天本英世
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天本 英世(あまもと ひでよ[1]、1926年〈大正15年〉1月2日[2][1] - 2003年〈平成15年〉3月23日[1])は、日本の俳優。「あまもと えいせい」の通称もある[2][3][4]。福岡県若松市(現:北九州市[2][1]若松区)出身。本籍は佐賀県鳥栖市[5]。身長180cm、体重65kg。
注釈
- ^ これはあくまで「作品のスタンス」であり、岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』では、日本の降伏に反発して鈴木貫太郎首相邸を襲撃する狂信的な軍人(横浜警備隊の佐々木武雄大尉)役を演じている。
- ^ 一方では、借家が雨漏りして住めなくなって困っていたところ、空き家になっていたクリーニング店の2階を無料で提供され、そこで寝泊りしていた。無料なので遠慮して、昼間で仕事の無い時は公園などで時間を潰していた。この住居には電話も引いていなかったため、仕事の依頼などは近くのあるファミリーレストランに取り次いでもらっていた。その関係もあって天本はそのファミリーレストランに頻繁に来店し、付近の住民にも親しまれていた、とする説もある[要出典]。
- ^ スペイン国内を周った後に、半月間にわたって南フランス→パリへと旅行したため、実際の旅行期間は7ヶ月半となった。なお、スペイン国内を周る中途においてモロッコ・ポルトガル・アンドラ公国へも足を運んでいる。
- ^ 1980年後半から1981年にかけての時期には、自身の著書『スペイン巡礼』発表の反響により、テレビ朝日『徹子の部屋』やNHK総合『ばらえてい テレビファソラシド』などのテレビ番組に出演し、フラメンコ・ギターの伴奏者やフラメンコの舞踊家を付けた編成でロルカの詩の朗誦を披露した。これらの出演に関しては『スペイン回想』における「テレビ出演あれこれ」という章にて詳細が記述されている。
- ^ 『星雲仮面マシンマン』の劇中においても、天本のスペイン渡航に話を合わせるような形で、本人が番組を休業する直前となる第17話にて、プロフェッサーKが自身の腹心である鉄人モンスをマシンマンとの戦闘で失ったことによる傷心を癒すために、日本を離れて南スペインの港町へ旅に出るという展開となった。天本は第33話において作中に復帰している。
- ^ ロルカがスペイン各地で採集した民謡に、不明部分の歌詞と旋律をロルカ自身が補作した上でピアノの伴奏用に編曲したもので、フィールドワークによりロルカは実際には何百曲という民謡を採集したと言われるものの、現在までにロルカ自身が採譜した形で楽譜として残されているのは13曲のみで、それらが「ロルカのスペイン古謡」や「13のスペイン古謡」などと総称されている[14]。天本は『スペイン回想』においても「「ロルカの13の民謡」とは……」という章でこれら13曲に関しての詳細な解説を行っている。
- ^ 日本では一般的に『セビーリャの子守歌』という曲名で表記されることが多いが、本作では“Nana de Sevilla”という原曲名を基に『セビージャの古いナナ(子守唄)』という曲名が用いられている。
- ^ 1992年のOA冒頭で、トイレから帰ってくるのに手間取り「遅刻」扱いになっている。
- ^ レギュラー時には、天本が最後に紹介されることが多く、いわゆる『オチ』に使われることが多かった。
- ^ 『平成教育委員会』の初代プロデューサー。
- ^ ノンクレジット。
- ^ クレジットには「天本英生」と表記されている。
- ^ 『仮面ライダー』の死神博士の映像を流用したもの。声は丸山詠二による吹き替え。
- ^ クレジットでは「関西系の男」と表示。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 仮面ライダー怪人大画報 2016, pp. 176–177, 「仮面ライダー スタッフ・キャスト人名録 2016年版」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 東宝特撮映画全史 1983, p. 527, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b 「本多猪四郎監督 長編インタビュー(3)」『海底軍艦/妖星ゴラス/宇宙大怪獣ドゴラ』東宝出版事業室〈東宝SF特撮映画シリーズ VOL.4〉、1985年8月1日、201、206頁。ISBN 4-924609-13-7。
- ^ a b c d e f g ゴジラ大百科 1993, p. 114, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ 長田渚左『フェロモンな男たち 長田渚左のトークフェスタ』アリアドネ企画、1995年、172頁。ISBN 4384022573。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 週刊現代2022年7月23日・30日号「脇役稼業」第13回・天本英世「天才、そして怪人」p25-32
- ^ 尾崎宏次『新劇の足音』東京創元社、1956年、196頁。
- ^ a b c 『タレント名鑑NO2』芸能春秋社、1964年、7頁。
- ^ 天本英世記念館をつくる会 /「天本英世とスペイン」
- ^ インタビュー第7回 昨日も明日もない。あるのは今日だけ。(考える高校生のためのサイト「マンモTV」) - ウェブアーカイブ(web.archive.org、2017年2月3日)
- ^ a b 「Pickup Interview 二瓶正也」『円谷プロSFドラマ大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK 別冊映画秘宝〉、2013年、52-53頁。ISBN 978-4-8003-0209-0。
- ^ 竹書房/イオン 編「奇優 天本英世」『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、171頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。
- ^ 天本英世記念館をつくる会 /「記念館をつくる会とは」
- ^ スペイン情報誌 acueducto 「ガルシア・ロルカと音楽 その3」下山静香 2017年2月
- ^ a b 仮面ライダー大全集 1986, p. 235, 「仮面ライダーSTAFF CASTインタビュー 天本英世」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 39, 「『日本誕生』作品解説/俳優名鑑」
- ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–537, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 83, 「『宇宙大怪獣ドゴラ』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 87, 「『三大怪獣 地球最大の決戦』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 273, 「『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 91, 「『怪談』作品解説/俳優名鑑」
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