百式_(ガンダムシリーズ)とは?

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百式 (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 01:28 UTC 版)

百式(ひゃくしき、HYAKU-SHIKI)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS) のひとつ。初出は、1985年放送のテレビアニメ機動戦士Ζガンダム』。




注釈

  1. ^ 当時、永野の漫画の連載を始めた角川書店の創作で、その出版物から使われ始めた。
  2. ^ 永野のラフは「月刊アニメック1985年10月号」に掲載されている[要ページ番号]。学研のムック『機動戦士ゼータガンダム完全収録』にもよく似たMSのラフが載っているが、こちらは背中のバインダーがなくシールドを装備しているなど、多少印象が異なる。
  3. ^ 大日本帝国海軍の艦上戦闘機「零戦21型」を模している。
  4. ^ 『1/100 百式』説明書では、背部バインダー上端までを「22m」としている[8]
  5. ^ 計算上は74,400kgが正しいが、『MS大全集』シリーズなどで主流となっているのは74,800kgである。
  6. ^ 百式はTMSとしては理想的なフレーム構造を持っていたものの、高G時での変形の際に負荷がコクピットやジェネレーターのある胴体にかかってしまったことから、Ζガンダムの開発時にはジェネレーターの位置を脚部に変更することで問題を解決したとしている[16]
  7. ^ その際の型式番号はMSN-001X1である[17]
  8. ^ 一方、ガンダムMk-IIの情報を奪取し、エゥーゴで開発していた格闘戦用MSのフレームに設計を取り入れて百式が完成したとする資料もみられる[18]
  9. ^ 可変機として完成させることも可能であったという[19]
  10. ^ また、マスターグレード百式2.0の独自ギミックとして、可変機(デルタガンダム)として開発されていた名残に脚部変形ギミックが挙げられる。
  11. ^ 後者の仕様は開発主任M・ナガノ博士が関わっていないこともあり、対ビーム・コーティングの皮膜剤の性能低下やピーキーな操縦性の見直しなど、大改修時に幾分デチューンされて性能が落ちたとの記述もある[22][23]。また、『ΖΖ』公式サイトでも「グリプス攻防戦で大破した機体をマイナーチェンジした2号機」と記述されている[24]
  12. ^ 初出の『1/144 百式』説明書では「ナガノ開発主任」とされ[11]、『ニュータイプ100%コレクション 機動戦士Ζガンダム メカニカル編 1』では「M・ナガノ氏」とファースト・ネームのイニシャルが付き、『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』で「博士」となった。
  13. ^ また、型式番号はナガノにとっての最初のプロジェクトであるため、MSN-001とする予定もあった[4]("N"はナガノのイニシャル[25]
  14. ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』のキュベレイによって頭部バイザーが破損させられた場面や、劇場版第一部『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』でデュアルアイが光る場面が存在する。
  15. ^ クワトロ大尉が搭乗して大破した百式を大改修した際にコーティングが全面的に皮膜され直されており、掲載された両者のCGモデルは色合いが大分異なっている[23]
  16. ^ この装甲は1985年の放送当時の1/100スケールや1/144スケールで発売された本機のプラモ解説書には、「金色のプラスチック・カラーコーティング」と記述されていた[11]。劇中でも対ビーム用塗装が明言されているフルアーマーΖΖガンダムや、大気圏に突入するといった特性から入念に耐熱処理がされているΖガンダムと比べて特にビームや熱に強い演出はされていない。しかし、小説版『機動戦士Ζガンダム』では「超強化プラスチックの装甲」と記載されている。また、HGUC説明書などでは耐ビーム機能があるが、その効果は一般の塗装と大差ないともされている。一方で、後年に発売されたプラモデルキット[4]や書籍[22]においてはエマルジョンの一種とした記述も存在する。
  17. ^ このエピソードはデルタガンダム自身による回想のような体裁となっており、関係する人物や機体も登場している。
  18. ^ アニメ版以後の設定においても「デルタプラス本来の標準兵装」と記述されている[53][54]
  19. ^ ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズでは、左肩のハードポイントに接続している武装をパルス・レーザー砲としている。
  20. ^ リック・ディアスから移植したOSでは火器管制で手いっぱいであり、核融合炉やバランスの調整を手動でおこなうための苦肉の策である。
  21. ^ 改修の際には、「零」の文字が両肩に移動されている。
  22. ^ デルタガンダムなどのような戦闘機型への変形であるかは文中に記されていない。

出典

  1. ^ 『月刊アニメック』1985年10月号、ラポート。
  2. ^ 『機動戦士Zガンダム完全収録 学研ムック 特別復刻版 アニメディア編集部』学研パブリッシング、2010年、87頁。ISBN 978-4-056-06024-9
  3. ^ 「HYAKUSHIKI」『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、2006年12月31日発行、17頁。
  4. ^ a b c d e f g h i マスターグレード MSN-00100 百式』説明書、バンダイ、2001年3月。
  5. ^ a b c 『機動戦士Ζガンダムを10倍楽しむ本』講談社、1985年5月、102頁。
  6. ^ 『ニュータイプ100%コレクション1 機動戦士Ζガンダム メカニカル編 1』角川書店、1985年10月、87頁。
  7. ^ a b 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART3』近代映画社、1986年4月、84頁。
  8. ^ 『1/100 百式』バンダイ、1985年10月、組立説明書。
  9. ^ a b c d e f g h i j 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム』近代映画社、1985年8月、104頁。
  10. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、50-51頁。
  11. ^ a b c d e f 『1/144 MSN-00100 百式』説明書、バンダイ、1985年9月。
  12. ^ 『マスターアーカイブ モビルスーツ MSZ-006 Ζガンダム』ソフトバンククリエイティブ、2012年12月、22頁。 (ISBN 978-4797370959)
  13. ^ a b c 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』バンダイ、1989年3月、38頁・42頁。(ISBN 978-4891890186)
  14. ^ 『プロジェクトファイル Ζガンダム』ソフトバンククリエイティブ、2016年9月、16-17頁。(ISBN 978-4797386998)
  15. ^ 『ハイグレードユニバーサルセンチュリー 1/144 デルタガンダム』バンダイ、2012年3月、説明書。
  16. ^ 『機動戦士ガンダム公式設定集 アナハイム・ジャーナル U.C.0083-0099』エンターブレイン、2004年1月、38-41頁。ISBN 4-7577-1663-X
  17. ^ 『ガンダムパーフェクトファイル36号』デアゴスティーニ、2012年5月。
  18. ^ 『機動戦士ガンダムZZ&Z 保存版設定資料集』バンダイ、1986年6月、35頁。ISBN 4-89189-373-7
  19. ^ 『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、2006年12月31日発行。
  20. ^ 『ハイグレードユニバーサルセンチュリー MSN-00100 百式 - REVIVE』バンダイ、2016年8月、組立説明書。
  21. ^ a b c d e 「マスターグレード MSN-00100 百式 Ver.2.0」バンダイ 2015年5月 説明書参照
  22. ^ a b c d 「HYAKUSHIKI」『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、2006年12月31日発行、18-19頁。(ISBN 978-4797331523)
  23. ^ a b 「HYAKUSHIKI」『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、2006年12月31日発行、24-25頁。
  24. ^ 百式 - 機動戦士ガンダムΖΖ 公式サイト
  25. ^ 『MJマテリアル4 機動戦士Ζガンダム メカニック設定集&作例集』バンダイ、1985年6月、66頁。
  26. ^ 『ガンダムウォーズII MISSION ΖΖ』大日本絵画、1994年1月、18頁。(ISBN 978-4499205269)
  27. ^ パーフェクトグレード RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ)』バンダイ、2001年11月、説明書。
  28. ^ 「HYAKUSHIKI」『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、2006年12月31日発行、28-29頁。
  29. ^ 『週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル 16号 『百式』 デアゴスティーニ・ジャパン, p. 7.
  30. ^ 『ハイグレードユニバーサルセンチュリー MSN-00100 百式』バンダイ、1999年10月、組立説明書。
  31. ^ a b c d e f g 玩具『U.C. ARMS GALLERY 03』バンダイ、2006年8月。
  32. ^ a b c 電撃ホビー0610 2006, p. 109.
  33. ^ 近藤和久『機動戦士Ζガンダム』メディアワークス、1994年5月、174頁。
  34. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中編』54ページ
  35. ^ a b c d e f g h i j k 『HGUC デルタガンダム』バンダイ、2012年3月、取扱説明書。
  36. ^ a b c UC-MSV”. サンライズ. 2016年11月1日閲覧。
  37. ^ 『機動戦士Zガンダム完全収録 学研ムック 特別復刻版 アニメディア編集部』学研パブリッシング、2010年、104-105頁。ISBN 978-4-056-06024-9
  38. ^ 『ガンダム・センチネル』大日本絵画、1989年9月、73頁。ISBN 978-4499205306
  39. ^ a b c 『双葉社MOOK グレートメカニック・スペシャル モビルスーツ全集10 可変モビルスーツ/モビルアーマーBOOK』双葉社、2016年3月9日発行、78-79頁。(ISBN 978-4575464931)
  40. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川コミックス・エース、2013年3月9日発行、75-78頁。(ISBN 978-4041206416)
  41. ^ ゲーム『機動戦士ガンダムUC』
  42. ^ a b 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』角川コミックス・エース、2010年8月26日発行、70-71頁。(ISBN 978-4047153608)
  43. ^ a b 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川書店、2013年3月、156-157頁。
  44. ^ a b c d e 『HGUC デルタプラス』バンダイ、2010年9月、取扱説明書。
  45. ^ a b c d e f g h 「「ガンダムフロント東京」2機の新型ガンダムが登場するドームスクリーン新作映像、11月7日公開決定!」gundam.info、2015年9月28日。
  46. ^ 『HGUC MSN-001-2 デルタガンダム弐号機』説明書、バンダイ、2015年11月。
  47. ^ a b 『MG デルタプラス』バンダイ、2011年10月、取扱説明書。
  48. ^ 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』角川コミックス・エース、2010年8月26日発行、68-68頁。
  49. ^ 『双葉社MOOK グレートメカニック・スペシャル モビルスーツ全集10 可変モビルスーツ/モビルアーマーBOOK』双葉社、2016年3月9日発行、74-75頁。
  50. ^ a b c 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川コミックス・エース、2013年3月9日発行、23-28頁。
  51. ^ 『週刊ガンダムパーフェクト・ファイル031』デアゴスティーニ・ジャパン、2012年4月。
  52. ^ 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』角川コミックス・エース、2010年8月26日発行、66-69頁。
  53. ^ a b c d e f 『HGUC MSN-001X ガンダムデルタカイ』説明書、バンダイ、2012年12月。
  54. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川書店、2013年3月、129-132頁。
  55. ^ 『グレートメカニック・スペシャル モビルスーツ全集10 可変モビルスーツ/モビルアーマーBOOK』双葉社、2016年3月、77頁。
  56. ^ 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part2』角川書店、2016年7月、80頁。(ISBN 978-4041046685)
  57. ^ 機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』第6巻、164頁。
  58. ^ a b PS3「機動戦士ガンダムUC」特集【第2回】”. GUNDAM.INFO (2012年3月15日). 2016年11月16日閲覧。
  59. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『B-CLUB』第4号、バンダイ、1986年3月、64-65頁。
  60. ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダム MS大全集』バンダイ、1989年2月、65頁。
  61. ^ a b c d フィギュア『ガンダムフィックスフィギュレーション #0023 百式[百式改-量産型&フルアーマー』パッケージ裏面、バンダイ、2004年12月
  62. ^ a b c d e f 『SDガンダム GGENERATION-F データブック2 MSコレクション』ソニー・マガジンズ、2000年9月、116-117頁。
  63. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム MS大全集2003』メディアワークス、2003年4月、105頁。
  64. ^ プラモデル『マスターグレード 百式改』パッケージ、プレミアムバンダイ、2016年8月。
  65. ^ スタジオ・ハード『アドベンチャーヒーローブックス42 機動戦士ガンダム シャアの帰還』勁文社、1988年4月、19頁。
  66. ^ 『データガンダム キャラクター列伝[宇宙世紀編II]』角川書店、2010年6月、21頁。(ISBN 978-4047154780)
  67. ^ 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』大日本絵画、1988年、69頁。ISBN 978-4-499-20525-2
  68. ^ a b c d e f g h i j k 『SD CLUB』第11号、バンダイ、1990年4月、120頁。
  69. ^ 葛木ヒヨン『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』第4巻、2016年7月、170頁。
  70. ^ 『SD CLUB』第12号、バンダイ、1990年5月、118頁。
  71. ^ たけばしんご「シークレットフォーミュラー フルアーマー百式改 ACT.2」『SD CLUB』第14号、バンダイ、1990年7月。
  72. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .4 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.4 MS開発競争編】』バンダイ、1991年2月、112-113頁。
  73. ^ a b c d e f g h i j k l m 『SD CLUB』第13号、バンダイ、1990年6月、81頁。
  74. ^ 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V』ゲーム中の開発プランより。
  75. ^ 『ガンダムエース』2013年2月号、角川書店、32頁。
  76. ^ 『ガンダムエース』2013年1月号、角川書店、66頁。


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