紡ぐ
読み方:つむぐ
「紡ぐ」とは、綿や繭から繊維を引き出し糸にするのことを意味する表現である。
言葉をつなげて文章を作るは、紡ぐの比較的新しい使い方である。前述の通り紡ぐには、つなぐという意味はない。心を紡ぐは紡ぐとつなぐが混同された結果、生じたと推測される。つなぐは、ひもなどで結んでとめることだ。心を紡ぐは人と人の心をつなぐ、心を通わせるとして使われている。
人生を紡ぐは、紡ぐの本来の意味では理解できない。紡ぐが縦糸と横糸を組み合わせて布地を作るという意味の、織ると混同された結果使われるようになった言葉だと考えられる。意味は、人生を形作るである。
想いは、ある物事についての考えやその内容である。思いと同様の意味だが、思いは考えること全般なのに対し、想いは心の中で思い浮かべることとする辞書もある。紡ぐについては、つなぐとの混同である可能性が高く、想いをつなぐや想いを通わせるの意味で使われる。
紡ぐは、つなぐの誤用だと考えられる。人を紡ぐは、人と人をつなぐの意味だ。
紡ぐは、つなぐと混同されている。幸せを紡ぐの意味は、幸せを1つにつなげるとなる。
口を紡ぐは、口を噤む(つぐむ)の誤用だと考えられる。口を噤むは、口を閉じてものを言わないという意味である。噤むだけでも同様の意味となる。
この場合の紡ぐは、織るとの混同だと考えられる。人間関係を織りなしながら、愛を作り上げて行くという意味である。
紡ぐは、つなぐとの混同である。意味は縁をつなぐとなる。しかし縁を紡ぐを説明する場合には、多くの人が織物や編物のイメージを持っている。縁を紡ぐは単に縁をつなぐのではなく、作った糸から、さらに人間関係などを作り上げることを想起させるための言葉である。
紡ぎ方は、糸を紡ぐ方法である。
紡いでいくは紡ぐという動作を継続したり、進行したりという意味になる。
・昔は自分で糸を紡いでいた。
・糸の紡ぎ方を知る人は、現代では少ないだろう。
・店には糸の材料ではなく、紡いだ糸が売られている。
・言葉を紡いで、長編小説を書く。
・「百聞は一見に如かず」は人から100回聞くよりも実際に1度見る方が確かだという意味だが、言葉を紡ぐことに意味はないのだろうか。
・「眠り姫」では、老婆の紡ぎ車の錘が指に刺さったために姫が眠りにつく。
・課外授業で、糸の紡ぎ方を見学した。
・紡ぐは、つなぐとは異なる言葉である。
・紡ぐは、噤むと勘違いされることがある。
・糸車で糸を紡いでみたい。
「紡ぐ」とは、綿や繭から繊維を引き出し糸にするのことを意味する表現である。
「紡ぐ」とは・「紡ぐ」の意味
紡ぐとは、糸の原料を錘にかけて繊維を引き出し、縒って糸にするという意味である。錘は「つむ」と読み、糸を紡ぐ機械の付属品だ。紡ぐは名詞の「つむ(錘)」が動詞化したものである。紡ぐを比喩的に使うと、言葉をつないで文章を作ることとなる。紡は名前に使うことができ、1文字で「つむぎ」や「つむぐ」などと読ませることが可能だ。名前に紡の字がつく有名人には漫画家の紡木たくや、小説家の橋本紡らがいる。「紡ぐ」の読み方
紡ぐの読み方は、つむぐである。「紡ぐ」の花言葉
紡ぐという意味の花言葉は存在しない。花言葉とは植物に友情や誠実などの象徴的な意味を持たせ、花を贈ることで気持ちを伝えるためものである。紡ぐの辞書的な意味は繊維を縒り合わせて糸を作るや、言葉をつないで文章を作るのため花言葉として成立しない。紡ぐの持つイメージとして近い花言葉には、赤いバーベナの団結や朝顔の固い絆などがある。「紡ぐ」の熟語・言い回し
紡ぐの熟語・言い回しには次のようなものがある。心を紡ぐとは
言葉をつなげて文章を作るは、紡ぐの比較的新しい使い方である。前述の通り紡ぐには、つなぐという意味はない。心を紡ぐは紡ぐとつなぐが混同された結果、生じたと推測される。つなぐは、ひもなどで結んでとめることだ。心を紡ぐは人と人の心をつなぐ、心を通わせるとして使われている。
人生を紡ぐとは
人生を紡ぐは、紡ぐの本来の意味では理解できない。紡ぐが縦糸と横糸を組み合わせて布地を作るという意味の、織ると混同された結果使われるようになった言葉だと考えられる。意味は、人生を形作るである。
想いを紡ぐとは
想いは、ある物事についての考えやその内容である。思いと同様の意味だが、思いは考えること全般なのに対し、想いは心の中で思い浮かべることとする辞書もある。紡ぐについては、つなぐとの混同である可能性が高く、想いをつなぐや想いを通わせるの意味で使われる。
人を紡ぐとは
紡ぐは、つなぐの誤用だと考えられる。人を紡ぐは、人と人をつなぐの意味だ。
幸せを紡ぐとは
紡ぐは、つなぐと混同されている。幸せを紡ぐの意味は、幸せを1つにつなげるとなる。
口を紡ぐとは
口を紡ぐは、口を噤む(つぐむ)の誤用だと考えられる。口を噤むは、口を閉じてものを言わないという意味である。噤むだけでも同様の意味となる。
愛を紡ぐとは
この場合の紡ぐは、織るとの混同だと考えられる。人間関係を織りなしながら、愛を作り上げて行くという意味である。
縁を紡ぐとは
紡ぐは、つなぐとの混同である。意味は縁をつなぐとなる。しかし縁を紡ぐを説明する場合には、多くの人が織物や編物のイメージを持っている。縁を紡ぐは単に縁をつなぐのではなく、作った糸から、さらに人間関係などを作り上げることを想起させるための言葉である。
紡ぎ方とは
紡ぎ方は、糸を紡ぐ方法である。
紡いでいくとは
紡いでいくは紡ぐという動作を継続したり、進行したりという意味になる。
「紡ぐ」の使い方・例文
紡ぐは動詞のため、時制や活用によって形が変化する。紡ぐの使い方・例文は次のとおりである。・昔は自分で糸を紡いでいた。
・糸の紡ぎ方を知る人は、現代では少ないだろう。
・店には糸の材料ではなく、紡いだ糸が売られている。
・言葉を紡いで、長編小説を書く。
・「百聞は一見に如かず」は人から100回聞くよりも実際に1度見る方が確かだという意味だが、言葉を紡ぐことに意味はないのだろうか。
・「眠り姫」では、老婆の紡ぎ車の錘が指に刺さったために姫が眠りにつく。
・課外授業で、糸の紡ぎ方を見学した。
・紡ぐは、つなぐとは異なる言葉である。
・紡ぐは、噤むと勘違いされることがある。
・糸車で糸を紡いでみたい。
つむ・ぐ【紡ぐ】
「紡ぐ」の例文・使い方・用例・文例
- 糸を紡ぐ
- 紅色の唇がゆっくりと言葉を紡ぐ
- 綿で糸を紡ぐ.
- 糸を取る、糸を紡ぐ
- 綿を糸に紡ぐ
- 糸は綿から紡ぐ
- 絹を紡ぐ
- クモは細かいクモの巣を紡ぐ
- 絹繊維を産するために加工できる繭を紡ぐ国内のカイコガの商業的に飼育された無毛の白いイモムシ
- 羊毛やリンネルを紡ぐ前に巻き取るもの
- 糸に絹を紡ぐ際に使用されるボビン
- 糸や繊維を紡ぐ機械
- ギリシア運命の女神の1人で、生命の糸を紡ぐ
- 紡ぐ人(繊維を糸により合わせる)
- 繭を紡ぐカイコやその他の幼虫や蜘蛛によって作られる動物の細長い糸
- 羊毛を紡ぐ前に浸す油
- 糸を紡ぐことと布を織ること
- 毛を紡ぐこと
- 綿を再度紡ぐ
- くず生糸などを原料にして糸を紡ぐこと
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