ウィズ_(玩具)とは? わかりやすく解説

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ウィズ (玩具)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 07:11 UTC 版)

株式会社ウィズ
WiZ Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 7835
2005年6月17日 - 2016年9月27日
本社所在地 日本
111-0042
東京都台東区寿三丁目14番11号
設立 1986年昭和61年)9月22日
廃止 2019年平成31年)4月1日
プレックスに合併し解散)
業種 その他製品
法人番号 5010001037564
事業内容 おもちゃ、アニメーション、デジタルコンテンツの企画・開発・生産及び販売事業
代表者 代表取締役社長 佐藤明宏
資本金 5億5523万5千円
(2016年5月31日現在)
売上高 連結:5億92百万円
単独:5億89百万円
(2016年5月期)
営業利益 連結:△3億66百万円
単独:△3億18百万円
(2016年5月期)
純利益 連結:△5億45百万円
単独:△5億48百万円
(2016年5月期)
純資産 連結:2億90百万円
単独:2億72百万円
(2016年5月31日現在)
総資産 連結:7億80百万円
単独:7億60百万円
(2016年5月31日現在)
従業員数 連結:30人 単独:27人
(2016年5月31日現在)
決算期 5月31日
主要株主 バンダイナムコホールディングス 100%
(2016年9月30日現在)
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株式会社ウィズ: WiZ Co.,Ltd.)は、かつて存在した玩具の企画・開発などを手がけていた日本のメーカー。

概要

バンダイ横井昭裕により1986年に設立。たまごっちデジタルモンスターシリーズといった電子ゲームを土台にした玩具の企画開発を得意とし、バンダイとの協業によるメディアミックスにより小中学生を中心に支持を受けた。一方、バンダイに頼らない自社ブランドの玩具も販売してきた。

2014年前後にたまごっちとデジモンがリバイバルされたものの、この2作以外のヒットに恵まれず、2015年第1-第2四半期の業績で1億9100万円の営業赤字(当時の時価総額は10億円前後で推移)を計上。経営不振が鮮明となる。このため、バンダイナムコホールディングス(BNHD)に資本参加を要請。1年余りの交渉の末、2016年3月に同社が株式の買い取り(TOB)を行うことを発表した。

TOBに応じなかった株主が存在するため、2016年9月30日付で株式併合により完全子会社化され、それに先立つ9月27日付で上場廃止となった。ウィズはオリジナル玩具事業からは撤退し、バンダイ製玩具の企画開発に特化することになる。

2019年4月1日をもって、バンダイナムコグループ内再編を理由に、旧バンダイグループだったプレックスに吸収合併され、ウィズの商号は事実上消滅した[1]。それに伴い、「たまごっち」、「デジタルモンスター」をはじめとするライセンス取得はプレックスに移管されたため、版権はバンダイが引き続き保有し現在に至る。代表取締役会長にはウィズの横井昭裕が就任した。

沿革

  • 1986年昭和61年)9月 - 株式会社ウイズ設立
  • 1996年平成8年)11月 - たまごっちが爆発的なヒットを記録する。
  • 1997年(平成9年)6月 - デジタルモンスター(デジモン)発売。
  • 1999年(平成11年)3月 - デジモンアニメ第一作『デジモンアドベンチャー』スタート。
  • 2000年(平成12年)7月 - 株式会社ウィズに商号変更
  • 2005年(平成17年)
    • 6月 - ジャスダック市場に上場。
    • 9月 - 子会社「株式会社クレマリーミルク」(後のウィズランド、2010年3月解散)を設立。
  • 2006年(平成18年)
    • 1月 - 「株式会社 葦プロダクション」と業務提携契約を締結。
    • 8月 - 「株式会社epics」(旧称・株式会社ジーアーティスツ)を特定子会社化。
    • 11月 「株式会社フジトーイ」、「株式会社クワガタ」と業務・資本提携契約を締結。
  • 2007年(平成19年)7月 - 新規事業“ SLOT CARS JAPAN ”開始。横浜市港北にスロットカーサーキット「スロットカーズ・ヨコハマ」を開設。
  • 2009年(平成21年)2月 - ウィズが保有する株式会社epicsの株を全て同会社に売却。株式会社epicsは、ウィズグループから独立。
  • 2009年 (平成21年)5月 - ウィズ保有のプロダクション リードの全株式が代表取締役の佐藤俊彦に譲渡され、ウィズグループから離脱
  • 2016年(平成28年)
    • 3月 - バンダイナムコホールディングスがTOBを実施し完全子会社化を発表[2]
    • 4月 - バンダイナムコホールディングスが第一回株式公開買付けの結果、横井昭裕などから55.02%の株式を取得し連結子会社化[3]
    • 5月 - バンダイナムコホールディングスが第二回株式公開買付けの結果、87.38%の株式を取得[4]
    • 9月 - ジャスダック上場廃止。株式併合により、バンダイナムコホールディングスの完全子会社化[5]
  • 2019年(平成31年)
    • 4月 - 株式会社プレックスに吸収合併され消滅。代表取締役会長として横井昭裕が就任。これによって、たまごっちデジタルモンスター等はプレックスに引き継がれたため、版権はバンダイが継承するという。

主な製品

関連項目

脚注

  1. ^ 株式会社プレックスとの吸収合併に関するお知らせ -”. 株式会社ウィズ (2019年4月1日). 2019年11月2日閲覧。
  2. ^ 株式会社ウィズ株券等(証券コード:7835)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ”. バンダイナムコホールディングス (2016年3月9日). 2016年3月9日閲覧。
  3. ^ 株式会社ウィズ株券等(証券コード:7835)に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ”. バンダイナムコホールディングス (2016年4月8日). 2016年4月15日閲覧。
  4. ^ 株式会社ウィズ株券等(証券コード:7835)に対する公開買付け(第二回)の結果に関するお知らせ”. バンダイナムコホールディングス (2016年5月25日). 2016年5月31日閲覧。
  5. ^ 株式併合、単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関するお知らせ”. ウィズ (2016年7月20日). 2016年10月1日閲覧。

外部リンク


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