アクション映画
アクション映画
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アクション映画(アクションえいが)とは、格闘・戦闘などで主人公が何らかの障壁を乗り越えようと行う物理的な活動を主な見せ場とした映画を指す。活劇。
- 1 アクション映画とは
- 2 アクション映画の概要
アクション映画
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1961年に深作欣二の監督デビュー作『風来坊探偵 赤い谷の惨劇』に主演。危ないシーンはスタントマンに任せるのが主流な時代に、「吹き替えせずにできる」とスタッフへ言ったので、「さすが日体大だけに凄いことをやる」と評された。深作は文芸作品よりアクションものを好み「肉体こそ俳優の言葉」が口ぐせだったので、第二作『風来坊探偵 岬を渡る黒い風』でも千葉を主演に据え、更に危険な吹き替え無しのスタントを演じさせた。ニュー東映のホープとして主演した『ファンキーハットの快男児シリーズ』では、カーチェイス、左右に開脚して2人の敵を同時に倒す跳び蹴り、器械体操で培った筋骨隆々な肉体美を大車輪で披露している。こののち千葉と深作は17の映画でコンビを組み、ヒットを連発していく。(⇒ #キイハンター) 深作欣二の評価とは対照的に高倉健から「アクションスターにはアクションしかできないという評価もあるから、そのイメージを世間に持たれないほうがいい」とアドバイスされ、ドンパチの活劇だけでなく青春ものをやりたいなとも思っていた。宣伝担当の福永邦昭は「器械体操で鍛え上げた肉体と抜群の運動神経で、新しいアクション俳優の誕生と騒がれたが、東映が彼を生かしきれなかった」と振り返っており、それでも東映は映画・テレビドラマとジャンルを問わず、アクションスターであることを千葉へ常に求めていくこととなる。3, 4年ほど悩んだ末、やる以上、誰にも負けない完全にアクションのできる役者に成ろうと決意した。(⇒ #格闘映画) 1966年の『カミカゼ野郎 真昼の決斗』(日台合作)は台湾でロケーション撮影され、離陸する軽飛行機の翼に飛びつき乗り込むスタントをした。疾走する自動車を追いかけアンテナに飛びつくスタントでは、後輪の跳ねた石が脛に突き刺さり、台湾で一週間入院する代償を払っている。傷だらけになりながらもスタントを演じきったが、『柔道一代 講道館の鬼』(1964年)に続いてケガしたため、父親を受取人にして、傷害保険・生命保険を契約。1970年の『やくざ刑事シリーズ』では、クランクイン前に約1億円の保険に加入した。(⇒ #キイハンター・#格闘映画) 芸能生活20周年記念作品である『戦国自衛隊』(1979年)で、主演と日本映画初のアクション監督を兼務した。時速100kmで飛ぶヘリコプターにロープ1本でぶら下がり、乗馬では同年の『闇の狩人』に続き、地面にある矢と弓を左右に傾き、拾い上げるスタントを演じたほか、ヘリコプターから宙吊りになるシーンは自前のハイスピードカメラを足に括りつけて撮影し、騎手の目線を写すためにカメラを取り付けたヘルメットを被り乗馬するなど、アクション監督として撮影を自ら行っており、これらの敢行はスタッフをとても心配させた。馬の脇腹に隠れての乗馬は、テレビ時代劇『柳生一族の陰謀』第27話「美女と野獣」で千葉が既に演じていたものをジャパンアクションクラブ (JAC ) のメンバーに再現させている。本作の演出には『戦略大作戦』を意識し、1980年にブルーリボン賞のスタッフ賞を受賞した。 詳細は「戦国自衛隊」を参照 東映から「好きな映画を作っていい」と許可され、企画した1981年の主演作『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE- 』は、フランス映画『冒険者たち』をオマージュした作品で、空手・拳法の達人や剣豪・忍者とは異なるしがない大学職員に扮して活劇を演じた。前年の『忍者武芸帖 百地三太夫』ではワイヤーアクションを初めて取り入れ、『吼えろ鉄拳』と同様に俳優とアクション監督を兼ね、『燃える勇者』ではアクション監督に専念。1989年の『将軍家光の乱心 激突』では再び、アクション監督と俳優を兼務したが、この作品は第39回ベルリン国際映画祭に招待された。1990年にはプロデューサーと初の監督を兼ねた映画『リメインズ 美しき勇者たち』を手がけ、アクション映画の全盛期を牽引していた。 詳細は「冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-」を参照 詳細は「将軍家光の乱心 激突」を参照 これまで話題作に数多く主演してきたが、それとは裏腹に「アメリカで撮影が始まるときには『Ready camera. Action!』と声がかかる。“アクション”は本来『あらゆる演技』を意味するものだけど、『体が動くからアクション俳優をやれ』と要望通りに何でも演じてきたことで、日本では逆にアクションのみが先行してしまい、あまり良くないイメージを持たれた」と複雑な心情を吐露している。(⇒ #アクションスター・#ジャンルを越えた活躍)
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「アクション映画」の例文・使い方・用例・文例
- そのアクション映画の上映中,私たちはずっと体をのり出していた
- 彼らはアクション映画よりも多くのコメディ映画を観ます。
- 「リターナー」は300ショット以上のVFX(視覚効果)シーンを使った,まったく新しいタイプのアクション映画だ。
- 彼はアクション映画の監督として名高い。
- 米国など多くの国でメガヒットしたアクション映画「アイアンマン」が日本にやって来る。
- このロマンチックアクション映画にはハリウッドの2大映画スターの魅力はもちろんスリルやサスペンスがある。
- 本作では,その実際の事件をスリルあるアクション映画に取り入れている。
- 世界中で大ヒットしたSFアクション映画シリーズの第3弾となるこの作品で,ウィル・スミスがエージェントJを,トミー・リー・ジョーンズがエージェントKの役を再び演じる。
- この作品は,アクション映画シリーズ「アイアンマン」の3作目である。
- 「47 Ronin」は,人気の侍(さむらい)物語の1つである「忠(ちゅう)臣(しん)蔵(ぐら)」を基にした米国のファンタジーアクション映画だ。
- 「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」は2011年のアクション映画「マイティ・ソー」の続編で,2012年のアクション映画「アベンジャーズ」とも結びついている。
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