任務内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 03:58 UTC 版)
「ストームトルーパー (スター・ウォーズ)」の記事における「任務内容」の解説
帝国の広範囲に渡る領域において反乱軍や民衆の暴動を迅速かつ正確に制圧し、秩序を維持するのがストームトルーパーの任務である。 トルーパーの装備品は量産可能なように標準化され、トルーパー自身も厳正な訓練プログラムに則って規格化されている。トルーパーは決して買収されず、勧誘も、恐喝も一切効果がない。これはクローン・トルーパーと同様に、育成段階でプログラミング的に入力される「オーダー」と呼ばれる規範教育によるものとされている。トルーパーの訓練は、新秩序主義に基づいた完全な教化を強調して行われ、その結果各員は疑いを抱かず、他者の権利や自身の安全をも顧みず盲目的に上官の命令に従うように教育されている。彼らはその忠誠心と引き換えに個性と自らの意思を持たない兵士達であるが、中には帝国の方針に疑問を抱き、今までの自分の行いを恥じて脱走したり反乱同盟軍に寝返った者もいる。また『エピソード6/ジェダイの帰還』では、エンドアの森林でハン・ソロの罠に掛かって反乱同盟軍兵士に銃口を向けられたスカウトトルーパーが抵抗することなく降伏している描写がある(もっとも、この時点では皇帝の策略によって後方に味方の援軍がすでに待機しており、このスカウトトルーパー自身が特別抵抗する必要もない場面であったことが直後に判明する)。 トルーパーは帝国の主要兵力となっているが、彼らトルーパーの生命は極めて軽いものであり、高価で機能的なドロイドよりも低く扱われている様子すら見られる。このように不遇なトルーパーではあるが、彼ら無くして帝国軍の一切の軍事活動は成り立たない。なお、トルーパーを指揮する士官等は、かつてのハン・ソロがそうであったように、帝国領内各地の惑星からアカデミーに志願・受験し、合格して配属された人間である(ハンはアカデミーで首席になるほど優秀だったが、帝国の方針に異議を唱えたためクビにされ一兵士に左遷された)。この点は、部隊長クラスを含めた全ての兵士、指揮官もクローンで賄っていたクローン・トルーパーとは異なる。 一般兵は訓練学校を卒業した人間の男性が殆どだが、上述の通り地上軍や宇宙軍で特に優秀な兵士が上官の推薦を受けて、ストームトルーパーに転属されることもある。また、前述のとおり、女性兵士で構成された部隊が一部存在していたとされており、後述するファースト・オーダーでは女性指揮官であるキャプテン・ファズマがストームトルーパーを統率しているほか、通常部隊の一般兵にも女性兵士の存在が確認できる。レジェンズ(非正史)のスピンオフ作品においても、ダーラ提督の軍事改革後の帝国や、スローン大提督が創設したハンド帝国など、帝国崩壊後の一部後継勢力においては女性やエイリアンにもストームトルーパーとなる門戸が開かれている。
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