ハピネットとは? わかりやすく解説

ハピネット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 07:37 UTC 版)

株式会社ハピネット
HAPPINET CORPORATION
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 7552
1998年12月17日上場
本社所在地 日本
111-0043
東京都台東区駒形二丁目4番5号
駒形CAビル
北緯35度42分20.2秒 東経139度47分39.0秒 / 北緯35.705611度 東経139.794167度 / 35.705611; 139.794167座標: 北緯35度42分20.2秒 東経139度47分39.0秒 / 北緯35.705611度 東経139.794167度 / 35.705611; 139.794167
設立 1969年(昭和44年)6月7日
(有限会社トウショウ)
(創業:1968年(昭和43年)2月)
業種 卸売業
法人番号 5010501011416
事業内容 玩具事業
映像音楽事業
ビデオゲーム事業
アミューズメント事業
代表者 苗手一彦(代表取締役会長兼最高経営責任者)
榎本誠一(代表取締役社長兼最高執行責任者)
資本金 27億5100万円
(2020年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 2405万株(2020年3月31日現在)[2]
売上高 連結:3504億61百万円
単独:1927億39百万円
(2024年3月期)
営業利益 連結:86億79百万円
単独:43億48百万円
(2024年3月期)
経常利益 連結:89億74百万円
単独:44億72百万円
(2024年3月期)
純利益 連結:65億81百万円
単独:33億36百万円
(2024年3月期)
純資産 連結:512億99百万円
単独:380億30百万円
(2024年3月期)
総資産 連結:1134億15百万円
単独:908億60百万円
(2024年3月期)
従業員数 連結:944人
単独:366人
(2022年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 東陽監査法人[2]
主要株主 株式会社バンダイナムコホールディングス 26.71%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 3.88%
株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口) 3.07%
井平康彦 2.33%
GOVERNMENT OF NORWAY 1.77%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5)1.51%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 1.42%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) 1.39%
河合洋 1.36%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 1.18%
(2020年3月31日現在)[2]
主要子会社 #関連会社参照
関係する人物 鈴木恵喜(取締役)
石丸裕之(取締役)
浅津英男(常勤監査役)
外部リンク www.happinet.co.jp
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株式会社ハピネット (HAPPINET CORPORATION) は、日本の複合商社。株式会社バンダイナムコホールディングス持分法適用会社で、バンダイナムコグループに属する。コンピュータエンターテインメント協会正会員。

概要

ハピネットはバンダイの元役員らが設立した会社で、のちにバンダイが資本参加し、バンダイナムコホールディングスの持分法適用会社となる。

玩具事業、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業に加えて日本国内のXboxXbox 360の代理店である。

社名は「ハピネス」(happiness) と「ネットワーキング」(networking) を合わせた造語である。

沿革

  • 1968年2月 - 河合洋がバンダイを退社し、玩具の卸売業を個人にて創業。
  • 1969年6月7日 - 東京都北区滝野川六丁目51番3号に有限会社トウショウを設立。
  • 1972年9月 - 有限会社から株式会社に組織変更。
  • 1991年10月 - 株式会社ダイリン及び株式会社セイコーを吸収合併し株式会社ハピネットに商号変更。
  • 1994年
    • 8月 - 本社を東京都台東区駒形二丁目4番5号に移転。
    • 11月 - 株式会社バンダイが株式を追加取得し、同社は株式会社バンダイの関連会社となる。
  • 1997年8月 - 日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年12月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1999年
    • 7月 - ソフトバンク株式会社の子会社であるイー・ショッピング・トイズ株式会社の設立に参画。
    • 12月 - ビームエンタテインメント(後の株式会社ハピネット・ピクチャーズ)の株式を取得。
  • 2000年3月 - 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 2001年
    • 4月 - 物流業務全般の受託を目的として千葉県市川市に株式会社ハピネット・ロジスティクスサービスを設立(現:連結子会社)。
    • 10月 - 同社の玩具卸売部門を株式会社ハピネット・ジェイピーとして分社化。
  • 2002年3月 - 株式会社ハピネット・ジェイピーが株式会社トヨクニを吸収合併 。
  • 2004年
    • 3月 - イー・ショッピング・トイズ株式会社を子会社化。
    • 4月 - 株式会社ハピネット・ジェイピーが株式会社ハピネット・ピクチャーズと株式会社ハピネット・ロビンを吸収合併。
  • 2006年4月 - サイトロン・デジタルコンテンツ株式会社の事業が同社に移管され、音楽企画部となる。
  • 2007年
    • 4月
      • 株式会社モリガングの玩具事業を会社分割により、株式会社ベストハートに事業承継し、株式会社モリゲームズに商号変更。
      • 玩具事業を承継した株式会社ベストハートが株式会社モリガングに商号変更。
    • 11月 - 株式会社サンリンク、株式会社アップルの株式を取得。
  • 2008年
    • 2月 - 株式会社ハピネット・マーケティングを設立(現・連結子会社)。
    • 10月 - 株式会社アップル及び株式会社サンリンク九州(非連結子会社)のアミューズメント事業を会社分割により、株式会社サンリンクに承継し、同社及び株式会社ハピネット・エーエムサービスのアミューズメント事業を移管し、株式会社サンリンクが株式会社ハピネット・ベンディングサービスに商号変更(現:連結子会社)。
  • 2009年
    • 3月 - 株式会社ウイントの株式を取得。
    • 4月 - 株式会社ハピネット・オンラインを吸収合併。
  • 2011年4月 - 同社の映像音楽事業販売部門の事業を株式会社ウイントに移管し、株式会社ウイントが株式会社ハピネット・ピーエムに商号変更。
  • 2013年7月 - 株式会社タカラトミーの子会社である株式会社タカラトミー販売から玩具卸のトイズユニオン株式会社の全株式を譲受し、トイズユニオン株式会社は同社の完全子会社となる[3]
  • 2014年
    • 4月 - 株式会社ハピネット・ピーエムを吸収合併。
    • 7月 - トイズユニオン株式会社が株式会社モリゲームズを吸収合併し、トイズユニオン株式会社が株式会社マックスゲームズに商号変更。
  • 2016年4月 - 株式会社ランティスにアニメ音楽に関連する事業を譲渡(なお、ゲーム音楽事業については譲渡の対象外。)。
  • 2018年3月 - 子会社の株式会社星光堂マーケティングに株式会社星光堂の音楽・映像商材の卸売事業を承継
  • 2019年4月 - 株式会社星光堂マーケティングをハピネット・メディアマーケティングに商号変更。
  • 2020年10月 - 株式会社ファントム・フィルムの全株式を取得[4]
  • 2021年
    • 1月 - 株式会社ハピネットファントム・スタジオを設立[5]
    • 4月
      • 株式会社ハピネットファントム・スタジオがハピネットの映像メーカー部門を承継し、株式会社ファントム・フィルムを吸収合併[5]
      • 同社の模型玩具販売部門を株式会社イリサワに移管し、株式会社イリサワを株式会社ハピネット・ホビーマーケティングに商号変更。
  • 2023年
  • 2024年
  • 2025年

歴代社長

河合洋、苗手一彦、石川徹郎、榎本誠一

関連会社

連結子会社

  • 株式会社ハピネット・ホビーマーケティング
  • 株式会社ハピネット・メディアマーケティング
  • 株式会社マックスゲームズ
  • 株式会社ハピネット・ベンディングサービス
  • 株式会社ハピネット・ロジスティクスサービス
  • 株式会社ハピネットファントム・スタジオ - 2021年4月1日に株式会社ファントム・フィルムを吸収合併し、ハピネットの映像部門を移管する。
  • 株式会社ブロッコリー

かつて存在したグループ会社

  • 株式会社ハピネットロビン - 玩具を企画制作した。玩具菓子ブームの2002年に、フルタ製菓から独立したキャラクター玩具部門と業務提携して「20世紀漫画家コレクション」の後継シリーズ、フィギュアックスをブランド化する。エフトイズコンフェクト及び安斎レオ (A-toys) とコラボレーションしてフィギュアックス・江口寿史、昭和情景博物館、フィギュアックスゲームブロック横山光輝、あずみアートコレクション、動物大百科、大恐竜時代などの玩具菓子を発売した。
  • 株式会社ファントム・フィルム - ハピネットファントム・スタジオに吸収合併されて解散する。

製作連携作品

実写

アニメ

ビデオ・DVD・Blu-ray

実写

アニメ

系列局製作

UHFアニメ

バラエティー番組

ドキュメンタリー

ライブ

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ a b ただし、一部のビデオグラム化権を保有する作品を除く。
  2. ^ 映像ソフトの発売・販売はKADOKAWAが担当
  3. ^ 第3期は子会社のハピネットファントム・スタジオが参加。
  4. ^ 音楽制作と映像ソフトの発売・販売はフライングドッグが担当
  5. ^ a b c d 主題歌制作は日本コロムビアが担当
  6. ^ もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリはNHK製作である。
  7. ^ 主題歌製作は日本コロムビア、およびJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(一部のエンディングテーマのみ。ただし「改」第1期除く)が担当
  8. ^ 銀河英雄伝説 Die Neue Theseの主題歌制作はSMEJ、映像ソフトの発売・販売は松竹が担当
  9. ^ CBCテレビ製作、関西圏では独立局でのネット。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 音楽制作はランティスが担当。ただし「いわかける! - Sport Climbing Girls -」の音楽制作は、ランティスとハートカンパニーの共同制作である。
  11. ^ ゾイドワイルドの主題歌制作はSMEJ、映像ソフトの発売・販売はTOHO animationが担当
  12. ^ a b c 毎日放送製作の「アニメイズム』枠で放送。
  13. ^ 音楽制作はNBCユニバーサル・エンターテイメントが担当
  14. ^ a b c d 音楽制作はキングレコードが担当
  15. ^ 朝日放送テレビテレビ朝日系列全国ネットのANiMAZiNG!!!枠にて放送。
  16. ^ プリキュアシリーズとしてはマーベラスが音楽制作・映像ソフトの発売を担当。以前はポニーキャニオンTCエンタテインメントが映像ソフトの販売元を担っていた。
  17. ^ 発売は日活が担当
  18. ^ 発売はbilibiliが担当。
  19. ^ ディレクターズカット版の映像ソフトの発売・販売はKADOKAWAが担当
  20. ^ a b c 音楽制作はポニーキャニオンが担当
  21. ^ VHS版の販売はポニーキャニオンが担当
  22. ^ 音楽制作はフロンティアワークスが担当
  23. ^ a b 音楽制作はMAGES.が担当
  24. ^ 関東ローカル。
  25. ^ 宣伝のみ参加。
  26. ^ 音楽制作はフライングドッグが担当
  27. ^ 主題歌制作はストレイキャッツが担当
  28. ^ a b 音楽制作はCygamesが担当
  29. ^ a b 主題歌制作はSMEJが担当
  30. ^ 発売・販売はCygamesが担当
  31. ^ 音楽制作はワーナー ブラザース ジャパンが担当
  32. ^ 音楽制作はポニーキャニオンとアップドリームが担当
  33. ^ TVシリーズ版の映像ソフトの発売・販売・音楽制作はワーナー ブラザース ジャパンが担当

出典

  1. ^ コーポレート・ガバナンス体制 - 株式会社ハピネット
  2. ^ a b c d 株式会社ハピネット『第52期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2020年6月19日。 
  3. ^ 子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ タカラトミー 2013年7月16日
  4. ^ 株式会社ファントム・フィルムの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ ハピネット 2020年9月29日
  5. ^ a b 当社グループの映像メーカー部門統合の方針及び統合に向けた新会社設立に関するお知らせ ハピネット 2021年1月13日
  6. ^ ギャザリングホールディングス株式会社への出資に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2023年10月2日). 2024年1月30日閲覧。
  7. ^ 株式会社キノフィルムズとの映画パッケージ独占販売包括契約締結に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2023年12月19日). 2024年1月30日閲覧。
  8. ^ 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとのビデオグラム包括ライセンス契約締結に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2024年3月22日). 2024年4月20日閲覧。
  9. ^ 完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2023年10月10日). 2024年1月30日閲覧。
  10. ^ ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2024年5月13日). “ディズニー、ハピネット・メディアマーケティングとディズニーのブルーレイ/DVDを対象としたホームエンターテイメントライセンス契約を締結”. ディズニー公式. 2024年5月13日閲覧。
  11. ^ ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社とのディズニーのブルーレイ/DVDを対象としたホームエンターテイメントライセンス契約を締結” (PDF). ハピネット (2024年5月13日). 2024年5月13日閲覧。
  12. ^ 松永達矢 (2025年1月20日). “ハピネット、NBCユニバーサル作品のBlu-ray/DVD制作・販売を行うライセンス契約を締結”. PHILE WEB. 2025年1月20日閲覧。
  13. ^ NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社とのビデオグラム包括ライセンス契約締結に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2025年1月20日). 2025年1月25日閲覧。
  14. ^ パラマウントとのビデオグラム包括ライセンス契約締結に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2025年3月3日). 2025年7月12日閲覧。
  15. ^ ワーナー ブラザース ジャパン合同会社とのビデオグラム包括ライセンス契約締結に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2025年3月3日). 2025年5月7日閲覧。
  16. ^ 「ふたりはプリキュア」「ふたりはプリキュア MaxHeart」「ふたりはプリキュア Splash☆Star」豪華Blu-ray BOXが3か月連続発売!、マーベラス、2023年2月24日

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