重戦機エルガイム
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『重戦機エルガイム』(じゅうせんきエルガイム、Heavy Metal L-Gaim)は、1984年2月4日から1985年2月23日まで、名古屋テレビを制作局としてテレビ朝日系列で毎週土曜17:30 ‐ 18:00(JST)に全54話が放送された、日本サンライズ制作のロボットアニメ。
注釈
- ^ EDクレジットではガウ・ハ・レッシーとも表記。
- ^ 第22話で登場して以降しばらく出ていなかったが、第35話から再登場。
- ^ このほかミラウー・キャオ(第31話)、セムージュ・シャト、また第12話に限りリリス・ファウも一時的に操縦する。
- ^ 宇宙空間での過剰電力を効率よく放出するための放電板であり、この放電で相手をショートさせるくらいのことはできるが、設定資料には「つのの放電は武器ではありません!」と但し書きがある[18][17]。
- ^ 設定資料集では言及されていないが[17][16][18]、第36話と第38話でリィリィが使用する。
- ^ 第44話以降を除く。
- ^ ただしナレーション上では“プリャーモ・スキャンダル”と説明。
- ^ 同話数よりサブタイトルの背景が変更され(第1話 - 第25話:宇宙 → 第26話 - 第54話:エルガイムMK-IIの頭部のアップ)、第54話までサブタイトルの画面表示時に話数が表示されなくなる。
- ^ (時差ネットで放送していた)北陸放送では、この回でネット打ち切り
- ^ ナレーションでは“ドリーマーズアゲイン”と発音している。
出典
- ^ 角川書店刊 ザテレビジョン別冊・重戦機エルガイム-2 83頁より
- ^ 小牧雅伸(編)「エルガイム」『アニメック』1984年3月号、ラポート、1984年3月1日、97頁、雑誌 01509-3。
- ^ 大全, p. 133, 池原しげと版『重戦機エルガイム』(大都社)の世界.
- ^ 『Ζガンダム』LDBOX ライナーノートより。
- ^ 漫画情報誌『コミッカーズ』1997年8月号 「アメコミのある部屋」内「永野護先生と『スターウォーズ特別編』を見る」
- ^ 大全, pp. 12–18, 富野由悠季インタビュー.
- ^ 月刊ニュータイプ1985年6月号より
- ^ EB大図鑑 1990, p. 34.
- ^ a b c EB大図鑑 1990, p. 44.
- ^ EB大図鑑 1990, p. 52.
- ^ EB大図鑑 1990, p. 50-51.
- ^ 大全, pp. 140–143, 渡辺由自インタビュー.
- ^ 大全, pp. 169–171, 川村万梨阿インタビュー.
- ^ 小杉修造(編)「重戦機エルガイム」『ジ・アニメ』1984年7月号、近代映画社、1984年7月1日、43頁、雑誌コード 05317-7。
- ^ a b c d e バンダイ「魂SPEC XS-10 エルガイム」付属説明書・機体解説より。
- ^ a b c d e f 大全, p. 58, グルーン.
- ^ a b c d e f g 大事典, p. 78, グルーン.
- ^ a b c d ヘビーメタル完全設定資料集, p. 39, グルーン.
- ^ 大事典, p. 74, オージェ.
- ^ 「comic新現実 vol.2 p371」における元アシスタントの証言。
- ^ 『模型情報・別冊 MJマテリアル3 H.M L・GAIM スーパー・メカニック・ガイド』、バンダイ、1985年、52頁
- ^ 『サンライズロボットアニメ大解剖』(2019年1月27日、三栄書房発行)45ページより。
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1985年3月号、徳間書店、126 - 127頁。
- ^ 「テレビ局ネットーワーク」『アニメディア』1986年2月号、学研、86頁。
- ^ 『北國新聞』1984年7月17日付 - 1985年8月20日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1984年5月10日付、1985年2月21日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年5月号、学習研究社、98頁。
- ^ 『サンライズ アニメ大全史』 辰巳出版、1997年、71頁。
重戦機エルガイム
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「元祖SDガンダム」の記事における「重戦機エルガイム」の解説
No.商品名備考1 エルガイムMk-I ランドブースターのスタビライザーが展開し、連動してインテークが引きあがる。脚部のランダムスレートが開閉可能。さらに頭部が可動し、スパイラルフローが出てくる。
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重戦機エルガイム
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キャラクターデザインとメカデザインの両方を一手に引き受けた。発端は当時の日本サンライズで新人デザイナーとして活動を始めた永野が「自分が描きたいロボット」として描いた画を富野由悠季監督が見たことだったという。しかも永野がロボットのイラストの端に描いていたキャラクター達も目に留まり、キャラクターデザインまで担当するという前代未聞の人事となった。結果的に、富野監督の意向で主人公メカを含むメカデザイナーとキャラクターデザイナーの両方を駆け出しの新人が務めるという異例の事態につながったが、反対意見も多かったという。ただし、当時の永野はまだ新人であり、印象的なメカデザインで注目されていたものの、その画力はアニメーションの設定画(誰もが同じ画を描けるようにする指示書)というレベルではなかったため、最初の内は実際のアニメ制作用の設定画の一部はアニメーションディレクターを務めた湖川友謙率いるビーボォーのスタッフが永野の絵から起こしていた。また永野も湖川らの設定画に直接解説文や注釈を書き込んだりしている。 デザインは単にキャラ表を起こすだけでなく、劇中で「ヘビーメタル」と呼ばれるロボットの内部構造や駆動系に関する科学的・技術的考証から人物の衣装・小道具に至るまで、いわゆるコンセプトデザインの領域に踏み込んだデザインを行なった。それまでのアニメロボットが現実的な可動をある程度無視していたのに対して、『エルガイム』において永野は、ムーバルフレームや二重関節などの導入により、フィルム上でロボットが合理的に動いているように見える機械的に矛盾の無い可動を視聴者にイメージさせることに成功した。 『エルガイム』ではデザインにとどまらず、ほとんどのセクションを手掛け、演出や脚本に口を出したり一部原画を描いたりもしている。 また以前から温めていた画面には登場しない「裏設定」を数多く盛り込み、積極的に各媒体で公表。「ファイブスター物語」のプロトタイプともいうべき独自の世界観を構築するなど、アニメファンの間にセンセーションを巻き起こした。
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重戦機エルガイム
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「ムーバブルフレーム」の記事における「重戦機エルガイム」の解説
ムーバル・フレーム (MOVABUL F-LAME) は、アニメ『重戦機エルガイム』に登場する架空の機構である。 機体の骨格をフレームによって構成し運動性の向上をはかる目的で採用された。また、規格を共通させることによって生産性を高める役割も持っている。フレームのサイズによってS型、M型、L型に分類されており同じサイズであれば装甲・装備の変換を容易に行うことができるために汎用性が高い[要出典]。
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重戦機エルガイム
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「全天周囲モニター・リニアシート」の記事における「重戦機エルガイム」の解説
本作に登場するリニアシートは「フロッサー・シート」と呼ばれ、フロッサーと呼ばれるホバーシステムにより飛行する事ができる。パイロット(ヘッドライナー)はシートごと搭乗・脱出が可能であり、生存性を高めている。また前半の主役HM「エルガイム」のフロッサー・シートは、当初は固有名称が与えられなかったが、作品後半に新型HM『エルガイム mk-II』とそのフロッサー・シートが登場したことで、区別の為にスパイラルフロー「フリッカ」と命名された。フロッサー・バイクへの変形機構を持っている。なおフリッカは後に登場する準主役級HMのヌーベル・ディザードにも用いられた。 上述の通り、全天周囲モニターは富野の発案であり、当初は永野もその注文に面食らっており、前半の主役HM「エルガイム」においては、操縦者が向いた面だけモニタリングされるシステムになっている。後半の主役HMである「エルガイムMk-II」においては、球形のコクピット内に新型スパイラルフロー「ビュイ」が浮遊し、コクピット全天およびビュイのフロントグラスに外部映像や各種情報が投影される機構になっている。
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