アイキャッチとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > アイキャッチの意味・解説 

アイキャッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 01:35 UTC 版)

アイキャッチとは、主にテレビ番組の放送の途中で番組タイトル等を挿入する演出である[1]

概要

主にコマーシャル(CM)に入るシーンの前後に挿入され、これをアイキャッチの定義とする文献も見られる[2]。CMの前後以外にアイキャッチを用いる例としては、バラエティ番組で別コーナーに移行する際に短いアイキャッチを挿入する演出が見られ、この場合はシーンの区切りの演出として用いられる。この用法は、近年はYouTube等の動画共有サービスに投稿されている動画などにも見受けられる。NHKや一部の有料放送局(WOWOWスカパー!など)のような、CMが入らないテレビ局の番組でもアイキャッチが挿入されることがある(NHKが初めて用いたのが「未来少年コナン」)。

番組終了時の提供クレジット表示時の背景や、その後に流されるものは「エンドカード」と呼ぶことが多い。

演出

多くはアイキャッチ専用の演出を電子テロップなどで数秒間に渡って全画面的に表示するが、画面端にタイトルロゴのスーパーを表示するのみの控えめな演出を用いる場合もある。前者後者ともに、アイキャッチに合わせて専用のBGMやタイトルの読み上げと言った演出が合わせて行われる場合もある。

テレビアニメにおける事例

テレビアニメ特撮テレビドラマでもアニメと同じものが使われている)におけるエンドカードでは、アニメ原作者、出版社関連作家、ゲストイラストレーター、漫画家などによる書き下ろしイラストを使用することがある。

作品により、毎回固定の映像を流す場合や、各話ごとに異なる演出の物が存在する。中にはシーンの一部を編集して専用のアイキャッチが製作されることもある。

アイキャッチ間にCMを挟むことから、それを利用して簡単なクイズに仕立てることもあり、Aパート終了後のアイキャッチで出題し、Bパート開始前のアイキャッチで答えを出している。まれに引っかけクイズも出される。『ポケットモンスターシリーズ』におけるポケモンシルエットクイズが代表的な事例。

外国・外資系アニメチャンネルのほとんどの場合、日本製アニメを放送するときは、オリジナルのアイキャッチをチャンネル独自のアイキャッチに差し替えている。これは、主力コンテンツの海外アニメに合わせて、全ての放送作品にチャンネル独自のアイキャッチが製作されているためである。

その他の事例

スポーツ中継や報道番組においてもCMの前後にアイキャッチが挿入される番組が見受けられる。スポーツ中継の場合、リプレイ映像とLIVE映像の切替時の演出に全画面のアイキャッチを用いる場合もある。また、近年では2020東京オリンピック2022年北京オリンピックではCMの前後に民放全局共通のアイキャッチを使用した。

テレビ番組以外の事例として、OVAアニメ映画などで演出としてアイキャッチが挿入されている作品がある。

それ以外の例としては、液晶画面付きのパチンコ機やパチスロ機にてステージ移行演出やリーチハズレ後の画面遷移時にアイキャッチ的な演出を使用している機種も見受けられる。

脚注

  1. ^ アイキャッチ・コレクション - 東映アニメーションサイト[出典無効]
  2. ^ 映画・映像 業界用語辞典 「アイキャッチ」”. 2023年6月16日閲覧。

関連項目


「アイキャッチ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイキャッチ」の関連用語

アイキャッチのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイキャッチのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイキャッチ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS