ジム・スナイパーカスタム
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「SDガンダムフルカラー劇場」の記事における「ジム・スナイパーカスタム」の解説
遠距離攻撃が得意。健康にかなり気を使っており、青汁のような飲み物を自分で作って飲むが、不味かったらしい。報酬の支払いは郵便振込で受け付けている。しかし、容姿は『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するジム・スナイパーである。
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ジム・スナイパーカスタム
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「ジム・スナイパー」の記事における「ジム・スナイパーカスタム」の解説
『MSV』および『機動戦士Ζガンダム(TV版)』に登場。初期の資料ではジム重装型スナイパーカスタムと呼称されていた。メカニックデザインは大河原邦男。 前期生産型ジムをベースにして開発された。高機動戦部隊で中距離射程ビームライフルを使用することから「スナイパーカスタム」(スナイパー)と称されているが、実際は熟練パイロット向けに少数生産された総合的な性能強化型であり、その性能はRX-78 ガンダムに匹敵する。 熟練パイロットたちが前期生産型ジムの性能に不満を抱いて性能の改善を要求し、ソロモン攻略戦後にその要望が聞き入れられる形でジム・ライトアーマーと共に改装作業が行われた。予備の熱核反応炉が増設され、それに伴って腰部には増加冷却ユニットが取り付けられた。さらに、大推力スラスターを内蔵したバックパックや脚部のサブ・スラスターにより、高い機動性を発揮する。主兵装は発射回数と引き換えに射程と出力を高めた下記の専用ビーム・ライフルであるが、細かな装備が機体ごとに異なっており、多種多様な仕様が存在する。 艦隊および狙撃部隊の護衛を兼務する「インターセプトカスタム」と「ガードカスタム」も、このスナイパーカスタムをベースに開発・改修されている。コスト面から前期・後期生産型を合わせて50数機の生産に留まったが、その多くがア・バオア・クー戦に参戦した。一年戦争終戦後、これら3系統の機体仕様にそれぞれ個別の型式番号と機種名が与えられた。 専用機 SC型は搭乗者の要望や適性に応じた個別チューンが施されているが、その約半数は最も重武装だったフランシス・バックマイヤー中尉機の仕様に倣っている。バックマイヤー機はR-4ビーム・ライフルのほか、頭部に格闘戦用の開閉式バイザーを増設し、前腕部にボックスタイプビーム・サーベルユニットと折りたたみ式ハンドビーム・ガン、脚部側面に2連装ビーム・ガン、後腰部にハイパー・バズーカを装備している。大河原のデザインイラストやプラモデルはこの姿である。 また、ア・バオア・クー戦に参加したシモダ小隊機は、両肩に手持ち式のものを改造したミサイルランチャーを装着し、バーニアスラスタが強化されている。陸軍所属のコルテス中尉機は数多くの汚れ仕事を請け負い、狙撃のみならず格闘戦を展開してネメシス隊を苦戦させる。テネス・A・ユング少佐はSC型とGS型を愛機とし、MS149機、艦船3隻を撃沈する。このスコアは一年戦争におけるアムロ・レイ少尉を凌ぎ、一年戦争の地球連邦軍トップスコアとして記録されている。 武装 R-4タイプ・ビーム・ライフル(ビーム・スナイパーライフル) 型式番号:BR-M-79L-3 ボウワ社製。延長されたIフィールド・チョークにより加速率と収束率を高めた狙撃用ビーム・ライフル。 「システム・ウェポン」と呼称されるモデルで、生産コストの削減のために79C-1型ビームスプレーガンとフレーム構造の共通化が図られた。ただし、共通のエネルギーCAPユニットが収められたレシーバー基部以外はより高価なパーツで構成されている。 スナイパー・ビーム・ライフル(L-3ビーム・スナイパー・ライフル) 型式番号:BOWA BR-S-85-L3 ボウワ社製。センサー・システムなど一部ユニットはジムIIなどが使用するBR-S-85-C2と共通とする汎用的な設計であるが、ビームの収束率は40パーセント高く、命中精度は最大射程でザクのモノアイを撃ち抜けるほどといわれる。 『機動戦士ガンダム 戦場の絆』ではこれも「R-4・ビーム・ライフル」と呼称されていた。 ボックスタイプ・ビーム・サーベル・ユニット 前腕部に取り付ける固定型のビーム・サーベルで、狙撃用装備で両手が塞がっていても刀身を展開できる。右腕に装備している機体とは別に、左腕に装備している機体も存在する。 2連装ビーム・ガン 脚部に取り付けることが可能なビーム・ガン。 『ガンダムエース』2018年10月号の連載「機動戦士ガンダム THE ORIGIN カトキハジメ メカニカルアーカイブス」31ページに設定画が掲載されており、ビーム・スプレーガンを上下2連にしたような形状をしている。 折り畳み式ハンドビーム・ガン 腕部にマウントすることが可能な小型のビーム・ガン。 R-7ビームライフル 宇宙海賊「シュテンドウジ」仕様機が装備していた長距離狙撃型ビームライフル。 ビーム・スプレーガン ジムのものと同じタイプ。 ハイパー・バズーカ ジムのものと同じタイプ。 劇中での活躍 『機動戦士Ζガンダム』第12話では、連邦軍基地ジャブローでエゥーゴのMS部隊を迎撃する姿が描かれている。この時点では『MSV』とは異なり、スナイパー・ビーム・ライフルを装備していた。 ゲームブック『機動戦士ガンダム 灼熱の追撃』では、戦闘機からMSへ転向したエース・パイロット、レッドスター・インメルマンの駆る機体が登場する。赤い星に機体番号「8」をあしらったパーソナル・マークが描かれ(部位は不明)、2連装ビーム・ライフルとビーム・サーベルを装備している。型式番号はRGM-79Cとされ、インメルマン機以外の機体も登場するほか、分岐によっては自機として搭乗可能な機体も登場する。 漫画『虹霓のシン・マツナガ』では、ジャバウォック隊のエルネスト・ギロー少尉が搭乗し、長距離狙撃を担当する。 漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では、ガンダム試作2号機の奪還を目的とした第404空挺部隊の機体として登場。ジム・ナイトシーカーの支援機としてガンペリーのコンテナにベルトで固定され、上空からコムサイIIを護衛していたザクI・スナイパータイプを撃破するが、濃霧とジム・ナイトシーカーの全機撃破によって撤退する。 小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』では、旧サイド4宙域で活動する宇宙海賊「シュテンドウジ」に身を寄せたカイン・ラグナードの新たな乗機として登場する。元はシュテンドウジのスポンサーである武器商人ニーゼ・ゲルバンが同組織に売りつけた機体であったが、扱える者がいなかったことから当初は返品される予定だった。しかし、ジオン残党組織「ファラク」との戦いに際し、狙撃を得意とするカインが搭乗して支援をおこなっている。なお、当初はシュテンドウジに合わせたグレーと浅紫色のツートーンに彩られていたが、カインの搭乗機となってからは彼の要望でダークグレーを基調とした配色に変更されている。 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の『MSV』的企画『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN MSD(Mobile Suit Discovery) 』にも登場。ランドセルのスラスターの形状がシモダ小隊機と同型のものに変更されて配色も一部変更され、シモダ小隊機に近いデザインになったが、ミサイルランチャーは装備されていない。 備考 『MSV』の設定を担当した小田雅弘は、元々フルアーマーガンダムが登場するMSVのCM企画があった際、同機と釣り合うようにジム・スナイパーカスタムのデザインを起こしたことを、インタビューで明かしている。また、「スナイパーカスタム」という呼称は狙撃兵ではなくアメリカンフットボールのフォーメーションと、ウエスタンアームズのモデルガン「コンバットコマンダーカスタム」を元としたものであり、ジム・スナイパーカスタムのコンセプトはユーザー側でカスタムできる同モデルガンから着想を得たという。なお、ジム・スナイパーカスタムそのものは戦闘に特化したカスタムであり、異なる3機種のカスタムタイプで編成された構想がなされていたと説明している。
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