X線撮影による医原病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 12:16 UTC 版)
医用画像における実効線量対象臓器検査実効線量(大人)環境放射線の等価時間頭部CT 単純 2 mSv 8カ月 造影剤を使用 4 mSv 16カ月 胸部 胸部CT 7 mSv 2年 肺がん検診のための胸部CT 1.5 mSv 6カ月 胸部単純X線 0.1 mSv 10 days 心臓 冠状動脈CT血管造影 12 mSv 4年 冠状動脈CT、カルシウム走査 3 mSv 1年 腹部 腹部・骨盤CT 10 mSv 3年 腹部・骨盤CT、低線量プロトコル 3 mSv 1 year 腹部・骨盤CT、造影剤あり 20 mSv 7年 CT結腸検査 6 mSv 2年 静脈内腎盂造影 3 mSv 1 year 上部消化管造影 6 mSv 2年 下部消化管造影 8 mSv 3年 脊椎 脊椎X線撮影 1.5 mSv 6カ月 脊椎CT 6 mSv 2年 四肢 四肢単純X線撮影 0.001 mSv 3時間 下肢CT血管造影 0.3 - 1.6 mSv 5週間 - 6カ月 歯科X線撮影 0.005 mSv 1 day 骨密度測定(DEXA法) 0.001 mSv 3時間 PET-CT 25 mSv 8年 マンモグラフィー 0.4 mSv 7週間 ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究によって、レントゲン検査で医療被曝を経験した女性は、レントゲン未経験者の同年齢の女性に比べると、ダウン症児が生まれる確率が7倍も高いことが明らかになっている。この報告の正確さは、他の研究によっても裏付けられているという。 高齢出産で障害児などが生まれた場合、その原因の一つは、出産するまでに母親が何度も不用意に浴びてきた(医師や医療従事者らによって浴びせられてきた)必要もないX線にあったのだ、とロバート・メンデルソンによって指摘されている。 (→医原病も参照可)
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