機動戦士ガンダムΖΖ
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| 機動戦士ガンダムΖΖ | |
|---|---|
| ジャンル | ロボットアニメ |
| アニメ | |
| 原作 | 富野由悠季 |
| 原案 | 矢立肇 |
| 総監督 | 富野由悠季 |
| キャラクターデザイン | 北爪宏幸 |
| 音楽 | 三枝成章 |
| 製作 | 名古屋テレビ 創通エージェンシー 日本サンライズ |
| 放送局 | 名古屋テレビ |
| 放送期間 | |
| 話数 | 全47話 |
| シリーズ作品 | |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
『機動戦士ガンダムΖΖ』(きどうせんしガンダムダブルゼータ、MOBILE SUIT GUNDAM ΖΖ)は、富野由悠季が監督し、日本サンライズが制作を務めたテレビアニメ。ガンダムシリーズの第3作目および『機動戦士Ζガンダム』の直接の続編。当時の「ガンダム」にまつわる重いイメージの払拭と[1]、ロボットアニメへの原点回帰を図り[2]、「明るいガンダム」を方針として作られた[3]。略称は『ΖΖ(ダブルゼータ)』。本放映前の番宣キャッチフレーズは「子供はみんなニュータイプ! 見せてやろうじゃないの! 大人たちにさ!」。バンダイチャンネルで使用されるキャッチフレーズは「ニュータイプの修羅場が見られるぞ!」[4]。
1986年(昭和61年)3月1日から1987年(昭和62年)1月31日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系で毎週土曜日17:30 ‐ 18:00(JST)に全47話が放送された。平均視聴率(関東地区)は6.02%[5]。
概要
ガンダムシリーズの第3作であり、『機動戦士Ζガンダム』の直接的な続編として第一次ネオ・ジオン抗争を描いた作品である[3]。『機動戦士ガンダム』では人類の革新と目された「ニュータイプ」[6]、その挫折を描いた『Ζ』に対し[7]、本作では主人公の旅立ちによってニュータイプの希望が再提示される[8]。
作品の方向性として掲げられた「明るいガンダム」は、破滅に向かった『Ζ』の単なる反転にとどまらず、惰性的な作品づくりを排し、新たな表現を模索する富野由悠季の挑戦だったともいえる[3]。加えて、『ガンダム』より生じた「リアルロボット」の流れのもと[9]、それに逆らう試みもあった[10][注 1]。主人公となったジュドー・アーシタは、前作までの主人公たちにあった神経質さ[13]あるいは暗く繊細な幼稚さとは区別される[14]、明朗な性格でバイタリティに溢れる14歳の少年である[10]。また主役機のΖΖガンダムは、エンターテインメントとしてのロボットアニメを提示すべく、富野の発案により合体変形メカとしてデザインされたもので[10][15]、合体後の「決めポーズ」もまた原点回帰の一端を担う象徴となっている[16]。さらに本作のシンボルの一つともいえるエルピー・プルが、当時のアニメ受容の変化が反映された「妹キャラ」として人気を博したように、キャラクター主導の物語という面でも、『ΖΖ』はガンダムシリーズにおいて異例の作風を有していた[17]。物語は当初コメディ的な雰囲気でスタートし、敵も味方もコミカルに描かれることが多かったが、順次シリアスな作風に路線変更がなされた[14]。内外ともに、『Ζ』との落差が激しい序盤の作風に否定的な声と[15][18]、その明るさを歓迎して路線変更に難色を示す声とが併存していた[14][19]。
後年のガンダムシリーズに『ΖΖ』がもたらした影響や変化、新たな可能性は少なくない[14]。次作の映画作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』との関連として、雌伏するシャア・アズナブルへの言及が作中でなされるほか[20]、『ΖΖ』では背景として現れる地球連邦軍の腐敗が、『逆襲のシャア』では主要なテーマの一つにまで昇華される[21]。また、後年に富野が監督を務めた『機動戦士Vガンダム』は家族をテーマの中心に据えた『ΖΖ』の再話となっている[14]。同監督による『∀ガンダム』には、『ΖΖ』に登場するモビルスーツ(MS)であるカプール[22]、ズサが名を改めて登場する[23]。『ΖΖ』は外連味を取り入れ、設定にも幅を持たせたことで、「ガンダム」の裾野を広げるという役割を持った意義深い作品に位置づけることができ[24]、あるいは美形キャラや戦隊ものなどといった、いわゆる「ガンダム」的なコンセプトを度外視するような作品群が持つパターンの源としても捉えられる[14]。
あらすじ
宇宙世紀0088年、グリプス戦役で地球連邦軍が創設したエリート部隊ティターンズは事実上の壊滅を遂げる。しかし、エゥーゴも大半のパイロットが戦死し、有力な指揮官のクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)は行方不明となったうえ、エースパイロットのカミーユ・ビダンも精神崩壊に陥り、深刻な戦力不足に悩まされていた。そんな中、三つ巴の決戦から一時手を引き、戦力を保持していたハマーン・カーン率いるジオン公国残党組織アクシズは、「ネオ・ジオン」を標榜して地球圏の制覇に乗り出す。
グリプス戦役で傷ついたエゥーゴの強襲巡洋艦アーガマは、修理と補給のためサイド1のスペースコロニー・シャングリラに寄港する。そこでジャンク屋稼業をしている主人公ジュドー・アーシタとその仲間たちは、ティターンズの敗残兵ヤザン・ゲーブルに唆され、グリプス戦役で活躍したモビルスーツ(MS)であるΖガンダムを盗んで一儲けしようと企む。この時にジュドーは心神喪失状態のカミーユと出会い、彼と交感する。そしてひょんなことからΖガンダムを操縦したジュドーは、アーガマの艦長ブライト・ノアやファ・ユイリィなどからの要請もあり、仲間たちと共にアーガマに協力することになる。
シャングリラ制圧に臨むネオ・ジオンの士官マシュマー・セロはアーガマに対して度重なる攻撃を行い、ジュドーはそれに応戦する。ドック艦ラビアンローズからは、エゥーゴの志願兵ルー・ルカが合流する。アーガマの出航後、ジュドーはエゥーゴの最新鋭MSであるΖΖガンダムへと乗り換え、マシュマーおよび彼の監視役キャラ・スーンの攻撃を退ける。次いで、ガンダムMk-IIや百式もまた修理を終えてアーガマに再配備される。エゥーゴ内で比較的戦力を保つアーガマは、名目上の遊撃隊として、ネオ・ジオンによる地球侵攻への対処を命じられる。ジュドーとその仲間たち、そしてルーによるMS部隊はいつしか「ガンダム・チーム」という呼称を得る。一方、子どもたちの独断専行はときに苦難を招く。そのためジュドーの妹リィナは、ネオ・ジオンの士官グレミー・トトの手違いにより誘拐の憂き目に遭う。
妹を救出すべく単身でアクシズに潜入したジュドーは、自分が求められていると感じたニュータイプの少女エルピー・プルと出会う。また同時に、彼のプレッシャーをシャアのものと錯覚したハマーンとも邂逅する。プルはネオ・ジオンに所属するキュベレイMk-IIのパイロットでありながら、ジュドーのことを「お兄ちゃん」と慕う。ハマーンに仕えるグレミーはリィナに良い待遇を行う一方、プルには刷り込みによってガンダムへの敵意を植えつけるが、ジュドーとの接触で暗示が解けたプルはエゥーゴに寝返る。ハマーンはジュドーに興味を抱くと同時にニュータイプの素質をも見出し、以後たびたび彼を勧誘する。ジュドーとハマーンの間には因縁が生まれる。
ネオ・ジオンは地球侵攻を開始し、地球連邦政府の中枢であるダカールを制圧する。この際、旧ジオン軍およびティターンズの各残党勢力はネオ・ジオン軍に吸収される。武力行使を示唆するネオ・ジオンによるサイド3譲渡の要求に対し、連邦議会は承認する姿勢を取りつつあった。ネオ・ジオン軍に続き地球に降下したアーガマがガンダム・チームと共に挟撃を行った結果、ネオ・ジオンの占領部隊は後退を強いられ、交渉は挫折する。一方、ニュータイプとしての立場や自覚をめぐってジュドーとハマーンは衝突し、その際にリィナが負傷したことでジュドーはハマーンに怒りを向け、その強大なプレッシャーにハマーンは慄く。救出されたリィナに対してプルは嫉妬と殺意をあらわにするが、ジュドーのとりなしで事なきを得る。その直後、リィナは戦闘に巻き込まれて生死不明となる。傷心のジュドーは戦争を終わらせようと戦意を新たにする。
ハマーンはダブリンにコロニー落としを敢行し、ネオ・ジオンの力を誇示する。強化人間の手術を施され戦線に復帰したマシュマーはその実行役となる。このコロニー落としは、地球における人口削減の機会と見た連邦政府の高官たちの思惑により、情報統制を敷くことで隠蔽されていた。アーガマはアウドムラとの共同で避難民の救出を急ぐ。そこへサイコ・ガンダムMk-IIが襲来する。迎撃に出たプルは、そのパイロットがもう一人の自分であるプルツーだと悟ると、ジュドーを守るために死ぬ。プルツーは自分殺しを犯したことで内心動揺する。逆上したジュドーはバイオセンサーを発動させてサイコ・ガンダムMk-IIを破壊するものの、プルに瓜二つのプルツーを殺すことができない。ジュドーたちは再び宇宙に上がり、退艦命令に逆らって新造艦ネェル・アーガマを乗っ取る。サイド3の旧ジオン領譲渡を連邦政府に認めしめたハマーンは、コア3に本拠を据える。
ネェル・アーガマ討伐の命を受けたグレミーだったが、ジオン公国の中枢たるザビ家の血を引く彼は、ミネバ・ラオ・ザビを傀儡にして実権を握るハマーンを打倒せんと謀反を起こし、アクシズを掌握する。ジュドーたちは一時的にハマーン側に与することを決める。戦局は大混乱に陥り、正規軍と反乱軍の主だった戦力は相打ちとなる形で壊滅していく。反乱軍のMS部隊に捕えられたマシュマーは自爆する。アクシズに侵入したジュドーは、自らの戦う理由や彼が背負っている人々の意志、独善に対する非難を説き、それらをニュータイプ能力によって多くの人々に伝播させる。反乱軍の切り札としてクィン・マンサを駆るプルツーは戦意を喪失して離反し、グレミーは彼が恋慕していたルーの手で殺される。
そして決着をつけるべく、ジュドーとハマーンの一騎討ちが互いの意思のもとに始まる。マシュマーと同様に強化人間となったキャラは、一騎討ちに割り入った反乱軍のニュータイプ部隊を阻んで相共に戦死する。キュベレイに搭乗するハマーンの攻撃で窮地に陥ったジュドーを守るため、人々の意志は力となっていく。その力でジュドーは分離したΖΖガンダムを再合体させる。戦闘の末、ハマーンは自らの敗北を認めると、彼女を救おうとするジュドーの手を拒んで自決する。それと同時に、新世代のニュータイプたる「強い子」のジュドーに希望を見る。また瀕死のプルツーは、プルが愛するジュドーを救うことで息絶える。ハマーンの死によって戦火は収まり、さらに彼女の擁していたミネバは影武者だったことが発覚する。その傍ら、連邦政府やエゥーゴの旧態依然とした腐敗ぶりは存続し、ジュドーは憤懣やるかたない思いを抱く。
戦後、ジュドーは学ぶために、ルーと共に木星へと旅立つ。地球ではカミーユが快復を果たしていく。
登場人物
- ジュドー・アーシタ
- 声 - 矢尾一樹
- 本作の主人公。14歳。サイド1の老朽化したコロニー・シャングリラで生まれ育った明るく気ままな少年[25]。非常に妹想いであり[25]、学校に通わずジャンク屋で生活費を稼いでは[26]、出稼ぎで不在の両親に代わり妹リィナの面倒を見ている[27]。アーガマの寄港を契機にパイロットとして雇われ、戦争に巻き込まれていくものの[25]、大人の都合には反発する[26]。ニュータイプ能力は天性のものだが[28]、本人はニュータイプである事実をとりわけて意識しない[26]。
- リィナ・アーシタ
- 声 - 岡本麻弥
- ジュドーの妹。しっかり者で、無鉄砲な兄によく困らされている[29]。ジュドーにアーガマへの乗艦を勧めた一人[30]。グレミーの手違いによってさらわれ、ネオ・ジオンで貴婦人修行を受ける。ダカールで死亡したと思われたが、救出されてセイラのもとで保護されていた[29][注 2]。
- ビーチャ・オーレグ
- 声 - 広森信吾
- ジュドーたちジャンク屋仲間のリーダー格。仲間思いだがひねくれ者でもあるため、周囲と対立することも多い。利敵行為に及ぶこともあったが、戦いを経て成長し、最終的にはブライトに代わりネェル・アーガマの艦長代理となる。ひそかにエルのことが好きである[32]。
- モンド・アガケ
- 声 - 塩屋浩三
- ジャンク屋仲間の一人。ビーチャとよく行動を共にしている。メカに強く、旧式の作業用MSキャトルも修理して稼働させた。旧式コロニーのムーン・ムーンに住む光族の少女ラサラ・ムーンとの出会いと別れによって大きく成長する[33]。
- エル・ビアンノ
- 声 - 原えりこ
- ジャンク屋仲間の一人。情報収集を担当するおてんばな少女[34]。妹想いのジュドーに好意を寄せるようになる[35]。ルーには対抗心を燃やし、彼女とよく衝突する[36]。
- イーノ・アッバーブ
- 声 - 菊池正美
- ジャンク屋仲間の一人。ジュドーの親友[37]。おとなしい性格のため割を食いがちだが[38]、仲間たちの友情が保たれるような緩衝材にもなっている[25]。
- ルー・ルカ
- 声 - 松井菜桜子
- エゥーゴの志願兵[39]。ΖΖガンダムの核となるコアファイターと共にアーガマに着任した。勝気な性格に加え、正規の軍人ということもあり、自由奔放なジュドーたちとはいまいち馴染めないところもある[40]。アーガマの未成年者の中では最年長で[41]、彼らのお目付け役的な存在でもあるが[40][注 3]、本人が思うほどしっかりしている訳ではない[41]。
- ブライト・ノア
- 声 - 鈴置洋孝
- アーガマの艦長。Ζガンダムを操縦したジュドーにニュータイプの素質を見出し[39]、アーガマへの協力を求める[43]。ジュドーをはじめとするシャングリラの子どもたちの奔放さにはしばしば頭を悩まされる一方[36]、一人の大人として彼らを守る防波堤のような存在にもなる[44]。
- ハマーン・カーン
- 声 - 榊原良子
- ネオ・ジオンの指導者。ザビ家の末裔ミネバ・ラオ・ザビの摂政として辣腕を振るう、高い能力を持つニュータイプ[45]。ザビ家に仕えて死んだ姉の復讐のため、ザビ家を利用してその再興および刷新を図る[46]。少女時代にシャアの裏切りを受けて人間不信に陥り[47]、非情に徹するようになる一方で、頼りになるニュータイプの同志を求めている[40]。同等の能力を持つジュドーが目に留まり[39]、彼を仲間にしようと幾度となく説得を試みる[40][注 4]。
- マシュマー・セロ
- 声 - 堀内賢雄
- ハマーンに絶対的な忠誠を誓うネオ・ジオンの将校。巡洋艦エンドラの艦長を務める。優秀なパイロットだが[39]、真面目すぎる性格が災いして戦果をあげることができない[40]。度重なる失敗の責任を問われて失脚する[49]。後に強化手術を施されてからは、目的のためには手段を選ばない人間となる[50]。
- キャラ・スーン
- 声 - 門間葉月
- 派手な身なりをしたネオ・ジオンの女性士官。失態を重ねるマシュマーの監視役として派遣される[49]。MSに乗ると興奮する性質があるため[40]、操縦能力は高いもののMSにはあまり乗りたがらない[39]。ニュータイプの素質を持ちジュドーと共振する上[51]、アーガマの捕虜となった際には親しくもなる[52]。マシュマーと同様、強化手術を施されてしまう[50]。
- グレミー・トト
- 声 - 柏倉つとむ
- エンドラに所属する若い士官。実はザビ家とは血縁関係にあり、ハマーンにも取り立てられるが、自らの血統を根拠として次第に野心を膨らませ、ハマーンに成り代わりネオ・ジオンを率いようとする[40]。ハマーンに対抗すべく、ニュータイプ部隊を陰で準備している[53]。ルーに一目惚れをする純真な一面もある[54]。
- エルピー・プル
- 声 - 本多知恵子
- ネオ・ジオンのニュータイプ少女。天真爛漫な性格。ニュータイプ部隊の一員でありながら、一緒にいると落ち着くという理由で「お兄ちゃん」のジュドーをひどく慕い、ついにはネオ・ジオンを離れてアーガマに居着く。己の分身であるプルツーとの戦闘で死を遂げる[55][56]。
- プルツー
- 声 - 本多知恵子
- プルに酷似する、強力なニュータイプ能力を持つ少女[40]。プルと共に姉妹として人工的に作られた[57]。攻撃的な性格になるように調整されている[58]。プルを殺めた影響から次第に精神が不安定になり、ジュドーを求めるようになる[59]。
登場兵器
機動兵器
MS
- ΖΖガンダム
- アナハイム・エレクトロニクス製の合体・可変MS[60]。機体構造はコア・ファイター、Aパーツ(上半身)、Bパーツ(下半身)の3つに分けられる[61]。大出力ジェネレーターの搭載により大型火器が使用可能。頭部には特徴的な「ハイメガキャノン」が装備されている[62]。大型爆撃機「Gフォートレス」としての運用も可能[63]。装甲を追加し変形機構の補強や安全性を向上させた「フルアーマーΖΖガンダム」では、ハイメガキャノンが腹部にも追加される[62]。ハマーンとの一騎討ちでは「強化型ΖΖガンダム」となる[64]。バイオセンサーを搭載する[65]。パイロットはジュドー[60]。
- Ζガンダム
- 可変型MS。高性能だが操縦性に難がある。後にシステムの簡易化により一般パイロットでも運用可能になる[66]。飛行形態は「ウェイブライダー」と呼ばれる[67]。パイロットはジュドー、後にルー[66]。第12話では、応急措置で頭部のみがザクIIの「Ζザク」となった[60][68]。『Ζ』ではカミーユの愛機[66][注 5]。
- 百式
- ガンダム・タイプの試作機。グリプス戦役で大破した機体の同型2号機がアーガマに再配備された。パイロットはビーチャ。『Ζ』ではクワトロの愛機[66]。
- ガンダムMk-II
- 初めてムーバブルフレームが実用化されたMS。『ΖΖ』では旧式化しつつあるため、メガライダーと合わせての運用が主となった。パイロットはエル[66]。『Ζ』に引き続き登場。
- キュベレイ
- ネオ・ジオンのサイコミュ搭載MS。小型ビームポッド「ファンネル」による遠隔攻撃およびオールレンジ攻撃が可能[70]。ボディーカラーは白。『Ζ』に引き続き登場するハマーンの愛機[71]。この機体をもとにした「量産型キュベレイ」は火力面が強化されており[72]、グレミー麾下のニュータイプ部隊で運用される[70]。
- キュベレイMk-II
- プルおよびプルツーの搭乗機[73]。機能上、ハマーンの機体と大きな差異はない[70]。ボディーカラーは黒(プル)、赤(プルツー)[74]。サイコミュ・コントローラーを装着することで、外部からの遠隔操作も可能になる[75]。
- クィン・マンサ
- グレミー麾下のニュータイプ部隊専用MS。実質的にはプルツー専用機となっている。ΖΖガンダムの倍以上ある巨体を持ち、キュベレイの倍以上のファンネルを搭載する。コクピットのある頭部のみでの戦闘も可能[76]。
MA
- サイコ・ガンダムMk-II
- ネオ・ジオンのモビルアーマー(MA)。ティターンズが使用していた機体がネオ・ジオンに押収された[77]。モビル・フォートレス形態に変形可能。精神が不安定で能力にも限界のある強化人間には完全な運用ができない[78]。パイロットはプルツー。『Ζ』ではロザミア・バダムが搭乗した[58]。
- ジャムル・フィン
- ネオ・ジオンの可変MA。高い機動力と火力を誇る。格闘戦用のMS形態は汎用性が高い[33]。3機のジャムル・フィンで構成される「ジャムルの3D」による連携攻撃は、ジュドーたちの脅威となる[79]。
その他の兵器
- メガライダー
- MS支援用メカ。3機のMSを搭載して移動することができ[66]、MA並みの機動性を得られる[76]。機首のメガランチャーによる強力な攻撃も可能[66]。
- ラビアンローズ
- エゥーゴのドック艦。アーガマの後方支援を行う。エマリー・オンスが艦長代理を務める[80]。
- ネェル・アーガマ
- アーガマに代わる新造の主力艦。最新型のブリッジを備え、デッキには最大で12機のMSを収容可能[81]。武装面も強化されている[82]。ジュドーたちはこの艦艇を乗っ取ったことで、エゥーゴから非正規軍と見なされる[83]。
制作
当時サンライズのプロデューサーを担当した内田健二は、「あの当時に2年続けてガンダムを制作出来た意義は大きい」「シリーズ作品としての基礎を固められた」「ロボットアニメで人間を描写する基礎にもなった」と後年振り返っている[84]。当時の作品で用いられた線の多さやセルの枚数といった物量面から考えると、同様のやり方で『Ζ』や『ΖΖ』のようなアニメを作ることはもはや不可能であろうとも述べている[85]。
放送期間中にアニメ映画『逆襲のシャア』の制作が決まった結果、シャアの登場は見送られ[86][注 6]、映画に向けての伏線を張るのみに留まった[20]。なお、富野による本作の企画書に記載された大まかなあらすじによれば、アムロ・レイやベルトーチカ・イルマの登場も予定されていた[88]。
企画
1984年7月17日付の『Ζ』の企画書が提出された時点で、『Ζ』の悲劇的な結末およびニュータイプ論を継ぎ得る続編「ガンダムIII、シーグマ・ガンダム」が想定されていた[89]。1985年10月初旬に『ゼータ・ガンダム パート2』の企画書が提出され[90]、11月頃、『Ζ』の延長が決定された[91]。『ΖΖ』の制作が正式に決定された頃には、すでに放送開始まで3か月を切っており[85]、制作のための準備期間があまり取れなかったという[85][92]。
『ΖΖ』では、『Ζ』までの陰鬱でシリアスなイメージを払拭するために[10]、「明るいガンダム」を目標として、ポジティブな主人公が設定されることになった[8]。作風の転換には、直前の『Ζ』における視聴率や評価の低迷が要因となったともいわれる[93]。総監督の富野由悠季は、『ΖΖ』を「明るいガンダム」たらしめるという方法論が、時代の主流から外れてはいながらも、アニメ業界と視聴者の双方にとってエポックメイキングなものとなるのではないかと予測していた[18]。ただし、明るく楽しいだけの物語にはならず、ある程度の重みを継いで哀愁をまとうことも念頭に置いていた[94]。
主人公のジュドーは「〔『Ζ』の主人公〕カミーユよりも若く、新しいファンとなるべき子供達の共感を得やすく設定」され、「身の回りの『ざわつき』をナイーブに受止めるジュドーの感性がより多くの子供達の支持を集め、第二のアムロ・レイに育つ」ことが目指された[95]。また『ΖΖ』の物語は主人公となる少年の目線を通して進められた[10]。さらに、アムロやシャア、カミーユといった過去作における「その時どきのニュータイプ」とは一線を画す、革新を経て「さらなる展開を得たニュータイプ」の登場が示唆された[95]。そこでは、心根が優しくかつたくましい、野心を秘めた少年ジュドーが戦いによって成長しながら「真のニュータイプとして覚醒していく」とされていた[95]。
『ΖΖ』放送以前のインタビューにおいて、プロデューサーの内田は『ΖΖ』の見どころを紹介する際にニュータイプについて問われ、以下のように答えた。
NT として覚醒に成功した人物は、いません。アムロは覚醒しかかっていたが、今回「Ζ」で描いてみたら(目覚めはしたが)眠りにおちてしまった。カミーユの覚醒は明らかに失敗。それが最初からの意図であったので、暗い話になってしまった。その功罪からいって、「ΖΖ」では必ず成功させたいですね[96]。
また富野は、『ΖΖ』ではジュドーのみが「『イデオン』に……エスパーになっちゃう」と述べ、さらに、『Ζ』という現実認知の物語にジュドーが影響されることはなくとも、彼はそれを人の意志として感じ得るとしていた[94]。『ΖΖ』放送終了後には、制作に関する心境を以下のように説明している。
ジュドーという主人公を設定したのは、「ΖΖ」にはアムロとシャアを出したくなかったからです。彼らとは違うガンダムの世界を確立したかった。むしろ2人の出る幕をなくしたくて、ジュドーという強いキャラクターを作りました。それが「ΖΖ」に取りかかる時の心境でした。〔中略〕ジュドーを設定しなければ、ひたすら陰々滅々にのめりこむ方向に行ったでしょうし、プランニングは間違っていなかったと思います[97]。
富野は作り手として、「ガンダム」がテレビ番組を悪い方向へと牽引する要因となったからには「ガンダム」による軌道修正を行うほかないという意識があり、そうして作られたのが『ΖΖ』だったという[98]。上野俊哉との対談では、『Ζ』の企画時点で「ああこれでタガがはずれる」と感じた後、さらなる続編の企画が出たことで「ああほんとに外れた〔中略〕外れたならば徹底的に外れさせてみせる」という意識のもと『ΖΖ』を作ったと語っている[99]。「シリアスっぽい人がロボットものをやる」ことにも限界を感じていたため、「去年までの〔『Ζ』以前の〕ことは一切合切捨ててい」ったという[99]。さらに、ジュドーが妹を動因とする主人公で、父親を越えるオイディプス的なものでも、親の堕落を目の当たりにするハムレット的なものでもない造形となっているのは、『ΖΖ』以前のガンダム作品では親殺しのパターンを安易に設定してきたため、そういった形態に嫌気がさしたからだと述べている[99][注 7]。
初期案
1985年10月13-15日付の『ΖΖ』の企画書では[90]、「明るいガンダム」というコンセプトは確立されておらず[102]、「暴走族のお尻についている」できのよくない13歳のジュドーがパイロットとして経験を積み成長した後、「第一次ニュータイプになって、地球人にメッセージを残して、火星に旅立つ人となる」物語となっていた[103]。またジュドーに影響を与える存在として『Ζ』のキャラクターであるエマ・シーンが登場し、影の主役となるシャアがジュドーの成長を促すという構想があった[103]。
さらに、地球連邦政府高官の暗殺に携わったシャアが連邦政府による宇宙移民の承認を見届けた後、地球侵攻を開始したハマーンを殺すという展開により、「シャアの逆襲」の前景化がなされていた[102]。その後、シャアと敵対したジュドーが己の意志を全世界に伝え、シャアの手口を「自分が納得するだけの姑息なもの」だと指弾すると、シャアは納得し、人々は自発的な宇宙進出へと促される[104]。しかしシャアは人間としてもニュータイプとしてもジュドーと同程度の覚醒に至ることができずにいる[105]。そして結末では、大人になることで訪れかねないニュータイプとしての衰えに思い至ったジュドーが「学習するため」と称して火星開拓に参加するが、さらにミネバが地球に降りることで、スペースノイドと地球に住み続ける人々の融和が描かれていた[104]。
脚本
脚本は遠藤明吾(現・遠藤明範)、鈴木裕美子の2名が主に担当し、一部を鎌田秀美が担当した。富野の指示により、作業はローテーションで受け持つことになっていた[106]。物語は遠藤を中心にして進められ、鈴木とのすり合わせが適宜行われた[106]。遠藤は、『Ζ』と『ΖΖ』をひとまとまりの「Ζシリーズ」として捉えていた[106]。『ΖΖ』の終わり方は、遠藤と鈴木の双方が想定通りのものにできたと述べている[106]。
シナリオ作りに際しては、「富野メモ」と呼ばれる各回のあらすじを書いたものが毎回にわたり用意されたが、『ΖΖ』は『Ζ』と同様、シナリオの段階で物語の構成がかなりの程度固まっており、その綿密さが原因で、シナリオライターとしての独自性を出すのが難しくなっていたという[107]。とはいえ、キャラクター作りには遠藤・鈴木も参加していた[108][107]。鈴木は、ビーチャとモンドの名前や[106]、ジュドーの両親が消息不明であることなど、子どもキャラクターの命名や人物背景の設定にも携わることができた[107]。その結果、ジュドーをはじめとする子どもたちに思い入れができ、彼らに対して保護者のような目線を持つようになったため、描写するのに苦労しなかったという[107]。一方、プルは富野や遠藤といった男性の視点から描かれたキャラクターという印象があり、女性の自分では魅力をうまく引き出せないように感じたと語っている[107]。
鈴木はシナリオ作りに臨むにあたって、「ひきずるものが多すぎた」カミーユに対し、そういったもののないジュドーは「ずいぶんラク」だと考えていた[109]。しかし実際には、自分の都合でしかガンダムに乗ろうとしないジュドーには主人公としての責任感を感じられず、曲がりなりにも素直に動くアムロやカミーユとは対照的であったため、扱いに難儀したという[110]。また鈴木は、『Ζ』との明確な差別化を図るべく[111]、『Ζ』から継続して登場するウォン・リーの「修正」に対してジュドーが絶対に負けないようにした[112]。放送終了後のインタビューでは、ジュドーたちの物語は幼稚と見られるかもしれないが、それは後退では断じてなく、「複雑な時代の後の本当の意味での新人類の話」なのだと述べている[113]。
富野にとって『Ζ』と『ΖΖ』は、キャラクターにせよMSにせよ互いに自己主張しあっては視聴者を差し置いて話を進めるために、ストーリーがわかりづらく、「今やガンダムは作品の体を成していない」ように見えていた[97]。富野は、若手の演出や脚本家に対して「ガンダムをやらせると短編でまとめる瞬発力を知らなくなっちゃった」という危機感を覚えたことから、『ΖΖ』では1話完結型の作劇を試したという[97]。そして『ΖΖ』については、最終的には「ガンダムの世界」が持つ鬱陶しさゆえに「ジュドーの世界」あるいはより楽しい世界になりきれなかったことが心残りだとして、「ジュドーに対して申しわけなく思います」と語っている[97]。その一方で、ジュドーを『ΖΖ』の主人公に据えた効果に関しては、インタビューで以下のように述べている。
ジュドーのようなキャラにしたおかげで「Ζ」に絶対にならないで終われた。ニュータイプ論みたいな面倒なことにもっていかないですんだ。〔中略〕それはバックボーンに置いておけばいいという思いが、〔『ΖΖ』を〕異常な番組にしないで済んだ要因だと思う[98]。
自身の手による作品の結末が得てして負のカタルシスを与えてきたとはいえ、ひとりよがりな作品づくりはやはりテレビにふさわしくないと考えたことから、富野は『ΖΖ』のような終わり方には照れを感じつつも、「ジュドーやビーチャというキャラに対して、よかったなと素直に思えるものを手に入れられた」と語っている[98]。後年の『アニメリカ』でのインタビューによれば、『ガンダム』の成功は人間ドラマの要素にあったと富野とプロデューサーの双方が感じていたというが、富野は、彼自身がその要素に固執しすぎた結果、『Ζ』は暗い結末を迎え、続く『ΖΖ』は埋め合わせをするあまり、コミカルに終わったと振り返っている[114]。
デザイン
キャラクターデザイン
キャラクターデザインは安彦良和の不参加にともない、北爪宏幸が手掛けることになった。その際、内田からは「延長する上で新キャラクターが登場するが、今度は安彦先生は参加されないので、雰囲気を変えずに『Ζ』での作画テイストで新キャラクターを描いて欲しい」という要望があった[115]。
作品の印象や雰囲気を変えるために、主人公はアムロやカミーユよりも若くて軽いニュータイプにしたいという話があがり[116]、彼らにあったような神経質さは取り払われた[13]。北爪はこの際、『ガンダム』に対する個人的愛好から、ジュドーをウェーブがかった髪にしてアムロの要素を取り入れた[116][117]。同様の理由で、ルーにはセイラ・マスの持っていたヒロイン的記号が入っているが、彼女の最終的な役回りは予想していなかったという[117]。
富野からは「未来の貧乏人」を描くようにという指示があり、北爪は「下町っ子のイメージ」として捉えた[13]。メインキャラクターの造形に関しては、富野が直接描いたラフはなく書面での注文のみだったため、ある程度の自由があった[117]。最もリテイクが出たのはプルのデザインで、路線がショートカットに固まった後、富野の提案に従いもみあげを長くすることで特徴をつけた[116][117]。
キャラクターの衣装は、当初は少年が普通着るようなありふれたデザインを提出したものの、それは富野の「子供といえども主人公たちは格好良くあるべきだ」という意向からは離れていた[116]。富野から送付された海外の子供服のカタログなどをヒントにして、架空のファッションをデザインし直したという[116][117]。一方、ネオ・ジオンの制服は、これまでのジオンのイメージを継ぎながら新しい印象を与えるようなデザインが求められたため難しかったという[116]。ハマーンが着けていた顔の飾りなどは、作品の方向性を知った北爪がヒーローものの感じを与えようとした結果、特撮ものなどのようなシンボリックなデザインが意識されている[117][注 8]。
メカニカルデザイン
メカニカルデザインにおいては、前作の『Ζ』同様、MSのデザインが難航した。まず『Ζ』の番組延長のために20名ほどのデザイナーが集められ、新ガンダム(その時点ではまだΖΖというネーミングはない)のラフデザインが描かれた[119][120]。メンバーとして、当時Zガンダムに参加していた永野護や小林誠、藤田一己、伸童舎(明貴美加、岡本英郎)、玩具類の合体変形などのコンセプト作成に携わるビシャルデザインなどが参加していた[121][85]。
『Ζ』の延長ではなく続編の制作が決まると、永野がメインデザイナーとして作中に登場する全てのメカデザインを担当すると発表された[122]。しかし、富野の「ロボットアニメの原点に戻って子供にもわかりやすい『明るいガンダム』にしよう」という意図を汲んだ永野による3-5頭身のコミカルなデザインのMS[注 9]は波紋を呼んだ[123][124]。「子供たちにひと目で敵ロボットの特徴をわからせるための巨大な一つ目に5頭身のガルスJ」「ハマーン・カーン専用MSとしてデザインされ、女性用ということで「おっぱいミサイル」を胸に2発搭載するハンマ・ハンマ[注 10]」などのデザインは、 ユニークではあるが従来のMS像とはかけ離れていた[125][126]。また主役機のΖΖガンダムも、永野案では模型にした際に合体変形機構に問題があることがわかり、何度かのデザイン修正が行われたものの、スポンサーサイドのOKは出なかった[120][注 11]。結局、永野は1985年12月末にメカデザイナーを降板することとなり、前作Zガンダムで描いた物とゲゼ、ガザD(ともに原案のみ)、およびプチMSとミドルMSを除くほとんどの永野のデザインは作品に登場しないことになった[128][129]。
結果として、前作で敵MSのデザインを務めておりモデラーとしての経歴もある小林誠が主役メカのΖΖガンダムを、そして出渕裕がネオ・ジオン軍のMSを担当した[130]。ΖΖガンダムのデザインは、TTブレイン(玩具デザイン会社)の案を元に複数のデザイナーに発注したものの中から、小林誠のラフ案を元とすることとなった[120][131]。スピード感のある『Ζ』とは対照的なイメージを持つ重々しいデザインを目指したことが採用の基準に関わっていた[85]。
ΖΖガンダムのコンセプトは「〔『ガンダム』に登場する〕Gアーマー的な機能を持った、合体可変型のものにする」ことだった[131]。小林は、『Ζ』のガザCやジ・Oといった凝ったデザインが理解されずにいることが多いという認識のもと、サイコ・ガンダムがガンダムのデザインに近いという理由で子ども人気が高かったように、ΖΖガンダムを「対子ども用」で作ろうとしたという[132]。後年のインタビューでは、飛行形態への変形が見栄えよくできることが求められた上、スポンサーであるバンダイからは、ガンダムに近くてΖガンダムよりも強そうなデザインにしてほしいというオーダーがあったと述べている[133]。このオーダーに沿うだけでは強さを示せないと考えた小林は、強く見える要素として波動砲、すなわちハイメガキャノン砲を頭部につけ、さらに「空中戦車」らしさが出るような大砲関係の装備を加えた[133]。次いで、模型で再現可能かどうかを測るために木型の制作も行なった[133]。しかし、後に届いた富野のラフより、当初の小林の案では波動砲のサイズが大きすぎるため削ってほしいという要請があったため、手直しが加えられた[133]。そして伸童舎の岡本英郎、明貴美加により最終的なクリンナップが行われた後、北爪の手でアニメ用の設定画にまで仕上げられた[134][注 12]。
物語前半に登場するネオ・ジオン軍のMSを担当した出渕は[135]、『Ζ』の後番組として予定されていた別のオリジナル企画にメインとして参加し手応えも感じていたが、『ΖΖ』の放送が決定したために没となり、かなり複雑な気持ちで臨んだという[136]。また『Ζ』後半のMSのデザインが複雑化・怪物化していき、敵味方の区別すら曖昧になってしまったことに疑問をもっていたため、デザイン・ラインの原点回帰を目指した[136]。出渕はデザイン原案のみの参加でクリンナップは伸童舎(一部は藤田一己)に任せたが、ガルスJの頭部とバウはイメージがうまく伝わらず、最後まで自らクリンナップを行なった[137]。後に出渕は、反省点は多々あるものの、短期間で多数の機体をデザインしたことで互いのシルエットに変化をつけることができたのではないかと語っている[136]。
伸童舎で作業を進めていた明貴は、メカデザインの担当を決める段階で現場に混乱が生じていたこともあり、そのような状況の中で作成したデザインにはあまり満足していなかった[138]。そのため、修正する機会を狙っていたΖΖガンダムを、第46話で「フルアーマーΖΖガンダム」として登場する際にデザインを描き直した[138]。演出担当のスタッフからはバランスが全く違うことについて問い詰められたが、こちらの方が格好良いという理由で押し通したという[138]。また、『Ζ』に登場するMSは航空機のイメージが強かったため、明貴は戦車を思わせるようなデザインに戻そうという意識のもとデザインを作成していたが、これは従来のイメージを破壊したいという富野の意図と合致するものだった[138]。そのような新規性を前面に出す一環として、明貴が描いたΖΖガンダムの合体レバーは富野から非常に喜ばれたという[138]。
物語の終盤では、明貴の手による精細かつ重厚なデザインのMSが登場する[135]。そのうちの一つであるクィン・マンサは、当初は「サイコガンダムクラスの巨大モビルスーツ」という漠然としたコンセプトしか決まっていなかった[138]。「最終回なんだから〔『聖戦士ダンバイン』の〕オーラバトラー的なものでもいいんじゃないか」と考えた明貴がラフを出すと、最終回であることに甘んじる彼の姿勢に怒った富野が自らラフを描き、富野のラフをもとにデザインするよう告げられたという[138]。
なお物語後半には、過去作に登場したMSのデザインを一部アレンジしたうえで別の機体としたものが登場するが、これは既存の模型金型を活用し、低コストで商品を売り出すためであった。ただし、本放送当時には商品化されなかった機体も存在した[139]。
演出
富野は、演出においては『Ζ』よりも『ΖΖ』のような作品のほうが難しいと考えており、子どもがメインターゲットである『ΖΖ』には、「ガンダム」らしさとは関係なしに面白さで大人を黙らせるようなパワフルさを求めていた[140]。
メカニカル作画監督の内田順久によれば、『Ζ』を経て確立しつつあったMSのアクション表現が、方法論的な揺り戻しによって『戦闘メカ ザブングル』や『重戦機エルガイム』のような方向に向かったため、現場でも困惑が生じ、まだ慣れていない序盤では、コミカルなシーンに戦闘描写を挟むというやり方は作画的にもリズムが取りづらかったという[93]。また本作は『Ζ』と比べると監督による細かい指定が少なく、SF考証も緩かったといい、内田は作品の後半で多用されたファンネルの描写について、各担当者が映像的な面白さを追求できたと語っている[141]。第46話ではジュドーの額に光が走るという従来の作品にも見られる代表的なニュータイプの描写があるが、それはコンテの時点では存在せず、内田によって創出された[142]。
演出を担当したスタッフのうち、関田修は、作画は昔よりも数倍優れているが、人情話や重みのあるメカが存在した『ガンダム』を越えるには至らなかったと述べている[143]。川瀬敏文は、フィルムが重く気軽に見られなくなってしまったという印象を持ったという[143]。杉島邦久は、映像に詰め込みすぎのきらいがあったものの、絵と音の流れによって単なる説明以上の説得力を生み出せたと語っている[143]。横山広行は、本作が『Ζ』を引きずっていることに戸惑った一方、ジュドーたちは明るくて後味がよいと感じたという[143]。
OPコンテを担当した滝沢敏文は、『蒼き流星SPTレイズナー』と『ダーティペア』からの流れでオープニングアニメーションの制作を引き受けたが、前期の主題歌「アニメじゃない -夢を忘れた古い地球人よ-」は歌詞のインパクトが非常に強く、当惑したという[144]。当初はプロモーション・ビデオ風のイメージ的な映像も制作したが、富野から「理屈がない」と却下されたため、人間がニュータイプへと進化する過程を映像に入れた[144]。ラスト付近のせり上がるコンピューターチップには、機械が新時代の子どもたちの味方となってくれるのではないかという期待が込められている[144]。
後期オープニング映像にはプルとハマーンが登場する。ニュータイプとしてジュドーと共鳴した両者のイメージが重なる演出によって、対照的な性格を持つプルとハマーンの、ジュドーとの関係における近似が示唆されている[145]。
美術
物語冒頭の舞台となるコロニー・シャングリラの設定は池田繁美が担当した。話し合いを経て、シャングリラはアメリカ風の街にしようと決まった結果、イメージとしてはアメリカ西海岸部のロサンゼルス、特に上流階級の人間が暮らす「山の手」はビバリーヒルズとなった[146]。
キャスト・演技
ジュドー役は声優の矢尾一樹が務めた。オーディションはなく、富野からのレクチャーもあまり受けなかったという[147]。矢尾は『Ζ』にゲーツ・キャパ役などで出演したが、『ガンダム』に関する知識はなく、『ΖΖ』と以前のガンダム作品との違いに実感が持てずにいた[148]。しかし自身の演技に影響が出て実力が出せなくなることを危惧し、過去作はあえて視聴しなかった[147]。アフレコ時には絵がなかったため、口パクのタイミングやキャラクターの位置を把握するのに苦労したという[147]。また、矢尾自身とジュドーの年齢差にも悩みはしたものの、ストレートなキャラクターであるためやりやすくはあったという[147]。演技の際には「十四歳の純情少年」であることや「子供らしさ」[149]、「天真爛漫に明るく」演じることを意識し[148]、かわいらしく[150]、高めのトーンを用いるよう心がけたが[148]、終盤では同化し[151]、最終回あたりでは地で演じていた[149]。また、自身がニュータイプであることに対してジュドーが特別視しないことを意識して演技した[152]。そして物語の展開が深刻になってもジュドーの明るさを守りきれたと語っている[147]。
プル役は本多知恵子が務めた。プルは富野のレクチャーにより、自身がニュータイプであるのは当然であり自然な状態だと考えている、己の直感や感情を信じられる子どもとして演じられた[153]。演技について、「プルプルプル〜」という特徴的な台詞[注 13]以外では特に悩むことはなかったという[153]。しかしプルが比較的演じやすかったのに対し、プルツーは難しく感じたという[153]。第28話でプルが泣く場面では、自分がリィナを死なせてしまったからではなく、彼女は大好きなジュドーの妹であり、大好きなジュドーの悲しみを感じたからプルは泣いたというところが、演じていて可愛く思えたという[153]。「ガンダム」の世界観や物語の深部はわかりにくいが、プルはわかりやすくて面白く、また子どもがニュータイプだということはある程度納得できたと語っている[153]。
ハマーン役は榊原良子が務めた。この物語には悪役は存在せず、ポリシーの違いで敵対しているだけだという富野の説明もあったため、悪の親玉という意識はなく、また本人としては、ハマーンの弱さや見苦しさといった人間らしい醜さを表現するように演じていた[154]。『ΖΖ』では、ハマーンの自己顕示欲が次第に強くなる点に関しては演技も変えていったが、『Ζ』から『ΖΖ』へと作品を跨いだという理由で演じ方に特別な変化が生じることはなかったという[154]。最も印象的に感じたのは、ジュドーのプレッシャーに対する不安で恐れ慄き、怯えるシーンである[154]。また榊原は、ハマーンはいまだに乙女を引きずっており、大人ぶって話す割には子どものように行動したり、現実を夢に近づけるよりも、夢が空から落ちてこないかと考えたりするキャラクターだという見解を示している[154]。さらに、ハマーンは女性を捨てた振りをしながらも、女であることをマシュマーに対して利用しては楽しんだり、また自身に女性性が残っていることを嬉しがったりしたのではないかとも捉えている[154]。
ブライト役は鈴置洋孝が務めた。富野はアフレコ現場によく来てはアドバイスをするため役作りをしやすく、またブライトは「格好悪くても頑張る日本のお父さん」だという説明を富野から受けた時は納得したという[155]。鈴置は、ブライトが「ガンダム世界の生き証人」であることは確かだが、彼はあくまでも苦労して頑張る凡人で、さらにニュータイプは必ずしも幸せではないと知っている人物でもあると語っている[155]。アムロの悲劇を知った上でカミーユに接し、カミーユの悲劇を知った上でジュドーに接していることから、ブライトは次第に父親的な立場になりつつあると解釈している[155]。
評価
日本の評価
中村学は『アニメージュ』において、『Ζ』および『ΖΖ』は、『ガンダム』で救済を見出された戦争という負の状況を、現実的な視点から蒸し返した上で試行錯誤を繰り返してしまったシリーズと定義する。そして、破滅的な結末を迎えた『Ζ』の登場人物とその視聴者に対する慰めとなるはずの『ΖΖ』においてすら、次第に『Ζ』の流れを汲んで「ニュータイプの修羅場というテーマ」が優先されていった結果、キャラクターがテーマによって押しつぶされ、「世間の荒波に負けないジュドー゠アーシタというバイタリティの塊みたいな少年」でさえ「悲鳴をあげはじめてしまった」と捉えている。また、人類のニュータイプとしての可能性を再発見するという結論は『ガンダム』に近いとし、「信じ合うことによって、最終的にジュドーとカミーユの精神はつながりあい、カミーユの閉ざされた魂も蘇った……。すべてがふりだしにもどったのだ」と述べている[156]。
中島紳介は、OVA作品の増加やアニメーション映画の衰退、テレビシリーズのオタク化といった当時の状況のもと、『ガンダム』の生んだリアルロボット路線の流行によるアニメにおける物語や表現の行き詰まりの打開策として展開されたのが『ΖΖ』であり、それゆえ『ΖΖ』が、アムロやカミーユが持つ「暗く繊細な幼児性」とは異なる性質の「最初から地球とのしがらみなど感じていない本物の新人類が〔中略〕不良少年なりのやり方で戦おうとする」物語になったのは必然だったと述べている。また後発の宇宙世紀シリーズやオルタナティブシリーズに対する『ΖΖ』の影響を評価している[14]。
氷川竜介は、1986年当時はアニメブームの失速に伴いロボットアニメが衰退にさしかかる時期でもあったと述べ、『ガンダム』の続編『Ζ』のさらなる続編として生み出された作品である『ΖΖ』を、『Ζ』が「屋上屋を重ね」たものと位置づけている[157]。
宇野常寛は、『ガンダム』の続編群は富野にとって、宇宙世紀という架空年代記の箱庭の中で展開される、「時代の精神を体現するがゆえに人間として成熟することも超越者として解脱することもできない存在」たるニュータイプの悲劇を繰り返したものだったと解釈し、比較的コメディ色の強い『ΖΖ』もまた同様だったと述べている[158]。
藤津亮太は、ロボットアニメへの回帰が狙われた『ΖΖ』では、ニュータイプが「子供の純粋な感性の発露」として表現され、また作劇上、ジュドーは大人たちが代表する現実の汚さから守られていると述べている[159]。また1980年代までの富野作品では「故郷」の存在が希薄であるが、『ガンダム』、『Ζ』、『逆襲のシャア』がどれも「行きて帰りし物語」から逸脱する構造のバリエーションであったのに対して、妹と再会するという動機が根源にある『ΖΖ』は、そういった物語の構造よりも、ジュドーが難境を次々に打破していくという運動に重きを置いているとし、例外的作品の一つとして評価している[160]。
海外の評価
ジャーナリストのローレン・オルシーニは『アニメニュースネットワーク』において、作画や戦闘の演出はすばらしく、デザインはキャラクター・メカともに後年の作品にも匹敵するもので、キャラクターが身につけるファッションもまた先鋭的だと述べる。一方、キャラクター描写に中身がなく、登場人物は視聴者が好感や倫理的共感を持てない者ばかりだと評価している。また前半部ですでに作品のトーンが変化する兆しは存在したとはいえ、前作『Ζ』の陰惨さの後で展開されるコメディ調の作風には違和感があり、さらに路線が急激に変化した後半部においては人物造形の薄さゆえに重いテーマが空疎に感じられ、元はコミックリリーフだった者たちの動機も判然とせず、メインキャラクターの死もキャラクターアークの決着以外に意味を感じられないと述べる。そして『Ζ』では手強い敵役だったハマーンはジュドーへの情念のために矮小化されたと捉えている[161]。
ゲームデザイナー、ジャーナリストのオリー・バーダーは『フォーブス』において、ジュドーら主人公たちは生意気で、ふざけていて、苛立たしいと感じるよう意図的に描かれる傍ら、重苦しく疲弊したアーガマに新しい血として活気を与え、さらに危険が高まるに従い彼らが状況への適応を余儀なくされる局面においては、ジュドーたちの当初の振る舞いはコントラストという点でも重要になると語る。また、戦争という現実に直面した主人公たちが、騒々しくわがままなティーンエイジャーから責任ある大人へと成長していく過程こそが「『ZZ』のプロットおよびキャラクターを心惹かれるものにしている」とする。そして、ひょうきんに見える始まりであろうと、そこに理由あって存在する純粋さは、失われることでより一層際立つものとして、「当代において注目に値する、そして幾分過小評価されている名作」だと評価している[162]。
批評家、研究者のジョナサン・ラックは、『ΖΖ』は西洋のファンの間でも不評を買うことがあるが、誤解や過小評価を大いに受けている優れた作品だと説く。一見明るく見える本作は、『Ζ』の続編として不可欠であり、フランチャイズの視点を見事に転換させているだけでなく、全編にわたってその映像美を誇り、素晴らしいキャラクターにも事欠かないと述べている。また初期のガンダムトリロジーの最後を飾るテレビアニメ作品として、宇宙世紀サーガを鮮やかに締めくくりながらも、視聴者の理解における多くの前提に挑戦し、ガンダムシリーズを大胆かつ魅力的な新しい領域に導くものと評価している[163]。ラックは、最初のトリロジーの中では本作が最も展開が散漫だとする[164]。コミカルな調子の序盤からより大きな目標を定めていくまでが挿話的であり、アーガマの指針も20話あたりまで失われていると評する[165]。一方、ジュドーがシャングリラを発つまでの過程については、世界観の転換やジュドーの行動の変遷などがよく書かれていると評価している[166]。また、ジュドーの強固かつ一貫した動機づけが個人主義的な性格を帯びていながら、自分自身や妹から段階を経て人類の未来へと拡大する過程が精緻に描かれていると評し、サブキャラクターを通してそれを反映させる手法も含め、その発展をガンダムシリーズの中でも最も満足のいくものの一つとして位置づけている[167]。これを受けて批評家のシーン・チャップマンは、ジュドーをカリスマ性のある魅力的なキャラクターと評した上で、その成長や試練を克服する様子を見たいと視聴者に期待させる作用を指摘している[168]。
スタッフ
- 企画 - 日本サンライズ[169]
- 原案 - 矢立肇[169]
- 原作 - 富野由悠季[169]
- キャラクターデザイン - 北爪宏幸[169]
- 美術 - 池田繁美[169]
- メカニカルデザイン - 伸童舎、明貴美加[注 14][169]
- メカニカルベースデザイン - 小林誠、出渕裕[169]
- デザイン協力 - 安彦良和、大河原邦男、藤田一己[169]
- 音楽 - 三枝成章[169]
- メカニカル作画監督 - 内田順久[169]
- 撮影監督 - 斉藤秋男[169]
- 音響監督 - 藤野貞義[169]
- 音響制作 - 千田啓子[169]
- 総監督 - 富野由悠季[169]
- プロデューサー - 神谷寿一(名古屋テレビ)、稲垣光繁(創通エージェンシー)、内田健二(日本サンライズ)[169]
- 制作 - 名古屋テレビ、創通エージェンシー、日本サンライズ[169]
主題歌
キングレコードより発売。前期はオープニング・エンディングとも従来の作品にはあった歌詞クレジット表示が廃止されたが、後期になって復活している。
- オープニングテーマ
-
- 第1話・第9話ではBGMとしても使用された。
- 『ガンダムビルドファイターズトライ』第11話ではカミキ・セカイ(声 - 冨樫かずみ)とホシノ・フミナ(声 - 牧野由依)がこの曲を歌っている場面がある。
- エンディングテーマ
-
- 「時代が泣いている」(第1話 - 第25話[170])
- 作詞 - 秋元康 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 鷺巣詩郎 / 唄 - 新井正人[170]
- 「一千万年銀河」(第26話 - 第47話[170])
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲 - 若草恵 / 唄 - ひろえ純[170]
- 最終回ラストのジュドーとルーが木星へと旅立つ場面で2コーラス目が挿入歌として使用されている。
- 挿入歌
各話リスト
第1話「プレリュードΖΖ」は、『ガンダム』および『Ζ』の名場面や世界観、施設、登場するMSのほか、『ΖΖ』に至るまでの大まかな話の流れなどを説明した特別番組(総集編)であり、物語の実質的な始まりは第2話となっている[172][注 15]。
| 話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 1986年 3月1日 |
プレリュードΖΖ | 南田操(構成) | ケイ・コマ ーシャル |
寺沢賢 | - | [174] |
| 第2話 | 3月8日 | シャングリラの少年 | 鈴木裕美子 | 杉島邦久 | 北爪宏幸 | ||
| 第3話 | 3月15日 | エンドラの騎士 | 遠藤明吾 |
|
横山広行 | 山田きさらか | |
| 第4話 | 3月22日 | 熱血のマシュマー | 鈴木裕美子 |
|
関田修 | 金山明博 | |
| 第5話 | 3月29日 | ジュドーの決意 | 遠藤明吾 |
|
平林淳 | 恩田尚之 | |
| 第6話 | 4月5日 | ズサの脅威 | 鈴木裕美子 | 川瀬敏文 | 敷島博英 | ||
| 第7話 | 4月12日 | ガザの嵐 | 遠藤明吾 |
|
杉島邦久 | 小林利充 | |
| 第8話 | 4月19日 | 鎮魂の鐘は二度鳴る | 鈴木裕美子 | 横山広行 | 神村幸子 | ||
| 第9話 | 4月26日 | 宇宙のジュドー | 遠藤明吾 |
|
関田修 | 山田きさらか | |
| 第10話 | 5月3日 | さよならファ | 鈴木裕美子 |
|
平林淳 | 金山明博 | |
| 第11話 | 5月10日 | 始動! ダブル・ゼータ | 遠藤明吾 | 川瀬敏文 | 恩田尚之 | ||
| 第12話 | 5月24日 | リィナが消えた | 鈴木裕美子 | 杉島邦久 | 小林利充 | ||
| 第13話 | 5月31日 | 妹よ! | 遠藤明吾 | 横山広行 | 神村幸子 | ||
| 第14話 | 6月7日 | 幻のコロニー(前) | 鈴木裕美子 |
|
平林淳 | 山田きさらか | |
| 第15話 | 6月14日 | 幻のコロニー(後) |
|
関田修 | 金山明博 | ||
| 第16話 | 6月21日 | アーガマの白兵戦 | 遠藤明吾 | 川瀬敏文 | 恩田尚之 | ||
| 第17話 | 6月28日 | 奪回! コア・トップ |
|
杉島邦久 | 敷島博英 | ||
| 第18話 | 7月5日 | ハマーンの黒い影 |
|
横山広行 | 神村幸子 | ||
| 第19話 | 7月12日 | プルとアクシズと |
|
平林淳 | 山田きさらか | ||
| 第20話 | 7月19日 | 泣き虫セシリア(前) | 鈴木裕美子 |
|
関田修 | 金山明博 | |
| 第21話 | 7月26日 | 泣き虫セシリア(後) |
|
川瀬敏文 | 恩田尚之 | ||
| 第22話 | 8月2日 | ジュドー、出撃!![注 16] | 遠藤明吾 | 杉島邦久 | 小林利充 | ||
| 第23話 | 8月9日 | 燃える地球 | 横山広行 | 敷島博英 | |||
| 第24話 | 8月16日 | 南海に咲く兄妹愛 | 鈴木裕美子 |
|
高松信司 | 神村幸子 | |
| 第25話 | 8月23日 | ロンメルの顔 | 遠藤明吾 |
|
関田修 | 山田きさらか | |
| 第26話 | 8月30日 | マサイの心 | 鈴木裕美子 |
|
川瀬敏文 | 恩田尚之 | |
| 第27話 | 9月6日 | リィナの血(前) | 遠藤明吾 | 杉島邦久 | 金山明博 | ||
| 第28話 | 9月13日 | リィナの血(後) | 滝沢敏文 | 江上潔 | 小林利充 | ||
| 第29話 | 9月20日 | ルーの逃亡 | 鎌田秀美 | 横山広行 | 神村幸子 | ||
| 第30話 | 9月27日 | 青の部隊(前) | 鈴木裕美子 |
|
高松信司 | 山田きさらか | |
| 第31話 | 10月4日 | 青の部隊(後) | 鎌田秀美 | 谷田部勝義 | 関田修 | 恩田尚之 | |
| 第32話 | 10月11日 | 塩の湖を越えて | 遠藤明吾 | 杉島邦久 | 北爪宏幸 | ||
| 第33話 | 10月18日 | ダブリンの午後 | 鈴木裕美子 |
|
今西隆志 | 金山明博 | |
| 第34話 | 10月25日 | カミーユの声 | 遠藤明吾 | 川瀬敏文 | 小林利充 | ||
| 第35話 | 11月1日 [注 17] |
落ちてきた空 | 鈴木裕美子 | 横山広行 | 神村幸子 | ||
| 第36話 | 11月8日 | 重力下のプルツー | 鎌田秀美 |
|
高松信司 | 恩田尚之 | |
| 第37話 | 11月15日 | ネェル・アーガマ | 遠藤明吾 |
|
江上潔 | 山田きさらか | |
| 第38話 | 11月22日 | 鉄壁、ジャムル・フィン | 鈴木裕美子 | 杉島邦久 | 関田修 | 金山明博 | |
| 第39話 | 11月29日 | サラサ再臨 | 鎌田秀美 |
|
今西隆志 | 小林利充 | |
| 第40話 | 12月6日 | タイガーバウムの夢 | 鈴木裕美子 | 川瀬敏文 | 神村幸子 | ||
| 第41話 | 12月13日 | ラサラの命 | 遠藤明吾 | 滝沢敏文 | 杉島邦久 |
|
|
| 第42話 | 12月20日 | コア3の少女(前) | 鈴木裕美子 | 横山広行 | 山田きさらか | ||
| 第43話 | 12月27日 | コア3の少女(後) | 遠藤明吾 |
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高松信司 | 金山明博 | |
| 第44話 | 1987年 1月10日 |
エマリー散華 |
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江上潔 | 小林利充 | |
| 第45話 | 1月17日 | アクシズの戦闘 | 鎌田秀美 | 滝沢敏文 | 関田修 | 神村幸子 | |
| 第46話 | 1月24日 | バイブレーション | 遠藤明吾 | 川瀬敏文 | 内田順久 | ||
| 第47話 | 1月31日 | 戦士、再び…… |
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杉島邦久 | 北爪宏幸 | |
放送局
※系列は放送当時、放送日時は1987年1月終了時点のものとする[175]。
| 放送地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | 土曜 17:30 - 18:00 | 制作局 |
| 北海道 | 北海道テレビ | |||
| 宮城県 | 東日本放送 | |||
| 福島県 | 福島放送 | |||
| 関東広域圏 | テレビ朝日 | |||
| 新潟県 | 新潟テレビ21 | |||
| 長野県 | テレビ信州 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
| 静岡県 | 静岡けんみんテレビ | テレビ朝日系列 | 現・静岡朝日テレビ。 | |
| 広島県 | 広島ホームテレビ | |||
| 香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |||
| 福岡県 | 九州朝日放送 | |||
| 鹿児島県 | 鹿児島放送 | |||
| 青森県 | 青森テレビ | TBS系列 | 金曜 16:30 - 17:00 | |
| 岩手県 | 岩手放送 | 日曜 6:00 - 6:30 | 現・IBC岩手放送。 | |
| 秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
水曜 17:30 - 18:00 | |
| 山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
木曜 16:30 - 17:00 | |
| 山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 | 水曜 17:00 - 17:30 | |
| 富山県 | 富山テレビ | フジテレビ系列 | 金曜 16:25 - 16:55 | 1986年7月25日から1987年7月10日まで放送[176]。 |
| 石川県 | 石川テレビ | 土曜 6:15 - 6:45 | ||
| 福井県 | 福井テレビ | 月曜 16:30 - 17:00 | ||
| 近畿広域圏 | 朝日放送 | テレビ朝日系列 | 金曜 17:00 - 17:30 | 現・朝日放送テレビ。 制作局より1日早い先行放送。 |
| 山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
火曜 17:15 - 17:45 | |
| 長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | 金曜 16:50 - 17:20 | |
| 熊本県 | 熊本放送 | 金曜 16:30 - 17:00 | ||
| 大分県 | 大分放送 | 水曜 17:20 - 17:50 | ||
| 宮崎県 | 宮崎放送 | 火曜 17:30 - 18:00 |
関連商品
LD
1996年から1997年にかけて、全2巻のレーザーディスクがバンダイビジュアルから発売された[177][178]。特典には、ΖΖガンダムの各ラフ案のほか、各デザイナーや制作陣、メインキャスト4名によるインタビュー、富野由悠季と上野俊哉の対談などが載るブックレットが付属した[179][180]。
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1996年11月25日 | 第1話 - 第24話 | BELL-940 | [177] |
| 2 | 1997年6月25日 | 第25話 - 第47話 | BELL-941 | [178] |
DVD
2002年、全12巻のDVDが単巻販売とボックス販売に分けてバンダイビジュアルから発売された。各ボックスは4巻セットとなっている。メモリアルボックスには明貴美加描き下ろしのアートボックスが付属した[181]。
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 1-4 | 2002年3月25日 | 第1話 - 第16話 | BCBA-1180[182] BCBA-1181[183] BCBA-1182[184] BCBA-1183[185] |
[181] |
| 5-8 | 2002年4月25日 | 第17話 - 第32話 | BCBA-1184[186] BCBA-1185[187] BCBA-1186[188] BCBA-1187[189] |
|
| 9-12 | 2002年5月25日 | 第33話 - 第47話 | BCBA-1188[190] BCBA-1189[191] BCBA-1190[192] BCBA-1191[193] |
BD
2009年、HDリマスター化した本編映像を収録する全2巻のBlu-rayディスクボックスが、メモリアルボックスとしてバンダイビジュアルから発売された[194]。特典には、設定画や一部の制作陣のインタビューなどが載る解説書(ブックレット)[27][195]、さとうけいいち描き下ろしのアートボックス、記録映像風の新作ショートフィルム「GUNDAM FRAG.」(後述)が付属した[194]。
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| I | 2009年9月25日 | 第1話 - 第24話 | BCXA-0194 | [194] |
| II | 2009年11月25日 | 第25話 - 第47話 | BCXA-0195 |
2021年には、全2巻の「U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ」がバンダイナムコフィルムワークスから発売された。特典には、宇宙世紀シリーズの各作品を再構成した映像『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』、「GUNDAM FRAG.」、デジタルアーカイブで再収録された2009年版Blu-rayメモリアルボックスの解説書が付属した[196]。
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| I | 2021年1月27日 | 第1話 - 第24話 | BCXA-1483 | [196] |
| II | 第25話 - 第47話 | BCXA-1484 |
日本国外では、2016年6月7日[197]および7月5日[198]、全2巻のBlu-rayディスクがNozomi Entertainmentから発売された。
小説
1986年、遠藤明範による小説版が全2巻で講談社から刊行された。前作にあたる『機動戦士Ζガンダム』は富野自身の手になる「原作」なのに対し[199]、本作は脚本を担当した1人である遠藤明範による「ノベライズ」である。内容はストーリーの中心部分に絞られ、カットされたエピソードも多い一方、マシュマーとキャラの辿る境遇の変化やコロニー落としの有無、アムロとベルトーチカの登場など、TV版と異なる展開も見られる。また作中においてアムロがジュドーに語る内容は、『逆襲のシャア』を予期させるものとなっている[86]。1988年には文庫版が角川スニーカー文庫より刊行されている。
カセットドラマ
1989年、ボイスドラマを収録したカセットテープ『鏡のむこうのプル』が株式会社ムービックから発売された。A面には第36話を元にした、心理描写を中心に本編を補足するような形の「鏡のむこうのプル」、B面にはジュドー、プル、ブライト、ハマーン、プルツーによるラジオ番組風ドラマ「ガンダムステーション」が収録されている[200]。
関連メディア
映像
- GUNDAM EVOLVE
- フルCGによるOVA『GUNDAM EVOLVE../Ω』に収録された「EVOLVE../10 MSZ-010 ΖΖ-GUNDAM」では、木星往還船ジュピトリスIIのクルーとして活動するジュドーがネオ・ジオン残党のドーベン・ウルフ隊と戦う[201]。ここで登場するΖΖガンダムは、TV版のものを改修された新型となっているが、一部資料には「強化型ΖΖガンダム」とされている。
- GUNDAM FRAG.
- Blu-rayメモリアルボックス、Blu-rayライブラリーズに収録されたフルCGの短編映像作品。宇宙世紀0090年以降にジュピトリス内で真偽不明のアーカイブ映像を見ている、というコンセプト。映像の内容は、アニメ本編の出来事を別視点から観測したようなものだけでなく、『ΖΖ』の方針や作風に則るかのような突飛なものまで様々であり、作品としては真実性よりも視聴者の想像を掻き立てることが目指されている。なお、本編では実現しなかったΖΖガンダムによるアイキャッチが収録されている[69]。
漫画
- コミックボンボン連載版
- 放映当時、『コミックボンボン』に村上としやによる漫画版が連載された。製作スケジュールの都合から、一部のMSデザインには準備稿のものが使用され、ストーリーにもビーチャ、モンド、リィナがネオ・ジオンには行かない、アフリカで行方不明になったリィナをシャアが保護するといった違いがある。1999年に大都社[202][203]、2005年に講談社より、それぞれ復刻版が刊行されている。
- 『機動戦士Vガンダム外伝』
- 長谷川裕一による漫画作品。ニュータイプという存在に直面した物語が展開され[204]、ジュドーを思わせるニュータイプの老人[204]「グレイ・ストーク」が登場する。「木星じいさん」を自称する彼は木星船団のリーダーであり、太陽系外の恒星プロキシマ・ケンタウリへの植民を目指す。
- 『機動戦士ムーンガンダム』
- 福井晴敏(ストーリー)、虎哉孝征(漫画)により、『ガンダムエース』(KADOKAWA)にて2017年11月号から連載中の漫画。『ΖΖ』以後、『逆襲のシャア』以前の時代を描いており、『ΖΖ』 第14・15話に登場するスペースコロニー「ムーン・ムーン」から物語が始まり、このコロニーに住む光族の少年ユッタ・カーシムを主人公とする。
企画
『ガンダム』の支持層増加に伴う「ガンダム」ムーブメント勃興の一環として、ミリタリー色の濃厚な『MSV』の系統に準じる、模型作例と小説を合併した企画『ガンダム・センチネル』が展開し、模型専門誌『モデルグラフィックス』1987年9月号より連載された。あさのまさひこの主導のもと始動したこの企画はミリタリー的な要素が強く、かときはじめ(現・カトキハジメ)によるリアリティに重きを置かれたデザインやイラストが起用された。その背景には、戦争描写よりも人間ドラマが主だった『Ζ』や少年たちの冒険活劇風の『ΖΖ』に対し、『MSV』のファン層が抱いた不満や反発が絡んでいた。『センチネル』本編では、フルアーマーΖΖガンダムの評価試験機としてFAZZが活躍の場を与えられている[205]。
ゲームブック
1986年から1987年にかけて、本作を元にしたゲームブックがホビージャパンより発売された[206][207][208]。
物語は『ΖΖ』の世界観をベースとしたオリジナルストーリーで、主人公は元連邦軍上層部直属の組織に所属していた強化人間。Vol.3ではΖΖガンダムの量産型(量産型ΖΖガンダムとは別物)やバウの簡易量産型であるバウbis、ティターンズがキリマンジャロ・ベースで量産したキリマン・マラサイ、“腰”のあるバーザム等、オリジナル設定のMSが多数登場する。他に連邦軍がサイコミュ技術を応用して開発した「エニグマ」なる独自の要素も存在する。エニグマは1人のパイロットで複数のMSを制御するシステムで、エニグマが組み込まれたマスターMSで2機の随伴MSをコントロールし、1個小隊を運用するというもの。ネオ・ジオンも同様のシステムを「シュペール・サイコミュ」として開発している。
- Vol.1「ヘルメス迷走」は、記憶を失った主人公が様々な人物との出会いながら過去の自分の足跡を辿り、記憶を取り戻していく物語。舞台はサイド1・シャングリラ。
- Vol.2「ヘルメス夢幻」は記憶を取り戻して恋人と共に平和な暮らしを営んでいた主人公が、強化人間故の精神錯乱や過去との確執に苛まれながら再び戦いに誘われていく様を描いている。舞台はサイド6。
- Vol.3「エニグマ始動」は、Vol.2のラストで恋人の精神にダメージを負わせた人物を追って再び戦場へと舞い戻った主人公が、復活を目論むティターンズの陰謀に巻き込まれていく物語。舞台は地球。
なお、この物語の後日談が、『逆襲のシャア』公開時にホビージャパンが発売したガンダム関係のボードゲームの紹介ムック「ガンダムゲームズ」に小説として掲載された。主人公は連邦軍の前線基地マッシュの整備兵・通称トラッパーとして登場。MSパイロットのホークアイやデュークと共にネオ・ジオンの隠した金塊を奪うため、軍の高官がコレクションとして隠していたディジェを駆って戦いに赴くというもの。
脚注
注釈
- ^ 『ガンダム』は当時のロボットアニメにおいて、リアリズム的視点を織り込んだ画期的な作品であり、その「リアリティ」を象徴するのがモビルスーツであった[11]。ただし、そのような「リアル」路線は1986年当時においてすでに衰退傾向にあった[12]。
- ^ 本来リィナは死亡する予定だったが、脚本の遠藤の反対を受けて変更された[31]。原案ではシャアに救出されていたという[29]。
- ^ 脚本の遠藤によれば、ルーは『Ζ』のエマのような立ち位置にあるが、ジュドーとの関係はカミーユとエマのものとは違い、小・中学校の同級生のような感覚だという[42]。
- ^ 設定制作の近藤康彦は、ハマーンを旧世代のニュータイプとして、後進のジュドーを成長させる役割に置いている[48]。
- ^ なお『ΖΖ』のアイキャッチは「ハイパー・メガ・ランチャー装備のΖガンダム(本編未登場)」のみであり、主役機であるΖΖガンダムのアイキャッチは放送されなかった[69]。
- ^ 1986年3月時点でのインタビューで、富野は『ΖΖ』にシャアが登場した場合の考えられ得る展開の一つを語っていた。それによれば、シャアは「ザビ家をやっても良い」と思うことができた場合、ハマーンを殺した上でアーガマとも敵対するが、「ジュドーはそんなシャアの事を悲難〔ママ〕して殺しにでも生く〔ママ〕」[87]。その結果、「シャアはジュドーに負けそうになるだろうし、それによって怒って悩みを捨てて、本当に強いシャアとなる」が、「結局彼は負け続ける」[87]。
- ^ ロボットアニメにおいては、元来の視聴者層である子どもの共感を得ようとした影響およびその名残から、ロボット開発に主人公の血縁者が関わるのが常だった[100]。科学者または技術者の父(的な存在)を経由して主人公がロボットに乗り、社会的自己実現を図るという構図は『ガンダム』でも同様だったが、1991年に公開された映画『機動戦士ガンダムF91』では、富野は一転してロボットを母と関連づける[101]。
- ^ スタイリストの三浦玄は、『ΖΖ』のファッションにはMTVに代表される80年代カルチャーの影響があり、特にジュドーの着る赤いジャケットは、マイケル・ジャクソンが楽曲「スリラー」のプロモーション・ビデオで着用したジャケットに似ていると指摘する[118]。
- ^ 富野監督は「(デザインは)永野君に任せようと思っている」「(ΖΖは)いわゆる永野メカではなく大河原邦男マシンに近い線がある」「今描かせているヤラレメカに近いメカなどはかつての手塚治虫を彷彿させる漫画的なものまである」と語っている[122]。
- ^ 富野がハマーンの名に引っ掛けて命名した。「鉢かづき姫」のイメージでデザインされ、のちにデザインを一新した際、新デザインの方に名前を譲った。もともとのこちらのデザインのMSはその由来から「ハチカ」と改名された[124]。
- ^ 永野版ΖΖガンダムのラフデザインは、『月刊ニュータイプ』1986年3月号に掲載された[127]。
- ^ クリンナップを経たデザインや劇中におけるハイメガキャノンの描写は、小林の意図や「究極の兵器」という想定からは離れるものとなっていた。そのため、後に小林が手がけたイラストでは、ΖΖガンダムは劇中のものとはかなり雰囲気を変えたフォルムで描かれている[133]。
- ^ 演出を担当した横山広行の発案による[143]。
- ^ 第12話よりクレジット。
- ^ これに関して高松信司は、制作が間に合わなかったために急遽特別編として構成し、名古屋テレビ側は難色を示しながらも、それを第1話として納品したためとしている[173]。
- ^ テロップの「出撃」には「しゅつげき」とルビがあるが、次回予告ナレーションは「はっしん(発進)」と言っている。
- ^ 一部の地方では10月31日の17:00に先行放送された。
出典
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- DVD付き書籍
- 『ガンプラファクトリー GUNPLA FACTORY』バンダイビジュアル、2005年2月24日。
外部リンク
| 名古屋テレビ制作・テレビ朝日系列 土曜17:30 - 18:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
機動戦士Ζガンダム
(1985年3月2日 ‐ 1986年2月22日) |
機動戦士ガンダムΖΖ
(1986年3月1日 ‐ 1987年1月31日) |
機甲戦記ドラグナー
(1987年2月7日 ‐ 1988年1月30日) |
機動戦士ガンダムΖΖ(ゲームブック)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 04:03 UTC 版)
「ガンダムシリーズの登場艦船及びその他の兵器一覧」の記事における「機動戦士ガンダムΖΖ(ゲームブック)」の解説
ここでは、ゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場兵器を挙げる。 ネオ・ジオン サダラーン級機動戦艦(宇宙・大気圏内用戦艦)サザダーン
※この「機動戦士ガンダムΖΖ(ゲームブック)」の解説は、「ガンダムシリーズの登場艦船及びその他の兵器一覧」の解説の一部です。
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