日発売の『優&魅衣』まで約2か月リリースが開いていた
- ^ そのためOVAでは劇中において、1987年度入学の光画部部員が様々な理由で光画部撮影旅行に欠席すると小夜子が語っている。
- ^ ゆうきが若い頃に出入りしてビデオ機器などを自由に使わせてもらっていた。また知吹には実父である春風亭柳昇の肖像権利用許可やイメージアルバムの特別ゲストの招聘などで仲介してもらう、イメージアルバムでは曲垣役を演じてもらうなど、『あ〜る』の制作に対しても協力をしてもらっていた。
- ^ 最初に序章、2曲目にオープニング相当の歌、A面の最後に漫画家の協力した曲、B面の最初はBGM風…
出典
- ^ “究極超人あ~る:25年ぶりに新作 5日発売の「スピリッツ」に掲載”. MANTANWEB. (2012年11月2日) 2022年3月19日閲覧。
- ^ “2012年11月2日のヘッドラインニュース”. Gigazine. (2012年11月2日) 2012年11月24日閲覧。
- ^ “東北支援プロジェクト・コミック『ヒーローズ・カムバック』寄付のご報告”. コミスン (2013年10月11日). 2015年9月26日閲覧。
- ^ “やぁ、『究極超人あ~る』復活じゃないですか。「週刊スピリッツ」42・43合併号(9月14日頃発売)に完全新作読切(前編)が掲載されるのであ~る!!”. コミスン (2015年9月11日). 2015年9月14日閲覧。
- ^ “あなたたちは堕落しています!プレミアム読切『究極超人あ~る-後編』掲載の「月刊!スピリッツ」11月号が出たぞ!!(電子版もあるよ!)”. コミスン (2015年9月26日). 2015年11月7日閲覧。
- ^ “「究極超人あ~る」31年ぶりの新刊発売、描き下ろしやグッズ含む完全版BOXも”. コミックナタリー (2018年4月23日). 2018年6月12日閲覧。
- ^ “ゆうきまさみ:画業40周年企画続々 展覧会、初の画集「究極超人あ~る」等身大R・田中一郎、光画部部室を再現”. MANTANWEB (2020年9月14日). 2020年9月14日閲覧。
- ^ “「究極超人あ〜る」バレンタインの思い出をグッズ化、飾って楽しめる記念品”. コミックナタリー (2016年2月9日). 2016年2月16日閲覧。
- ^ 「あ〜るらしい」との声もいくつかあがり、作者のゆうきもそのツイートをリツイートしている。
- ^ “figma R・田中一郎”. グッドスマイルカンパニー. 2017年6月1日閲覧。
- ^ a b c d 「究極超人あ〜るの世界」『月刊OUT』1987年10月号(第11巻第15号)みのり書房、昭和62年10月1日発行、33-39頁
- ^ 完全版BOX2収録『春高光画部 部誌』R制作秘話[ゆうきまさみ×とまとあき対談] より
- ^ a b 「究極超人あ〜るの世界」『月刊OUT』1987年10月号、35頁
- ^ a b 「究極超人あ〜るの世界」『月刊OUT』1987年10月号、37頁
- ^ 『月刊OUT』
- ^ 『究極戦隊コウガマン』の「究極の戦士よ永遠に」の巻
- ^ Twitterにて作者が言及 http://twitter.com/masyuuki/status/25621418064
- ^ ミニアルバム『究極超人あ〜る 真夏の一夜漬け』より
- ^ 「究極超人あ〜るの世界」『月刊OUT』1987年10月号、36頁
- ^ “「究極超人あ~る」ファンブック「春高光画部 部誌」の復刻版が全サに”. コミックナタリー (2018年12月12日). 2019年1月12日閲覧。
- ^ ワーナーパイオニアのフリーペーパー『月刊CAPSULE』1987年8月号より
- ^ 『究極超人あ〜る どらまSPECIAL』ライナーノーツより。
- ^ 「究極超人あ〜るの世界」『月刊OUT』1987年10月号、38頁
- ^ 朝日放送「探偵!ナイトスクープ」1995年3月24日放送
- ^ “アニメにちなんだ自転車イベント 田切-伊那市駅、80人が走破”. 信濃毎日新聞 2015年6月4日閲覧。
- ^ “無人駅に200名以上が集結!? 『究極超人あ〜る』聖地の盛り上がりが、どうにもとまらない”. 日刊サイゾー (2012年7月16日). 2012年11月24日閲覧。
- ^ “あんどろいど009は、2021年に延期となりました。”. 2021年2月17日閲覧。
究極超人あ〜る(1991年・制作)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:19 UTC 版)
「究極超人あ〜る」の記事における「究極超人あ〜る(1991年・制作)」の解説
原作終了後の光画部撮影旅行を描くオリジナルストーリー。作中で描かれている東海旅客鉄道(JR東海)の飯田線は、本作のファンの間では聖地となっており、特に田切駅や、下山村-伊那上郷間のΩ(オメガ)カーブでの、電車と競争(地元では主に学生の間で「下山ダッシュ」と呼ばれている行為)などは語り草にもなっている。
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「究極超人あ〜る(1991年・制作)」を含む「究極超人あ〜る」の記事については、「究極超人あ〜る」の概要を参照ください。
究極超人あ〜る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 07:58 UTC 版)
ゆうきまさみの漫画。登場人物の一人である鳥坂がしばしばこのジェスチャーをする。自信たっぷりな態度とともに行われることが多いが、必ずしも侮辱を意図したものとは言い切れず、本来の意味とは若干異なる。
※この「究極超人あ〜る」の解説は、「ファックサイン」の解説の一部です。
「究極超人あ〜る」を含む「ファックサイン」の記事については、「ファックサイン」の概要を参照ください。
究極超人あ〜る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 08:55 UTC 版)
「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」の記事における「究極超人あ〜る」の解説
R・田中一郎と鳥坂の2人は度々登場。特に鳥坂はモデルの関係から作者と共に作品取材の同行役としても登場するため出演頻度が高い(cf.究極超人あ〜る#作品概要)。成原博士が下記の後藤の張り込み時の容疑者として登場している。
※この「究極超人あ〜る」の解説は、「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」の解説の一部です。
「究極超人あ〜る」を含む「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」の記事については、「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」の概要を参照ください。
究極超人あ〜る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 19:18 UTC 版)
『あ〜る』第2話「類は友になる」では溶けている鳥坂に対してさんごが、 「鉄腕バーディーに出てくる不定形生物バチルスみたい」という台詞を述べている。また、番外編「幻の潮騒」と『あ〜る』の「海だぜっ」の巻では、スイカ割りでRが投げてしまった粉砕バットをバーディーが投げ返すシーンがリンクしている。
※この「究極超人あ〜る」の解説は、「鉄腕バーディー」の解説の一部です。
「究極超人あ〜る」を含む「鉄腕バーディー」の記事については、「鉄腕バーディー」の概要を参照ください。
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