銀河英雄伝説 (アニメ)
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銀河英雄伝説 | |
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ジャンル | SFアニメ(スペースオペラ) |
映画:銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 | |
監督 | 石黒昇 |
制作 | キティフィルム |
封切日 | 1988年2月6日[1] |
上映時間 | 60分[1] |
OVA:銀河英雄伝説(第1期) | |
原作 | 田中芳樹 |
総監督 | 石黒昇 |
シリーズ構成 | 河中志摩夫 |
キャラクターデザイン | 本木久年、清水恵蔵 |
アニメーション制作 | キティフィルム三鷹スタジオ |
製作 | キティフィルム、徳間書店、 徳間ジャパン |
発表期間 | 1988年12月21日 - 1989年6月20日 |
収録時間 | 650分(25分×26話)[注釈 1] |
話数 | 第1話 - 第26話(全26話) |
その他 | 本編1 - 2巻、外伝1巻 |
OVA:銀河英雄伝説(第2期) | |
原作 | 田中芳樹 |
総監督 | 石黒昇 |
シリーズ構成 | 河中志摩夫 |
脚本 | 河中志摩夫 |
キャラクターデザイン | 久米一成 |
メカニックデザイン | 田中精美 |
アニメーション制作 | キティフィルム三鷹スタジオ |
製作 | キティフィルム、徳間書店、 徳間ジャパン、テレビ東京 |
発表期間 | 1991年6月21日 - 1992年2月20日 |
収録時間 | 700分(25分×28話)[注釈 1] |
話数 | 第27話 - 第54話(全28話) |
その他 | 本編3 - 5巻 |
OVA:銀河英雄伝説外伝 黄金の翼 | |
原作 | 田中芳樹 |
監督 | 清水恵蔵 |
脚本 | 小出一巳 |
キャラクターデザイン | 池田裕治 |
メカニックデザイン | 高橋英樹 |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | 徳間書店、徳間ジャパン、 キティフィルム |
発売日 | 1992年10月 |
収録時間 | 60分 |
その他 | 1992年12月12日劇場公開[2] |
映画:銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲 | |
監督 | 清水恵蔵 |
制作 | キティフィルム |
封切日 | 1993年12月18日[3] |
上映時間 | 90分[3] |
OVA:銀河英雄伝説(第3期) | |
原作 | 田中芳樹 |
総監督 | 石黒昇 |
シリーズ構成 | 河中志摩夫 |
脚本 | 河中志摩夫 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵 |
メカニックデザイン | 田中精美 |
アニメーション制作 | キティフィルム三鷹スタジオ |
製作 | 徳間書店、サントリー、 らいとすたっふ |
発表期間 | 1994年7月20日 - 1995年2月22日 |
収録時間 | 800分(25分×32話)[注釈 1] |
話数 | 第55話 - 第86話(全32話) |
その他 | 本編6 - 8巻 |
OVA:銀河英雄伝説(第4期) | |
原作 | 田中芳樹 |
総監督 | 石黒昇 |
シリーズ構成 | 河中志摩夫 |
脚本 | 河中志摩夫 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵 |
メカニックデザイン | 田中精美 |
アニメーション制作 | ケイファクトリー |
製作 | 徳間書店、ビデオチャンプ、 らいとすたっふ |
発表期間 | 1996年9月 - 1997年3月 |
収録時間 | 671分[注釈 1] |
話数 | 第87話 - 第110話(全24話) |
その他 | 本編9 - 10巻 |
OVA:銀河英雄伝説外伝(第1期) | |
原作 | 田中芳樹 |
総監督 | 石黒昇 |
シリーズ構成 | 河中志摩夫 |
脚本 | 河中志摩夫 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵(全編) 今泉賢一(「汚名」) |
メカニックデザイン | 田中精美 |
アニメーション制作 | ケイファクトリー |
製作 | 徳間書店、ケイファクトリー、 らいとすたっふ |
発表期間 | 1998年2月 - 1998年 |
収録時間 | 630分[注釈 1] |
話数 | 全24話 |
その他 | 単行本未収録短編3本と外伝3巻 |
OVA:銀河英雄伝説外伝(第2期) | |
原作 | 田中芳樹 |
総監督 | 石黒昇 |
シリーズ構成 | 河中志摩夫 |
脚本 | 河中志摩夫 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵 |
メカニックデザイン | 田中精美 |
アニメーション制作 | ケイファクトリー |
製作 | 徳間書店、ケイファクトリー、 らいとすたっふ |
発表期間 | 1999年12月24日 - 2000年7月21日 |
収録時間 | 740分[注釈 1] |
話数 | 全28話 |
その他 | 外伝4巻とOVAオリジナル3本 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『銀河英雄伝説』(ぎんがえいゆうでんせつ)は、1988年から2000年にかけてOVAを中心として展開されたアニメシリーズ。田中芳樹のSF小説(スペースオペラ)『銀河英雄伝説』を原作とする。
概要
田中芳樹のSF小説『銀河英雄伝説』を原作として、劇場公開アニメ3作[注釈 2]、OVA本伝110話、外伝52話が制作された。
『銀河英雄伝説』のアニメ化は、当初はテレビアニメ放映を目指して企画されたが実現に至らず、テレビアニメ化のためのパイロットフィルムの位置付けで『わが征くは星の大海』がOVA作品として作成され、プロモーション手段として劇場公開が行われた。その後、キティフィルムが手掛けた『うる星やつら』の50枚組LD-BOXの商業的な成功で、テレビアニメ化に行き詰まっていた本作をビデオ作品としてリリースすることが構想され、通信販売で視聴者に直接送付することによる中間コストの削減で、1話2,500円の価格設定[注釈 3]で7,000本販売すれば元が取れると判断して、最初にOVA第1期シリーズが発売された。結果としてこの目論見は当たり、本伝110話、外伝52話、長編3話のOVAとして空前の長期シリーズとなった[5]。
OVAの本伝は、まず「VHSビデオ1本に1話収録」の通信販売で1988年12月にリリースされ、その後に4話を1本にまとめた店頭販売用ビデオ(VHS/レーザーディスク)及びレンタルビデオがリリースされるという販売形態だった。レーザーディスクは、1枚ごとの単品販売の他、本編1期から4期、外伝1期から2期、長編3作をまとめた「劇場版セット」の計7セットがLD-BOXとしてリリースされた。1997年10月22日に再発売された本編第1期レーザーディスクセットは、初期版やそれまでの再発売版とはディスクジャケットが異なり、内容にも修正が加えられたリメイク版である。
「ウィークリー・アニメビデオ」と呼ばれた通販版VHSは、1988年12月21日に創刊号がリリースされて以降、外伝1期分まで(商品コード:VAM-001からVAM-134)、計134本が製作・販売された。徳間書店のサイトでは『黄金の翼』の通販版VHS(商品コード:TJM-8)もウィークリービデオと記述されていることから、それも含めれば135本となる。
DVDがソフトメディアの主流になった2001年以降は、全てのアニメがDVD-Video化されている。レーザーディスク版同様、1枚ごとの単品販売の他、110話+外伝を4期に分割した「銀河英雄伝説 DVD-BOX」としてリリースされた。2007年12月21日にはアニメ製作20周年記念として、全165話を特製アルミ合金ケースに収納した「アニメ製作20周年記念 銀河英雄伝説 LEGEND BOX」がリリースされた。なお、DVD化に際して35mmフィルムの原板を再テレシネして一部のデジタル化を行っており[6]、DVD版はビデオテープ/レーザーディスクによってリリースされた初期版と比べてデジタルで作り直したシーンが随所に存在するほか、人名や艦名テロップの綴り(スペル)も多くが修正された[7]「リマスター版」で、2006年8月から劇場版を含む全165話がWOWOWで放送された。DVD化に際しては、オリジナル版が製作当時の事情(相当無理のあるスケジュールや人材不足などで海外数か国での外部製作)で粗さが目立っている前半部分を中心に、相当数の人物・背景作画をリメイクしている。2009年にはDVD用マスターを使用した[8]「銀河英雄伝説 Blu-ray BOX」がリリースされている[注釈 4]。2014年にはBlu-ray BOXの廉価版となる「銀河英雄伝説 Blu-ray BOX STANDARD EDITION」が発売されている。
Amazon Prime Videoなどでオンライン配信されているものには人名、階級、施設、宇宙船、要塞、星などに「設定上の言語と日本語」の紹介テロップが入らない。
製作の中心人物であるプロデューサーの田原正利は、徳間書店刊行のムックの編集方針と同時に、本ウィキペディアの記事に関しても批判したことがある。基本的に素人が好き勝手に書き込んでいる場であり素人の知ったかぶり・推測・創作・思い込み・誤解が多々見られるため「信憑性がないと思って」欲しい旨発言し、それらの定説化を憂いている[9][10]。
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