スタジオダブとは? わかりやすく解説

スタジオダブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/03 15:17 UTC 版)

有限会社ダブ
種類 特例有限会社
本社所在地 日本
970-8035
福島県いわき市明治団地83番地257
設立 1983年
業種 情報・通信業
法人番号 7380002024382
事業内容 アニメーション制作
代表者 代表取締役 八幡正
主要株主 株式会社バンダイナムコピクチャーズ
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有限会社スタジオダブ
種類 特例有限会社
本社所在地 日本
973-8401
福島県いわき市内郷小島町鳥居山1番地3
設立 1999年
業種 情報・通信業
法人番号 9380002021849
事業内容 アニメーション制作
代表者 代表取締役 八幡正
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有限会社スタジオダブは、日本アニメ制作会社バンダイナムコピクチャーズ傘下で『BNPいわきスタジオ』(ビーエヌピーいわきスタジオ)として運営されており、作画作業の請負を主な事業内容としている。

概要

代表の八幡正は、手塚治虫に憧れて電機メーカー勤務からアニメーターへと転職し、虫プロダクションへ入社した。1972年に同社が倒産した際、OBが新たに設立したサンライズスタジオ(現:バンダイナムコフィルムワークスサンライズ)へと参加した。

その後、八幡は多忙な日々を送る中で体調を崩し、福島県いわき市にて静養生活を送ることとなった。その静養生活の中でも八幡の元には仕事が舞い込み、その手伝いの為に仕事仲間も周辺に集まってきた。そこで1983年、「スタジオダブ」を設立。以降スタジオダブは長らく作画部門が存在しなかったサンライズ制作作品における作画拠点の一翼を担うようになった。現在でもサンライズやその分社であるバンダイナムコピクチャーズとは関わりが深く、サンライズ以外では東映アニメーションや過去にはXEBECへの参加が多かった。

東京スタジオの他、大韓民国ソウルダブ)、中国上海ダブ)、ベトナム(スタジオダブサイゴン)に拠点を築き、海外での人材の育成は日本からスタッフを派遣して行っているという。1999年、「有限会社アーク・クリエイション」を設立し、デジタル仕上げ(彩色)業務へ進出。仕上作業のデジタル化を足掛かりにペンタブレットによるデジタル作画を導入して作画作業を行っている。

2019年3月1日、有限会社スタジオダブを「有限会社ダブ」に、有限会社アーク・クリエイションを「有限会社スタジオダブ」にそれぞれ商号変更した[1]

同年10月、長年の最大の取引先だったサンライズの子会社、バンダイナムコピクチャーズに経営権を譲渡。同社の傘下になり、ブランド名をBNPいわきスタジオに変更[2][3]。しかし、吸収合併などはされず、法人名や海外のスタジオは引き継ぎ「ダブ」のブランドを使用している。また、東映アニメーション作品にも引き続き関与している。

主な参加作品

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

Webアニメ

ゲーム

脚注

  1. ^ 有限会社ダブ 法人番号 7380002024382、有限会社スタジオダブ 法人番号 9380002021849
  2. ^ バナピィのTwitter 2019年11月6日 14:52の発言
  3. ^ 高山瑞穂のTwitter 2019年11月17日 9:37の発言

参考文献

  • 『アニメーションノート No.03』(誠文堂新光社 2006年 ISBN 4416806604) - 設立までの経緯と海外進出、デジタル作画の導入について

関連人物

  • 八幡正
  • 赤尾良太郎
  • 石川哲也(石川てつや)
  • 稲留和美
  • 榎本勝紀
  • 小野和寛
  • 斎藤佑(斉藤佑)
  • 佐久間信一
  • 佐光幸恵
  • 佐藤利幸

関連項目





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