ジム_(ガンダムシリーズ)とは?

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ジム (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/06 08:37 UTC 版)

ジム (GM)[注 1]は、『ガンダムシリーズ』に登場する架空の人型ロボット兵器モビルスーツ 」(MS)の一つ。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。メカニックデザイン大河原邦男




注釈

  1. ^ 『機動戦士ガンダム0080』『0083』等の英語吹き替え版では、「GM」と書いて「ジーエム」と読まれている。
  2. ^ 主にテレビシリーズに登場する機体を、後のジムコマンドやジム改などの後期生産型と比較してこう呼ぶ場合もある。
  3. ^ OVA『第08MS小隊』第1話に登場する機体など、時系列的に最も初期に登場した機体をこう呼ぶ場合もある。「先行試作量産型」表記は書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』376Pより
  4. ^ 試作型が完成した時点で、量産型をジャブローやルナツーで開発する事は決定していた[9]
  5. ^ 陸戦型ジムRX-79計画からの派生であり、陸戦型ジムはジムの設計を流用しただけの事実上の別機体となっているが[12]、陸戦型の実戦稼働データは前期生産型にフィードバックされている[1](開発経緯・位置づけについてはホビージャパンムック『08MS小隊戦記』(ホビージャパン・1996)の中で、サンライズの井上幸一が説明している)
  6. ^ 陸戦型ジムはガンダムの余剰部品とジム用に生産された部品の一部、RX-79[G]の設計を流用し、同機の生産ラインを使って50機程度生産する運びとなったとされる[13]
  7. ^ 資料によって、RGM-79(E)先行量産型ジム(宇宙戦装備)はRGM-79[E]初期型ジムとも記載される。「RGM-79[E]」はルナツーで開発された空間戦闘仕様の先行生産モデルとして紹介されているが、ジム・コマンド系列機の開発が早く進展したことで開発が中止されたとする資料もみられる[14]
  8. ^ 一方で、U.C.0079年10月から本格的な量産が開始されたとする資料[14]、U.C.0080年6月中旬から世界各地の工場にて生産開始したとする資料[15]もみられる。
  9. ^ 基本的にはRX-78 ガンダムの設計をほぼ流用した量産機ではあるが、連邦軍の戦力建て直しという戦略目的を実現するために極めて短期間での大量生産を実現する都合上、試作機のためにコストを度外視して開発・生産されたガンダムと比べ、徹底的なコストダウンがなされている[17]
  10. ^ 小説版『機動戦士Ζガンダム』ではクワトロ・バジーナも搭乗した経験があるが、その性能は彼を満足させるものではなかった。[18]
  11. ^ 先行量産型のジムを生産した工場においては、標準機のジム用のラインに転換される予定であったが、技術士官からの要望により極端な規格外品や設計変更を行わない限り、独自設計が許された[9]。寒冷地仕様ジムや、カスタム型のジム・コマンドなどは後期生産型と呼ばれ、より高性能、設計上はガンダムに匹敵する性能を引き出すことも可能とされ、先行量産型(この場合は前期生産型)とされるジムは過度な生産期間の短縮と低コスト化により基本設計を無視する形で急造された、とする説もある[1]
  12. ^ 当初、隊長機用のチューン型ジム1機と通常型のジム3機、これに砲撃戦用のジム・キャノン1機の計5機でMS1個小隊を編制する構想だったとされる。しかし(TVでの描写に合わせて)さまざまな事情により何機かがボールなどに置き換えられるケースがあったという。この他にも単一の機種3機で1個小隊を基本隊形として編制し、ジム1個中隊(4個小隊=12機)をボール10~20機が遠距離支援をするという構成になったとする資料もみられる[20]
  13. ^ OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話に登場したルナツー基地所属のジム6機は、3機で1小隊編制をとっていた[21]。隊長機を含む4機が90㎜マシンガンを装備し、2機がハイパーバズーカを装備している。
  14. ^ 1996年11月1日に発行される『ホビージャパンMOOK 機動戦士ガンダム/第08MS小隊ビジュアルブック08小隊戦記(1)』では、「ガンダム」のカメラが「デュアルセンサー」であるのに対し、「GMタイプ」の頭部メインカメラは「安価なモノセンサー」であるとされてきた。そして「索敵能力の低下」を忍んだこのタイプのカメラの採用は「コスト削減」のためだとされている。この設定は1980年のホワイトメタル製フィギュア『メタルコレクション 地球連邦軍モビルスーツGM』(ツクダ)のパッケージ、1981年の『HOW TO BUILD GUNDAM』(ホビージャパン)では、「簡略化」されていて量産に向き「視界」が広いガンキャノンのカメラを流用したためとしている。
  15. ^ 尚、後発のG/GS型においてはより生産性を高めるべく、モノアイ式のカメラが採用された[29]
  16. ^ 一方で、脱出装置が省略されたことからパイロットから多くの非難の声が挙がったとする資料もみられる[5]
  17. ^ 『マスターグレード ジム』において『マスターグレード スーパーガンダム』の武装型番が誤って転載されており、以降の『ガンダムオフィシャルズ』『ガンダムファクトファイル』等に転載されつづけている。『U.C. ARMS GALLERY』の一部において、その誤植が初めて設定としてとりいれられた。
  18. ^ ビームライフルに比べ集束率が低く射程も短いが、ビームを拡散できるため錬度の低いパイロットでは重宝されたとする資料も見られる[33]
  19. ^ ただ、kW単位で出力が表現される「ジェネレータ」は1985年以前設定自体が存在せず、ビーム銃器のエネルギーがMS本体に依存するという設定も無かった。なお、ジムの機関出力がRX-78と同じ「65000馬力」であるとする設定は1981年に既に存在している。
  20. ^ 後年、劇場アトラクション『GUNDAM THE RIDE』において護衛のアダム・スティングレイ機としてサーベル2基装備の機体が登場した。
  21. ^ テレビ版29話、Gブル出撃直後のアムロ・レイとセイラ・マスの会話より。
  22. ^ なお、この時ジムはビームライフルを持っているが、シャアに突かれたときにビームスプレーガンに装備が変わっていた。ゲームなどでこの場面が再現されている際、ジムは最初からビームスプレーガンを装備している。
  23. ^ この戦闘はオデッサ戦終了時の宇宙世紀0079年11月9日に発生した。これにより、ジムの初登場時期はジャブロー戦より3週間前倒しされた。
  24. ^ ジャン・リュック・デュバル少佐が2機撃破し、残された4機はデュバル少佐が操縦するヅダを追跡中、3機空中分解している(エンジントラブルで離脱した1機はモニク・キャディラック特務大尉が撃破)直後にデュバル機も空中分解した。
  25. ^ グレートメカニック 2001年刊より。本書では、これに加え「ジオン兵を主人公にしてコックピット視点のゲームを作ると、敵がジムとボールばかりになってしまう」「アトラクションで観客をガンダムに乗せてしまうと『なぜガンダムに何十人も乗れるのか』、観客をジオン側にすると『ジオン公国の敗北という暗さをどう伝えればよいのか』という問題が発生する」とも語られている。

出典

  1. ^ a b c 1/100プラモデル・マスターグレードジム Ver.2.0のパッケージ底面の解説より。これは前期生産型の事である。
  2. ^ a b 『テレビマガジン』1981年2月号付録『機動戦士ガンダム大事典』上巻(講談社)
  3. ^ a b c d e 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、53-54頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  4. ^ a b c d e 「011 ジム」『機動戦士ガンダムMSV COLLECTION FILE 宇宙編』講談社、1999年11月。(ISBN 4-06-346550-0)
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『1/144 フルカラーモデル ジム』バンダイ、1988年10月、組立説明書。
  6. ^ a b c 『講談社ポケット百科シリーズ15 ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』講談社、1981年[要ページ番号]
  7. ^ a b 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士0080 ポケットの中の戦争 VOL 2』バンダイ、1989年9月。ISBN 4891890479
  8. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、90-91頁。ISBN 978-4063721775
  9. ^ a b c d e f g h 『電撃データコレクション 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝2』メディアワークス、1999年5月、52-57頁。(ISBN 978-4840212205)
  10. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、48頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  11. ^ 『1/144 プロトタイプガンダム』バンダイ、1983年6月、組立説明書。
  12. ^ 機動戦士ガンダム第08MS小隊WEB「MS-連邦軍-陸戦型GM」
  13. ^ 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、70頁。ISBN 978-4797359046
  14. ^ a b 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、56頁。ISBN 978-4797359046
  15. ^ a b c 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、44-45頁。ISBN 4-87777-028-3
  16. ^ 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、18-19頁。ISBN 978-4063721775
  17. ^ #IGLOO completep.46
  18. ^ 富野由悠季『機動戦士Ζガンダム 第一部カミーユ・ビダン』講談社、1985年2月、106頁。ISBN 4062018802
  19. ^ 『1/144ジム・スナイパーカスタム』バンダイ、1983年12月、付属解説書。
  20. ^ 書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』376Pより。
  21. ^ a b #IGLOO完全設定資料集134頁。
  22. ^ センチネル0079[要出典]
  23. ^ a b プラモデル『マスターグレード 1/100 ジム Ver.2.0』バンダイ、2009年2月、組立説明書。
  24. ^ a b 『B-CLUB』70号 バンダイ、1991年7月、46頁。(ISBN 4-89189-450-4)
  25. ^ 『ポケットジャガー超百科シリーズ 機動戦士ガンダム超百科』立風書房、1980年3月、36-37頁。
  26. ^ a b 『HGUC 1/144 ジム』バンダイ、2001年4月、組立説明書。
  27. ^ 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、26-27頁。ISBN 978-4797359046
  28. ^ a b c d e f g h i j k l 『MG 1/100 ジム』バンダイ、1999年2月、組立説明書。
  29. ^ 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、51頁。ISBN 978-4797359046
  30. ^ 『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』講談社、1984年7月、2006年7月(復刻版)、75頁。ISBN 978-4063721775
  31. ^ 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、17-18頁。ISBN 978-4797359046
  32. ^ a b c d 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、90-91頁。ISBN 978-4797359046
  33. ^ 『ガンダムアーカイブ 機動戦士ガンダム完全設定資料集』メディアワークス、1999年6月、128頁。ISBN 978-4840212113
  34. ^ a b c 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、98-99頁。ISBN 978-4797359046
  35. ^ a b 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、96頁。ISBN 978-4797359046
  36. ^ 『ガンダムアーカイブ 機動戦士ガンダム完全設定資料集』メディアワークス、1999年6月、42-43頁。ISBN 978-4840212113
  37. ^ 安彦良和. “『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第19話”. コミックウォーカー. KADOKAWA. 2018年10月10日閲覧。
  38. ^ 安彦良和. “『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第33話”. コミックウォーカー. KADOKAWA. 2018年10月10日閲覧。
  39. ^ プラモデル「HG ジム(サンダーボルト版)」組立説明書より。
  40. ^ a b 『MG フルアーマー・ガンダム Ver.Ka (GUNDAM THUNDERBOLT 版) 』説明書。
  41. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第5集限定版付録冊子『MSイラストレーション』38頁より。




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