ジム・スナイパーIIとは? わかりやすく解説

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ジム・スナイパーII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 13:38 UTC 版)

ジム・スナイパー」の記事における「ジム・スナイパーII」の解説

OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』などに登場メカニックデザイン出渕裕ジム・スナイパーカスタム設計コンセプトを、ジム・コマンド系列機反映させた機体精密射撃センサー高倍カメラ精密射撃レーザー光学複合センサー)を備えた開閉バイザー持ち頭部バイザー下ろして頭部全体冷却することで超長距離狙撃を可能としている。非戦闘空域での突発戦闘時には専用スナイパー・ライフルによって敵旗艦や敵指揮官機仕留め戦闘短期決着させる。 純粋なMSとしての性能カタログスペックにおいてRX-78ガンダム凌駕する水準誇り脚部増設しスラスター新型バックパックによって推力増強ジオン軍MSゲルググ単機対抗できる数少ない量産機でもある。その基本設計機構多くは、後発ネモジェガンなどに多大な影響与えたといわれている。しかし、生産開始戦争末期だったことと高コストのために少数しか生産されておらず、一年戦争間に合った機体はごく少数限られる標準塗装濃淡ブルー基調とする。 武装 本機汎用性高く一年戦争当時におけるほとんどの連邦軍MS武装使用できるジム・コマンドとは、ブルパップ・マシンガン、ビームサーベル曲面シールド共通する陸戦型ガンダムと共通のビーム・ライフル100mmマシンガンロケットランチャーについては陸戦型ガンダム#武装・装備参照75ミリスナイパー・ライフル 型式番号Franz EF-KAR98K モーゼル・ボルトアクションライフル"Kar98k"を元に開発され実弾ライフル無反動砲)。開発者ドイツ人口径オリジナルの7.92ミリ拡大ではなく陸軍75ミリ砲を転用している。液体装薬使用しており、弾丸のみを装填するKar98k同じく中央部ボックスマガジンクリップされた5発を装填した標準装備として10×350対物レンズ径)エレクトリック・サイトがあり、トリガーでジム・スナイパーIIのコンピューター連結し、高い命中率を誇る。運用コンセプトとしては、後方の敵指揮官機戦艦一撃沈めることで、戦闘早期終了させるために用いられるプラモデルステンシルには、「ZIONIC」の文字ジオン軍マーク確認できるボルトアクション式ゆえに次弾装填時間要するために迎撃近接戦闘には不向きであり、通常の出撃ではビームライフルなどの予備火器携帯する。 なお、本機専用装備というわけではなく、精密射撃行わないであれば一般機においても近距離から中距離までの無反動砲として利用できる。 『0080発表当時デザインそのもの存在したが、作中では登場しなかった装備である。後発ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズや『ギレンの野望シリーズなどに登場する長らくビームであった実弾であったりと、その設定曖昧だったが、『マスターアーカイブ モビルスーツ ジム』ではフランツ社で開発され75ミリ実弾狙撃ライフルとされている。一方テレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』ジムスナイパーK9使用したものはビーム・ライフルとして描かれている。 ビーム・ライフル 型式番号:XBR-M-79S 対MS戦において携行するエネルギーCAPデバイス特徴的な形状をしており、カタツムリ似ていることから「スネイル (Snail)・タイプ」と呼ばれ型式番号末尾の "S" はこの頭文字である。次世代見据えた斬新な基本設計であるが、当時技術レベルでは設計者構想十分に実現できず、高い評価得られ少数試作されずに留まっているが、リド・ウォルフ専用機での使用確認されている。0087年にEパック方式改良し出力強化したBR-M-87が開発され百式専用武装となっている。 ロングレンジ・ビーム・ライフル ジム・スナイパー同型大型ビーム・ライフル2000年発売されPS2専用ゲーム『機動戦士ガンダム』にてホワイト・ディンゴ隊仕様機の装備として登場して以降、『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』などの後発ゲームや模型でもロングレンジ・ビーム・ライフル装備機の登場機会は多い。『ガンダム戦記』の漫画版では、連続使用には機体外部電源機器接続する必要があり、冷却剤エネルギーパックなしでの発射1回のみとなっている。 漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』登場したネメシス所属の「エイプ」ことジャン・ディベビエ機も同型ライフル使用しており、こちらはチャージある程度時間要するが、連続での使用が可能とされている。 L-9ビーム・ライフル 型式番号:BOWA BR-M-82L-9 小説機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』が初出ボウワ社がガンキャノンビーム・ライフルを基に開発したロングバレルの狙撃型ビーム・ライフルバレルにはバイポッド装備。Eパック式で、1回射撃カートリッジ1つ丸ごと消費するバルカン砲 本機頭部60mmバルカン砲内蔵されていないが、『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』のホワイト・ディンゴ隊仕様機は、右側頭部パック方式バルカン砲追加装備している。他にも『ガンダム戦記』などの地上舞台としたゲーム作品でも装備した機体多くカードビルダーではホワイトディンゴ隊以外の機体装備している。 ミドル・シールド機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』のホワイト・ディンゴ隊装備陸戦型ガンダム小型シールドの上に、下半分にしたジムシールド重ねている。 個人・部隊用カスタム機 迷彩塗装書籍MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』に登場する機体で、グリーンタイガー・ストライプ迷彩ほどこされている。森林の中、ネットなどによってカモフラージュされている。撮影時期は宇宙世紀0079年10月とされているが、パイロット所属部隊などは不明携行しているライフル作画担当したアニメーター岩滝智によるオリジナルデザインである。 リド・ウォルフ専用機 書籍機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』の文字設定初出で、ゲームギレンの野望 ジオン独立戦争記』でカラーリング設定された。連邦軍エース「踊る黒い死神」ことリド・ウォルフ少佐最後に使用した機体とされ、黒とライト・グレー基調塗装されている。 ホワイト・ディンゴ隊仕様 ゲーム機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』に登場オーストラリア戦線の特殊MS小隊「ホワイト・ディンゴ」の戦闘スタイル任務内容合わせてデリケートな狙撃用の各種機構宇宙装備オミットし、陸戦能力状況適応能力の向上を目指し現地改修機。同隊の配備機は部隊カラーである濃淡グレー塗り分けられているが、本機のみ青と白基調とする。左肩にはディンゴモチーフにした部隊章描かれているほか、右側頭部バルカン砲ユニット追加され陸戦型ガンダム小型シールド追加装甲貼り付けた、ミドル・サイズのシールド装備されている。実戦的優秀なカスタム機となっており、部隊内では「ジム・スナイパーカスタムII」と呼ばれていたともいわれるジャン・ディベビエ専用機 漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』登場する教導団ネメシス」隊のジャン・ディベビエ中尉搭乗する機体ネメシス隊の部隊カラーである濃淡ブルーオレンジ塗装されている。 カイン・ラグナード専用機 小説機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場する特殊部隊シャドウズチーム5の隊長、カイン・ラグナード大尉搭乗する機体。「シャドウズ」の部隊カラーであるダーク・グレー塗装され、左肩に漢字の「影」をモチーフにした部隊章描かれているほか、頭部狙撃センサー変更バルカン砲ユニット追加、左大腿部には携行武装L-9ビームライフル交換用Eパック装備するジオン軍残党潜伏するヘルズゲート攻略の際に中破するが、パイロット脱出し基地内に侵入している。 ティターンズ仕様 ウェブ小説配信サイト矢立文庫」の企画アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場光学式カメラシステムを新型のものに換装するなどの近代化改修施されており、L-9ビームライフル装備している。カラーリングダーク・ブルー基調としたティターンズ・カラー。アレキサンドリア重巡洋艦「アル・ギザ」に所属している。 劇中での活躍 連邦軍強襲揚陸艦グレイファントム所属の「スカーレット隊」に配備されている。これはサイド6周辺での度重なる戦闘問題になり、戦闘早期決着求められたためである。サイド6リボーコロニー内に現れジオン軍サイクロプス隊のケンプファー迎撃に、ジム・コマンド数機と量産型ガンキャノン2機とともに本機2機が、ジム・コマンドと共通のプルバップ・マシンガンを装備して出撃するが、スカーレット隊全滅する。なお、一部ジム・コマンド脚部本機同様の特徴見られ、「ジム・コマンドコロニー仕様カラーのジム・スナイパーII」であるとの見方もある。 『マスターグレード』の本機説明書では、「スカーレット隊ではなく同じくグレイファントム所属の「ディープブルー隊」に配備されたとしている。スカーレット隊ジム・コマンド3機と量産型ガンキャノン1機、ディープブルー隊が本機3機と量産型ガンキャノン1機の編成であるとされ、映像登場しない本機1機はグレイファントムに1丁のみ支給されスナイパー・ライフルデッキからケンプファー狙撃しようとするが、動き早く照準定まらないまま終わっている。 ゲーム機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』では、終盤ホワイト・ディンゴ隊配備されるジオン軍HLV発進阻止する緊急特別任務際しジャブロー基地ロールアウトして間もない本機急遽ホワイト・ディンゴ隊届けられ陸戦型ゲルググライノサラス交戦する小説版では小隊長のマスター・ピース・レイヤー中尉機のみビーム・ライフル装備し、ほかの2機は100mmマシンガン装備している。 ゲーム機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン』、ステージソロモン攻防戦登場不死身の第四小隊隊長サウス・バニング搭乗機体漫画機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』では、MS特殊部隊第3小隊へ1機配備され射撃を得意とするラリー・ラドリー少尉搭乗するジャブロー防衛戦の際にはロングレンジ・ビーム・ライフルによる狙撃任務につくが、隊長であるマット・ヒーリィ中尉判断ミスによりザクII攻撃コクピット被弾し機体小破で済むがラリー戦死する修理後同僚のアニッシュ・ロフマン曹長搭乗し100mmマシンガン携行して戦線復帰している。

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ジムスナイパーII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:00 UTC 版)

機動戦士ガンダムALIVE」の記事における「ジムスナイパーII」の解説

エピソード16において山之内搭乗

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