メカニック_(1972年の映画)とは? わかりやすく解説

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メカニック (1972年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/05 04:40 UTC 版)

メカニック
The Mechanic
監督 マイケル・ウィナー
脚本 ルイス・ジョン・カリーノ英語版
製作 ロバート・チャートフ
アーウィン・ウィンクラー
出演者 チャールズ・ブロンソン
音楽 ジェリー・フィールディング英語版
撮影 リチャード・H・クライン
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 1972年11月17日
1973年6月30日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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メカニック』(原題:The Mechanic)は、1972年チャールズ・ブロンソン主演によるアメリカアクション映画2011年には、ジェイソン・ステイサム主演による同タイトルのリメイク版も制作されている。

あらすじ

アーサー・ビショップは殺し屋である。といっても怒りにまかせたり、享楽のためにそれを行ったりするのではない。あくまでも仕事として「組織」からの依頼を請け負い、ターゲットを速やかに暗殺する。まさに「メカニック」と呼ばれるにふさわしいプロフェッショナルな殺し屋だった。その手口も巧妙で、相手の家族構成や健康状態、そして生活習慣などを研究し、それぞれにとって最も不自然でない形で、事故や病死に見せかけて殺していく。事件とすら認知されないので警察に目をつけられることもない。

その暮らしぶりは一見すると優雅にも見えた。ロサンゼルス郊外の大豪邸に住み、年代物のワインを嗜みながらクラシックレコードに耳を傾け、まれに高級コールガールと一夜を楽しむ。しかし、孤独そのものでもあった。身寄りは一切なく、屋敷に住まわす使用人の姿もない。そんなたった一人だけの世界の中で、日々身体を鍛え、体術を学び、仕事に必要なスキルに磨きをかける。

あるとき、ビショップがいつものように「組織」からの依頼書に目を通すと、そこには知った顔写真が入っていた。亡き父の友人で自分も少なからず世話にはなってきたハリー・マッケンナである。ハリーも「組織」の一員であるが、何らかの不始末をしでかしたことは、本人からも相談されていた。しかし依頼は絶対であり、ビショップもその命を奪った。

ハリーの葬儀で家を訪ねたビショップは、息子のスティーヴに目を止める。独り親の父を失い、しかも明確な目的を持たずに無為な生活を送るスティーヴを見た彼は、自分の素性を明かし、仕事を手伝わないかと持ちかける。彼がそんなことをしたのは、自分の父親を思い出したこともあった。ビショップの父もまた同じ「組織」に身を置き、非常に力を持つ人間だったが殺し屋の手にかかって命を落とした。スティーヴの境遇も父を失った年頃もよく似ている。

多くを語らない二人ではあるが、組織から次々と依頼される暗殺をこなす中で徐々に絆を強め、スティーヴも殺し屋としての哲学を学び、スキルを身に付けていく。その頃、ビショップは「組織」からの呼び出しを受け、至急イタリア・ナポリでの暗殺を実行するよう依頼される。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
TBS
アーサー・ビショップ チャールズ・ブロンソン 森山周一郎
スティーヴ・マッケンナ ジャン=マイケル・ヴィンセント 柴田侊彦
ハリー・マッケンナ キーナン・ウィン 宮川洋一
コールガール ジル・アイアランド 沢田敏子
組織のボス フランク・デ・コヴァ英語版 大木民夫
ルイーズ リンダ・リッジウェイ 
不明
その他
松岡文雄
尾崎桂子
叶年央
演出 加藤敏
翻訳 佐藤一公
効果
調整
制作 東北新社
解説 荻昌弘
初回放送 1977年4月18日
月曜ロードショー

※日本語吹替はハピネットから2021年6月2日に発売の「吹替シネマ2021 2Kレストア版BD」に収録

日本語字幕

脚注

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