星一号作戦(ア・バオア・クー攻略戦)
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「一年戦争」の記事における「星一号作戦(ア・バオア・クー攻略戦)」の解説
星一号作戦(ほしいちごうさくせん)は宇宙要塞ア・バオア・クーの攻略作戦である。なお、ア・バオア・クーが攻略目標であることは作戦開始前まで伏せられており、連邦軍がア・バオア・クーに向かっている事をジオン側が知ったのは、コンペイトウを発進する連邦艦隊への強行偵察が行われた時だった。 12月31日、ソーラ・レイによる壊滅的打撃を受けて一時混乱状態に陥った地球連邦軍第一大隊であったが、地球連邦軍艦隊上層部はマゼラン級戦艦ルザルを旗艦として遅れて到着したホワイトベースを編入するなど残存部隊の再編成を行い、被害を受けていない第二・第三大隊と共にア・バオア・クー攻略を強行した。 ア・バオア・クーは、月面基地のグラナダとともにジオン本国防衛の最後の拠点であることから、ギレン・ザビは妹キシリア・ザビと共にここで直接指揮を執り、この戦闘は両者の総力戦となった。 ジオン軍は、新型のゲルググやドロス艦隊を戦力として集中的に投入、ギレンによる的確な采配で連邦軍の攻撃を退け、勝利の兆しが見えたとする余裕すらギレンには見られた。しかし、戦闘の最中にキシリアが父殺しの罪を理由にギレンを射殺、文字通り「後釜に座って」司令席に着いた。このことは指揮系統の混乱を引き起こし、ジオン軍の防戦に一瞬隙を作ることになった。 地球連邦軍は激戦の中、ギレン殺害に伴うジオン軍指揮系統の混乱に乗じてジオン軍における防衛の要である2隻のドロス級大型空母(ドロス、ドロワ)を撃沈し、さらにSフィールドの別働隊もガンダムの勇戦もあってア・バオア・クー内部に侵入、ジオン軍は勝利の兆しどころか敗色が濃厚となった。 ザビ家最後の指揮官であったキシリアも脱出準備中にシャア(キャスバル・レム・ダイクン)により暗殺(公式記録では乗艦の撃沈による戦死)される。これによりザビ家は事実上滅亡、ジオン軍も壊滅状態となった。一方の地球連邦軍も、主戦力のほとんどをこの戦いで使い果たしてしまう。ホワイトベースとその搭載MS隊もア・バオア・クーに不時着の末撃沈されるが、乗組員たちはかろうじて脱出に成功した。 なお、戦いの経過の詳細については、ア・バオア・クーの項が詳しいので参照されたい。
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