ジオン共和国
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ジオン共和国(ジオンきょうわこく、Republic of Zeon)は、宇宙世紀を舞台とする『ガンダムシリーズ』に登場する架空の国家である。「ジオン共和国」と称する国家はジオン公国の前後に存在し、前者はジオン公国の前身となった国であり[1]、後者は一年戦争最終盤においてザビ家の主要人物が死亡したことにより、ジオン公国のダルシア・バハロ首相を筆頭とする内閣が公王制を廃止して共和制に移行した[2]際の国号である。
注釈
- ^ 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では議長。
- ^ アニメーション映画『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』でシャアの台詞に「ジオンの名を使った」とあることから、ジオン・ズム・ダイクンが首相である時代は「ムンゾ自治共和国」(『THE ORIGIN』)または「サイド3共和国」(講談社『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション』)であったことになる。
- ^ バルト政策(講談社『MSV』)
- ^ この時のジオン軍の戦力は、ア・バオア・クー戦を終えた連邦軍の残存戦力を上回っており、後続の戦力を合わせても無傷ではいられないことが解っていた。この戦いを実施することは、両国にとって国家維持の限界点を超えることになるという判断から早期講和が行われた(講談社『MSV3 連邦編』)。
- ^ サイド3は軍事偏重によって経済が悪化しているだけで、軍事費の支出が平時に戻れば自然回復することは当然の帰結であり、また連邦側こそ国土が荒廃して復興支援が必要な「敗戦国同然」の状態であった(講談社『MSV3 連邦編』)。
- ^ 講談社『MSV』には、「自由と独立」という表現があり、傀儡政権という表現と食い違う。公国政府が連邦軍によって解体され共和国政府が樹立させられたのではなく、ザビ家滅亡後に自ら共和制に復帰して連邦との間に終戦協定やグラナダ条約を締結している。
- ^ 再占領とする資料もある。
- ^ 小説版『機動戦士ガンダムUC』では、共和国軍は一度解体され、連邦主導の下に再結成されたとする記述がある。
- ^ OVA版ではこれらジオン共和国に関する描写はない。
- ^ 外務大臣とも[12][13][14][15]国防大臣ともいわれる[16][17]。
- ^ カーディアス・ビストが袖付きの計画を知っていたかは定かでないが、時期的に見て共和国の解体で連邦体制が硬直するのを嫌って行動したのだと、フロンタルは推測している。
出典
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ データコレクション⑥』P77より。
- ^ 『機動戦士ガンダム大事典』111ページ。
- ^ 書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑 一年戦争全記録』より。
- ^ 書籍『機動戦士ガンダム ジオン新報―秘匿された記録』より。
- ^ a b 『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』7巻
- ^ 夏元雅人 (2009). GUNDAM LEGACY 3. 角川書店. p. 43-220頁. ISBN 978-4-04-715181-9
- ^ 講談社『MSV 3 連邦軍編』より。
- ^ TVアニメ『機動戦士Ζガンダム』より。
- ^ 漫画『機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー』184ページより。
- ^ サンライズ公式年表による。
- ^ グレメカG冬 2018, p. 5.
- ^ ガンダムNT公式キャラ 2018.
- ^ a b MSバイブル20 2019, pp. 28–29.
- ^ ジオン公国大解剖 2021, p. 87.
- ^ MSの教科書逆シャア&UC 2023, p. 133.
- ^ DCUC 2014, p. 154.
- ^ a b c d e f g h 小説ガンダムUC8 2009, p. 242-253.
- ^ a b 『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』 第16話「サイド共栄圏」
- ^ ガンダム辞典v1.5 2009, p. 358.
- ^ 『機動戦士ガンダムシルエットフォーミュラ91』8ページ記載「宇宙世紀公式年表 GUNDAM OFFICIAL HISTORY」より
ジオン共和国
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「機動戦士ガンダムUC」の記事における「ジオン共和国」の解説
『UC』では原作小説にのみ登場し、アニメ版には登場しない。ただしモナハンは劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』に、設定を変更された上で登場している。 ギリガン・ユースタス ジオン共和国軍のMSパイロット。階級は大尉。搭乗機はハイザック・カスタム。ジオン共和国の右翼政治団体「風の会」のメンバーの1人。 「風の会」の右翼思想を盲信しており、「風の会」からの情報を元に自分の属する訓練航海中の艦隊の一部を艦長らの判断を無視してネェル・アーガマ追跡に向かわせ、功績を得ようとするなど横暴な行為を働く。 L1ジャンクション近郊において「風の会」に属する仲間のパイロットらと共にネェル・アーガマとユニコーンガンダムを襲撃するが、パイロットとしての腕は経験不足からか、軍人ですらないバナージから素人呼ばわりされるほどである。 ネェル・アーガマに同乗していたジンネマンらの行動によってユニコーンを無力化し、一時的にネェル・アーガマを制圧するも奪回され、再度MSによる攻撃を行うが、艦砲射撃を躊躇うホーギーを恫喝して攻撃を促そうとグルトップに接近、そこをネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲の砲撃に巻き込まれて死亡。 ホーギー ジオン共和国軍、ムサイ改級軽巡洋艦グルトップの艦長。 モナハン・バハロ ジオン共和国の国防大臣。44歳。一年戦争当時のジオン公国、戦後のジオン共和国で長期政権を実現していたダルシア・バハロ元首相の長男。 表向きは父であるダルシア元首相時代から続く現共和国政府の親連邦路線を踏襲しているかのように振舞っているが、実際には共和国解体の阻止と地球孤立を狙ってネオ・ジオンと非公式に接触。ジオン共和国の右翼政治団体「風の会」に影で出資しており、カーディアスとネオ・ジオンを引き合わせる仲介役に立ったのも彼である。但し、彼の行動はジオン共和国政府自体の方針ではなく、政府閣僚である事を利用して個人的に企てている違法行為に過ぎない。共和国政府が彼の行動に感づいているかどうかは不明である。 ネオ・ジオンに対し、共和国軍内の「風の会」を支持する一部将校を援軍として送る等の行為もしている。 「シャア・アズナブルを模して造り上げた強化人間」であるフル・フロンタルを烏合の衆と化しつつあったネオ・ジオン残党に送り込む事で、再度組織を纏め上げるよう仕向けたのも彼である。
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ジオン共和国
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「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」の記事における「ジオン共和国」の解説
ルーベンス (Rubence) 車椅子の男性。FSSからの依頼で地球を訪れ、同組織の回収したMSが「ザクII 初期生産タイプ」であることを確認する。 作中の12年前(宇宙世紀0078年3月)は旧ジオン公国軍のパイロット候補生で、前述の機体で訓練を受けている。当時のニックネームは「ラビット」だったらしい。教導機動大隊の慣習でパイロットシートにはその機体で訓練を受けた多くのパイロットたちの署名があり、彼の署名も存在していたために確認の連絡を受ける。 戦後、復員してからの長い期間「悪夢と隣合わせながら、命を預け合った仲間と共に過ごした場所」である戦場の記憶。そして、そこから放り出された孤独に苦しんでいたが、かつての愛機のコックピットで10年ぶりの安らぎを得る。 アマリア・グリンウッド (Amaria Greenwood) リミアの姉。とてもこわい。リミア同様工科大学院生(あるいはその修了生)であるらしい。 U.C.0086年に人材交流でFSSにエンジニアとして招聘されるが、実際にはアマリアになりすましたリミアが出向している。この一件以降、レッドとも面識がある。 「サングレ・アスル」艦内でリミアの夢に現れたりしていたが、新しいMS開発を依頼されたリミアの呼びかけを受けてグラナダに向かう。 レオポルド・フィーゼラー (Leopold Fieseler) 『ギレン暗殺計画』の登場人物。フィーゼラー家の現当主であり、リミアとアマリアの義理の父にあたる。ジオン共和国下院議員。 一年戦争の終結後、孤児となった児童1000人をフィーゼラー家で養育している。 ザビ家の復讐装置」や「アスタロス」を知っており、危険性やジオンが作った物や使用された場合の共和国への危険性を考え、可能なら潰しておきたいと思っており、ある政治的ルートから一時的に「サングレ・アズル」をフィーゼラー家で預かって欲しいと頼まれた時には千載一遇の機会だと思い、幾つかの条件を出して引き受けた。 グラナダに向かうアマリアに、一連の騒動の顛末やシャア・アズナブルの生存とネオ・ジオンが動いている情報を教え「サビ家の復讐装置」や「アスタロス」の情報を集めて欲しいと頼んだ。 幼馴染にして秘書室長たるエリースとは公認の仲だが、まだ籍は入れていない。 ホト・フィーゼラー (Hoth Fieseler) 『ギレン暗殺計画』の登場人物。リミアの義理の曽祖父にあたる。 現在の動向、生死は不明。ジオニック社の創設者の一人であり、FSSにも個人として出資している。 オクスナーがゴップに提示したビデオの中に、ジオン・ズム・ダイクン、デギン・ソド・ザビ、ギレン・ザビらとともに映っており、「アスタロス」開発者に対し質問を投げかけている。
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ジオン共和国
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「機動戦士ガンダムUCの登場兵器」の記事における「ジオン共和国」の解説
「袖付き」に協力する。小説版のみに登場し、アニメ版には登場しない。リンク先を参照。 RMS-106 ハイザックRMS-106CS ハイザック・カスタム ムサイ改
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