ブランドとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/13 06:15 UTC 版)
テクノロジーの進化、そして中国の世界進出によってスラセンジャーというブランドは名声を失い始めた。木製ラケットがまだ主流であった時はスラセンジャーやダンロップはもはや敵なしの企業であった。1980年初め、金属製ラケットの人気、そしてガラス繊維、グラファイト、ケブラー製のラケットができると、こちらの方が主流となり、また製造費も東アジアの方がはるかに安いため、古く歴史のあるブランドであるスラセンジャーの人気は衰退し始める。しかしゴルフ部門に関しては、近年、LDA(ロング・ドライバーズ・オブ・アメリカ)の公式球パートナーに選出、また時流に合わせた製造拠点の東アジア圏移設を経て、ヨーロッパ圏、日本、中国などアジア圏などへ輸出され、徐々に知名度を伸ばしている。 1959年: ラルフ・スラセンジャーが彼のファミリービジネスをダンロップ・ゴムに売る。 1985年: ダンロップ・ゴムがBTR plcに買われ、スラセンジャーとダンロップ・スポーツが合併する。 1996年: BTRがダンロップ・スポーツをイギリスのプライベート・エクイティ・グループのCinvenに3億ポンドで売り、新しくダンロップ・スラセンジャー(Dunlop Slazenger)と名付けられる。 2004年: Cinvenがダンロップ・スラセンジャーをイギリスの小売業者、Sports World Internationalに4000万ポンドで売り、見返りとして同じく小売業者のJJB Sportsはスラセンジャー・ゴルフ(Slazenger Golf)をヨーロッパで製造する権利をもらう。
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