一年戦争終結後
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「アナハイム・エレクトロニクス」の記事における「一年戦争終結後」の解説
戦後、解体されたジオニック社の関連技術者や研究施設などを吸収してグラナダ支社と第2研究事業部を設立、このためグラナダ支社は元ジオンの軍人・研究者が多くを占め、後のシャアのネオ・ジオンへの軍備整備を行う等の半独立した存在となる。この他、ハービック社やボウワ社、ブラッシュ社など両軍の主要兵器企業を次々に買収し、地球圏の兵器開発・製造業をほぼ独占するに至った。月面にあるフォン・ブラウン市郊外に建てた自社ビルであるアナハイム・ビルのほか、同じく月面に所在するリバモア工場など、多数の工場を保有したうえ、宇宙世紀0080年代にはラビアンローズという研究開発施設兼自走ドック艦を建造している。 この企業が歴史の表舞台に登場するようになるのは宇宙世紀0080年代に入ってからで、先述の企業買収を経て、MS開発・製造中心に経営をシフトしたことが大きい。宇宙世紀0083年には地球連邦軍主導で「ガンダム開発計画」をスタートし、4機のガンダムタイプMSを開発している。しかし、同時に起きた「デラーズ紛争」(OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』)により計画自体が「初めから無かった事」として抹消されてしまったため、開発された機体も公表されることなく闇に葬られた。開発データは後の「Ζ計画」に生かされたが事件の余波は大きく、企業の存続さえ危ぶまれる事態に陥ったという。
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一年戦争終結後
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「ソロモン (ガンダムシリーズ)」の記事における「一年戦争終結後」の解説
コンペイ島と名を改めたソロモンは、地球連邦軍の一拠点として使用されていた。周辺宙域には先のソロモン海戦で発生したデブリが散乱しており、その中に無人の警備衛星を潜ませている。また、周辺宙域を複数の管制区に分割した防衛体制を取っていた。 宇宙世紀0083年11月10日、連邦軍の威信をジオン公国軍残党や一般市民等に示すための観艦式が執り行われるが、この式典を当時の地球圏におけるジオン軍残党最大勢力「デラーズ・フリート」が襲撃し、周辺宙域で激しいMS戦が展開される。実はこのMS部隊は囮に過ぎず、上述のデブリ帯を経由してアナベル・ガトー少佐が操縦するガンダム試作2号機が防衛網を突破する。艦隊に急接近したガンダム試作2号機が旗艦バーミンガムに向けてアトミック・バズーカを放った結果、艦隊は3分の2(実質的に連邦軍が保有する艦艇の過半数)を撃沈ないし行動不能にされた。 ただし、この一撃を受けてもコンペイ島の基地機能が完全に失われたわけではなく、後のグリプス戦役においてはティターンズの拠点の1つとして運用され、内部の工廠ではガンダムTR-1をはじめとするTRシリーズの機体が開発された。戦役末期にはエゥーゴの攻撃や要塞内部のシンパの武装決起によって陥落し、それ以降は再び連邦軍の鎮守府として第一次ネオ・ジオン抗争においても引き続き運用された。 映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の少し前の時代を舞台とする漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では2016年発売のコミックス13巻よりコンペイ島が登場しており、引き続き連邦軍の宇宙要塞として使用されている。 第二次ネオ・ジオン抗争以後は、旧サイド1宙域が主戦場となることがなかったため、登場していない。ただし、漫画『機動戦士ガンダムF90』ではコンペイ島という発言があることから、宇宙世紀0120年代においても連邦軍の宇宙要塞として使用されていることがうかがえる。
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一年戦争終結後
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地球連邦政府は、サイド3のジオン本国がほぼ無傷であり、月面都市グラナダにも旧公国軍戦力が温存されていることを考慮し、それらとの衝突を避けるためにジオン共和国の自治権を認めた。また多くの者が旧公国残党として共和国体制化から離脱した後も、多額の戦時債務を抱えたサイド3の併合を行えば、自身も財政的危機状態にある連邦にサイド3の債務を肩代わりすることは耐えられないと判断したことも、併合が見送られた原因とされる。 連邦は、一年戦争におけるジオン公国の戦争責任を全てザビ家に帰結させ、ジオン共和国には問わなかった(その代わり復興支援も行わなかった)。そのようにして成立したジオン共和国は、主に旧公国残党から連邦のスペースノイドに対する懐柔としての傀儡政権と見られることが多く、再建はほとんどの旧公国残党から歓迎されなかった。ギレン派の多いデラーズ・フリートは特にその傾向が強く、OVA版『0083』の劇中においてエギーユ・デラーズが自身の決起演説の中で「ジオン共和国を騙る売国奴」と言い切っている。また、『GUNDAM LEGACY』ではジオン残党軍によるテロの標的ともなった。翌0081年10月には両国の相互撤兵が終了している。 その後も旧公国の残党勢力の蜂起は続くが、ジオン共和国として関わった形跡はない。また共和国体制に遷ってからのサイド3において市民が旧公国残党に呼応したり反乱を起こした様子もない。 ジオン共和国は連邦政府の要望によって、旧公国の技術・資料や人員をジオニック社等の株式売却という形で提供している。この際に連邦とアナハイム・エレクトロニクスとの株式取得競争により、多額の資金を手に入れた共和国は債務を返済。被害の少なかったサイドでもある共和国は結果として、最も早く復興を遂げたサイドとして地球圏で重要な地位を占めることになる。 グリプス戦役ではティターンズの要請により、チベ改やムサイ改を中心とした機動艦隊(共和国軍)を出動させている。これらについては旧公国勢力を孤立させる為のアピールに過ぎないとされる。 0088年の上半期、グリプス戦役末期から第一次ネオ・ジオン抗争初期にかけて、サイド3は他のコロニーと同様、ネオ・ジオンによって制圧されてしまう。さらに同年11月、連邦政府はサイド3をネオ・ジオンに「譲渡」する。『機動戦士ガンダムΖΖ』の作中ではジオン共和国の政府や議会がこれにどう対応したか、ネオ・ジオンによる統治体制がどのようなものであったかは描写されておらず、わずかに観光コロニー『タイガーバウム』の総監スタンパ・ハロイが個人的にハマーン・カーンに協力したこと、資源小惑星『キケロ』の労働者たちがやはり個人的にハマーンに敵対したことが描写されるのみである。12月から翌年1月にかけて、ハマーンとグレミー・トトの対立からネオ・ジオンが内紛を起こし、重要コロニー「コア3」が破壊される。最終的にはネオ・ジオンの自滅後、連邦・エゥーゴ艦隊によって解放されている。 第二次ネオ・ジオン抗争時には、新生ネオ・ジオン(前述の同名組織とは別組織)がシャア・アズナブルによって組織されたが、このネオ・ジオンはスウィート・ウォーターを占拠し領土とした為、ジオン共和国とは表向き関わっていない。ジオンの名を持つ国家と軍が並行して別個に存在していたことになる。 小説『機動戦士ガンダムUC』では、0096年の第三次ネオ・ジオン抗争ともいうべきラプラス事件において、シャア・アズナブル亡き後のネオ・ジオン残党(通称「袖付き」)の後援をダルシア・バハロ元首相の長子であるモナハン・バハロ国防大臣が行っていた事実もあり、国防軍内には国粋主義的会派なども存在していた。モナハン・バハロは傀儡政権に堕した共和国に完全な独立をもたらしたいと画策していたようであるが、ネオ・ジオン残党の壊滅により水泡に帰した。
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