流離譚とは? わかりやすく解説

流離譚

作者中村隆資

収載図書地蔵
出版社文芸春秋
刊行年月1992.3


流離譚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 14:23 UTC 版)

テネース」の記事における「流離譚」の解説

キュクノスプロクレイア死後新たにクラガソスの娘ピロノメー(ピュロノエー)と結婚した。ところがこの後妻はテネース道ならぬ恋をして言い寄ったが、テネース拒んだこのためピロノメーはことが露見することを恐れてテネースに関係を迫られたと偽りの訴えをし、エウモスポスなる笛吹き証人立てたキュクノスはこれを信じ自分息子を娘のヘーミテアーもろとも箱に入れて海に流した。レウコプリュス島に漂着したテネースは島に住み、島を自らの名前にちなんでテネドス島名づけた。後にキュクノス真実知りエウモルポス石打ち殺し、ピロノメーを生き埋めにして殺した。またキュクノス許しを請うためにテネドス島訪れたが、テネース怒って海岸の岩にかけられた船のもやい綱を斧で切断した。この故事にちなん頑なに拒む人間のことを「テネースの斧で切った」と表現するようになったシケリアのディオドロスもまた同様の流離譚について言及しているが、詳細省き笛吹き不利な証言したためテネドス島にあるテネース聖域笛吹きが入るのを禁じたという話を伝えている。また実際に伝承言われている通りではなくテネースは自ら移民団を率いて対岸のレウコプリュス島に渡り優れたとなって支配したため、人々死後テネース聖域造営し犠牲儀式歴史時代まで続けていたとも述べている。

※この「流離譚」の解説は、「テネース」の解説の一部です。
「流離譚」を含む「テネース」の記事については、「テネース」の概要を参照ください。

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