マカロニ・ウェスタン
マカロニ・ウェスタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 15:26 UTC 版)
詳細は「マカロニ・ウェスタン」を参照 1960年代から1970年代にかけて、イタリアでは「スパゲッティ・ウェスタン(Spaghetti Westerns)」「イタロウェスタン(Italo-Westerns)」と呼ばれる西部劇映画が製作された。最も有名な作品としてドル箱三部作の第3作『続・夕陽のガンマン』が挙げられる。マカロニ・ウェスタンの多くは低予算で、アメリカ合衆国南西部の風景に酷似しているスペインのアルメリア、メキシコのデュランゴなどで撮影された。また、ハリウッド西部劇よりもアクションや暴力描写が多く、主人公は正義感よりも金銭や復讐など利己的な動機で行動することが大半だった。マカロニ・ウェスタンの中には西部劇の伝統的様式を否定する作品も見られ、そうした作品は修正主義西部劇に含まれる。 マカロニ・ウェスタンの代表的な監督であるセルジオ・レオーネの作品は、ハリウッド西部劇映画とは異なる様式で製作されている。マカロニ・ウェスタンで成功した俳優にはチャールズ・ブロンソン、リー・ヴァン・クリーフ、クリント・イーストウッドがおり、この他にもジェームズ・コバーン、ヘンリー・フォンダ、ロッド・スタイガー、クラウス・キンスキー、ジェイソン・ロバーズ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、イーライ・ウォラックが知られている。テレビシリーズ『ローハイド』以外のヒット作に恵まれていなかったイーストウッドは、レオーネ監督作品『荒野の用心棒』への出演をきっかけにスター俳優の地位を手にすることになった。
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マカロニ・ウェスタン
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「イタリアの映画」の記事における「マカロニ・ウェスタン」の解説
詳細は「マカロニ・ウェスタン」を参照 同じ時期、「マカロニ・ウェスタン」と呼ばれるジャンルの作品が、イタリアだけでなく全世界で人気を集めるようになる。マカロニ・ウェスタンは従来の西部劇と違い、イタリアで低予算で製作され、ユニークで鮮明な撮影技術が特徴であった。 最も有名なマカロニ・ウェスタンは、セルジオ・レオーネの作品で、レオーネはクリント・イーストウッド主演、エンニオ・モリコーネ音楽の『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』の3部作を監督した。この3部作はレオーネが1968年に監督した『ウエスタン』と共に、このジャンルを定義するものとなった。 マカロニ・ウェスタンにはまた、伝統的な西部劇と「イタリア式コメディ」とが融合した作品も多かった。そのような作品にはテレンス・ヒル、バッド・スペンサー主演の『風来坊/花と夕日とライフルと…』(1970年)とその続編の『風来坊 II/ザ・アウトロー』(1971年)などがある。
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