貴種流離譚とは? わかりやすく解説

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きしゅりゅうり‐たん〔キシユリウリ‐〕【貴種流離×譚】

読み方:きしゅりゅうりたん

説話類型の一。若い神や貴人が、漂泊しながら試練克服して、神となった尊い地位得たりするもの。大国主命(おおくにぬしのみこと)や日本武尊(やまとたけるのみこと)の説話など。


貴種流離譚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 05:20 UTC 版)

貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)とは、物語の類型の一種であり、折口学の用語の一つ。若い神や英雄が他郷をさまよいながら試練を克服した結果、尊い存在となるとする説話の一類型[1]貴種漂流譚(きしゅひょうりゅうたん)とも。折口信夫が一連の「日本文学の発生」をめぐる論考のなかで、日本における物語文学小説)の原型として論じた概念である。その説くところは時期によって細部が異なるが、基本的には「幼神の流浪」をその中核に据える。折口は『丹後風土記逸文』の竹野郡奈具社の由来を引きつつ、天上の存在が地上(人間界)に下って、試練や流離の果てに再び天上の存在になる一定の筋があることを研究し、貴種流離譚の概念を確立した。




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貴種流離譚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 01:37 UTC 版)

水野勝成」の記事における「貴種流離譚」の解説

ここから勝成の流浪生活が再び始まり、その足取りは、さまざまな伝説憶測逸話彩られ諸説紛々としている。最終的に備中国成羽国人三村親成食客となった文禄3年1594年9月月見会の席上作法上の問題茶坊主処置無礼なりとして、これを斬って出奔するが、翌年正月、再び成羽帰り三村家の食客になった。このとき勝成は世話役の娘に手を付け子供をもうける。これが室となる於登久(おとく)であり、この子供が後に福山藩第2代藩主となる勝俊である。

※この「貴種流離譚」の解説は、「水野勝成」の解説の一部です。
「貴種流離譚」を含む「水野勝成」の記事については、「水野勝成」の概要を参照ください。

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