ミリシーベルト
英語:millisievert
放射線に被曝する場合などの放射線量を表す単位「シーベルト」の一つ。一般的に胸部レントゲンでの場合「0.3~1ミリシーベルト」程度となる。なお「1000マイクロシーベルト」で、「1ミリシーベルト」となる。
放射線量の単位には「グレイ」と「シーベルト」があるが、シーベルトは特に被ばくした場合の人体への影響を測定する際に用いられる。
一般的に、人が通常状態で自然界から1年間にあびる限度量は1ミリシーベルト程度とされている。人体はおおむね200ミリシーベルトを超えて被ばくすると病的症状が表れるといわれており、また、7シーベルトを超えて被ばくすると100パーセント死に至るという。
MSV
MSV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/06 07:16 UTC 版)
「モビルスーツバリエーション」の記事における「MSV」の解説
プラモデルシリーズ(1983年4月 - 1984年12月)としての名称は商標として『機動戦士ガンダム』の表記が必要なため、プラモデルのパッケージや広告では『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション』(機動戦士ガンダムMSV、MOBILE SUIT GUNDAM/MOBILE SUIT VARIATION、MOBILE SUIT VARIATION GUNDAM)と表記された。ほかにも、『機動戦士ガンダム』シリーズの作品であることを強調しないと売り上げに支障があること、『戦闘メカ ザブングル』などの他作品のプラモデルを区別する必要があるという理由もあった。いわゆるMSVのロゴも、パッケージでは『機動戦士ガンダム』のロゴと組み合わせたもののみが使用されており、しかもパッケージ側面のみでしか使用されていなかった。なお、第2期以降に発売された1/100スケール以上のパッケージ上面においては「MOBILE SUIT VARIATION」という表記のみが使用されるようになった。 また、当時は「MSバリエーション」という略表記もよく使われ、プラモデルパッケージでも使用されているが、現在ではほとんど使用されなくなった。また、場合によっては「モビルスーツ・バリエーション」や「モビルスーツヴァリエーション」「モビルスーツ・ヴァリエーション」などと表記されたこともあり、後には「M.Sバリエーション」「M.S.V」などと表記された事もあった。これはバンダイが一時期、モビルスーツを「M.S」、モビルアーマーを「M.A」と略すことがあったためである。 プラモデルシリーズとしては、①『機動戦士ガンダム ノーマルタイプ』シリーズ (MOBILE SUIT NORMALTYPE GUNDAM)、②『機動戦士ガンダム リアルタイプ』シリーズ (MOBILE SUIT REALTYPE GUNDAM) に続くシリーズ第三弾とされた。それぞれが「ノーマルタイプガンダムシリーズ」「リアルタイプガンダムシリーズ」と呼ばれるのに合わせて「バリエーションタイプガンダムシリーズ」と表記される事もあった。 関連作品として、プラモデルを題材とした漫画『プラモ狂四郎』があり、『MSV』シリーズと連動して絶大な人気を誇った。作中に登場するプラモデルの制作方法や改造例、また失敗例などのエピソードは実際の製作現場で使われた方法や起こったことを多く取り入れている。 このMSVシリーズによってガンプラは初期シリーズのフォーマットから離れたブランドとして確立され、従来シリーズとは一線を画したディテールやパッケージ・価格帯が可能になった。また、それに伴う新技術の投入も行われるようになった。 スタッフ プロデューサー:安井尚志 シリーズ構成・解説:小田雅弘(ストリーム・ベース) 設定:小田雅弘(ストリーム・ベース)、大河原邦男 メカデザイン:大河原邦男、増尾隆幸、小田雅弘(ストリーム・ベース)、開田裕治 クリンナップ:大河原邦男、増尾隆幸、小田雅弘(ストリーム・ベース) イラスト:大河原邦男、増尾隆幸、開田裕治 ほか ボックスアート:石橋謙一、上田信 シリーズ構成協力:高橋昌也(ストリーム・ベース)、川口克己(ストリーム・ベース)、小澤勝三(オズ・アート・ワーク) 「PF-78-1 パーフェクトガンダム」のみ メカデザイン原案:板野一郎 漫画版デザイン・クリンナップ:やまと虹一 模型用デザイン・クリンナップ:小田雅弘 プラモデルシリーズとしての「MSV」については以下を参照。 詳細は「ガンプラの一覧#機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション (MSV)」を参照 『MSV』シリーズにおいて明確なスタッフ表記は存在しないが、具体的に記述すると大体上記のようになる。メカデザインは基本的に大河原邦男が担当したが、大河原の描いたラフデザインをイラスト担当の増尾隆幸やシリーズ構成・解説担当の小田雅弘がクリンナップしたり、その逆に増尾や小田がデザインしたものを大河原がクリンナップすることもあった。また、大河原は非常に多忙であったため、背面図の設定画などは増尾が起こすことも多かったが、その際に増尾は自らのタッチを大河原に似せるといった遊びも行っていたという。 シリーズ全体の構成は小田雅弘のほかにストリーム・ベース(当時)の高橋昌也や川口克己なども協力しているが、『プラモデルのインスト』、『コミックボンボン』やバンダイ・ホビー事業部発行の雑誌『模型情報』での連載、およびそれをまとめた『資料集(ムック本)』などにおける設定にかかわる文章は、『ガンダムセンチュリー』由来の設定が数多く採用されたものの、全て小田雅弘自身の手により執筆されており、『MSV』シリーズの文章部分のみ抜き出せば、小田による小説作品という見方もできなくはない。しかし、『MSV』シリーズの展開は長期にわたっていたため、途中で設定が変更されることもままあり、そのために各所に矛盾のある記述も生まれた。更に小田が第一線を退いた後も、『MSV』の続編が生まれ続けており、『MSV』の設定はアニメの設定の矛盾の多くを解消しながら、その後も新たな矛盾を生み出していくこととなった。 プラモデルのボックスアート(箱絵)は「戦闘メカ ザブングル」シリーズを担当していた石橋謙一と、「機動戦士ガンダム」の情景模型シリーズやリアルタイプシリーズなどを手掛けた上田信によって描かれた。森永製菓のチョコスナックとキャラメルで『MSV』の展開が行われた際にも、同社の要望で同様の人選でボックスアートを担当したとされるが、どちらが関わったかは不明。 『MSV』当時に活躍したプロモデラーとしては、徳間書店発行の雑誌『テレビランド』で活動していたところを安井に誘われ『コミックボンボン』にもその場を広げた“ケン兄ちゃん”こと草刈健一(『コミックボンボン』では当初、下田一というペンネーム)が挙げられる。また、“ヒゲの怪人”こと小澤勝三(オズ・アート・ワーク)も『MSV』シリーズの模型製作に多くかかわり、中期以降はメインスタッフとして活躍した。ほかにも雑誌CM用の模型を岩瀬昭人が、テレビCM用の模型を大西清(サンライズ、スタッフ代表)が製作している。勝呂国弘(ストリーム・ベース)、中坊嘉一(ストリーム・ベース)、小林とおる、末期には波佐本英生などの名もよく知られていた。
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