オールレンジ攻撃とは? わかりやすく解説

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オールレンジ攻撃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 05:38 UTC 版)

オールレンジ攻撃(オールレンジこうげき、all range attack)は、アニメ機動戦士ガンダム』をはじめとする『ガンダムシリーズ』に登場する架空の兵器における攻撃手法のひとつ。また、他作品における同様の攻撃手法の通称として使われることもある。


注釈

  1. ^ ジェネレーターを搭載という特徴は本来のファンネルではなく、元のビットのものだが、これが開発された時代では既にサイコミュ制御兵器の名称として「ファンネル」の方が普及していたため、「フィン・ファンネル」と名付けられている。
  2. ^ 劇中でギュネイ・ガスが、ファンネルが長時間使用できることに疑問を持っている場面も見られた。また、ケーラが人質となった際にアムロがνガンダムの武装を解除した折には、ギュネイ・ガスが放熱板と誤認している
  3. ^ 諸説ある。
  4. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』内ではνガンダムと同一機と見なされる。
  5. ^ 劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』制作にあたり、ファンネル・ミサイルの誘導を無制限にしてしまうと便利すぎる兵器になるという考えから、大味になりすぎず、切り札にもなるバランスで設定された[31]
  6. ^ 使用する相手や細部の状況は異なるものの、クシャトリヤの撃墜直前に最後の攻撃手段として使用するという点は、アニメ版の改造ファンネルと同様。
  7. ^ OVA『GUNDAM EVOLVE../10』ではドーベン・ウルフが、OVA『機動戦士ガンダムUC』ではローゼン・ズールやシルヴァ・バレトが登場し、インコムを使用して戦っている。
  8. ^ 資料によってはレフレクタービットとも表記され[44]、劇中では「レフビット」と呼称された
  9. ^ ただし劇中では活用されず、機体背部に結合したままビームを斉射している。後に『ガンダムビルドファイターズ』にて初めて映像作品で活用された
  10. ^ ただし、パトゥーリアそのものには起動時に「サイコミュ・ダクト」と呼ばれる装置を使用している[54]
  11. ^ BitX(ビットエックス)とも呼ばれる。
  12. ^ ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズで命名された(過去のシリーズでは「ブラディ・シージ」と表記)。
  13. ^ 小説版においては、この能力を持っていたムウとラウはキラと同等の反射神経を持ち、かつ敵の攻撃を予知できるレベルの直感を有していたとされる[65]
  14. ^ この量子通信は、アクタイオン・インダストリーが開発した「ゲルフィニート」の技術の一部を礎として開発されたもの[72]。尚、ザフトはドラグーン・システム導入以前から量子通信や量子センサーの開発を行っており、同技術では他勢力に比べ一日の長を持っているとされる[64]

出典

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  88. ^ 『機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド』双葉社、2013年3月、100頁。ISBN 978-4575464726
  89. ^ a b c 高島雄哉「#0「PROLOGUE」 4 GUND-ARM」『小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女』 1巻(電子書籍版ver.001)、KADOKAWA角川コミックス・エース〉、2023年2月25日。ISBN 978-4-04-113146-6 


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