レオーネ
レオーネとは、イタリア語で雄ライオンのこと。たくましさ、精悍さなど、野性的なフィーリングをイメージした車名。3代にわたる歴史をもつが、初代モデルは1971年10月にデビューした。1.4Lエンジンを積むFFクーペで、80psとツインキャブ仕様の93ps(GSR用)チューンがあった。
72年2月、FFの4ドアセダンを発売した。4月、2ドアセダン追加。同時に2/4ドアセダンに1100を加え、FF-1シリーズは生産を中止した。9月、エステートバン4WD車発売。商用タイプだったが、オンロード用4WD車として日本初の市販モデルだった。12月には4輪ディスクブレーキを備えたスポーティなクーペ1400RXと、1400・4ドアカスタムの5速MTフロアシフト車を追加した。
73年6月、2ドアハードトップ・クーペ発表。エンジンはOHVの1.4Lで80/93psの2仕様があった。2ドアと4ドアのセダン、2ドアクーペ、2ドアハードトップ・クーペと、4タイプのボディがそろった。10月、セダンの1.1Lエンジンが1.2Lに変わった。
75年1月のマイナーチェンジでは、1.4Lエンジンのセダンに4WDシステムを採用、ATも登場した。10月、1.6L搭載車発売。82psと95psがあり、ミッションは5速MTのスポーティタイプと3速ATが選択できた。従来からの1.4Lエンジンは排ガス規制に適合、72psの最高出力となった。1.2Lはなくなった。いわゆる51年規制適合のSEEC-Tシリーズの登場だった。76年1月、1.6Lの4ドアカスタムATやハードトップAT、1600・4WD車を追加。
77年4月、マイナーチェンジ。SEEC-Tの小改良とEGRの追加により53年排ガス規制をクリアー。同時にリヤドレッドを40m、全幅を50~60mm拡大した。11月、グランダムシリーズ追加。1.6LエンジンのFF車で、4ドアセダンと2ドアハードトップタイプがあった。グランダムとはGrand Americaの略、陽気で快活なアメリカン・フィーリングという意味合いを込めた名前。
79年6月、8年ぶりのフルモデルチェンジ。4ドアセダンには小さいリヤクォーターウインドウができ、2ドアハードトップ車も残った。発売はセダンが6月、ハードトップは7月からだった。2代目。エンジンは1.6Lと1.8Lで駆動方式はFF。角型ヘッドランプ。シート前端部のチルト機構などを新採用した。10月、スイングバック発表。2代目と共通部品が多いが、ホイールベースは2370mmと短かった(2代目は2460mm)。エンジンは1.3Lの72ps、1.6L・87/100ps、1.8L・100psをそろえた。1.8L搭載車には4WD仕様もあった。スバル初のハッチバックダイスこのとき、セダンにも4WD車を設定。
81年6月、マイナーチェンジ、1.8Lエンジンを積むセダンとハードトップのライトを角型4灯式に、スイングバックの1.6/1.8L車を角型2灯式に改めた。女性仕様も設定した。同じ月、ツーリングワゴンを追加。2段ルーフが特徴で、1.8Lエンジン+4WDという組み合わせ。11月にはセダンとワゴンの4WD仕様にATを追加した。
82年10月、セダンとワゴンの4WD車に1.8Lターボ+フルロックアップ3速ATを設定、ハードトップの1.8LRXにも初の4WDシステムを採用。さらに廉価版の4WDツーリングワゴンを加えた。83年7月には4ドアセダン1800ターボにAT仕様。4ドアセダン1600に4WDを追加。11月には1.8Lターボの4WD・AT車がハイトコントロール付きとなった。
84年7月、セダンをフルモデルチェンジ。3代目に変わった。センターピラーのあるハードトップ・セダンで、小さいリヤクォーターウインドウがあった。旧セダン型のホイールベースは2460mmだったが、新型は2465/2470mmとなった。全長4370mm、全幅1660mmで、エンジンは1.6L・87ps、1.8Lの100/105psと、そのターボ付き135psというラインアップ。駆動方式はFFのほかパートタイム4WDもあった。3か月遅れの10月、ツーリングワゴン発売。2段ルーフに特徴があった。すべてパートタイム4WDシステムを搭載していたが、1.8GTターボはキックダウンスイッチ、ワイパースイッチ、ブレーキランプなどをセンシングする自動切替え装置付きだった。さらにサスペンションにはオートレベリング、車高2段階調整、減衰カコントロールなどができるエレクトロニューマチック・タイプを採用していた。ミッションは5速デュアルレンジMTと3速AT。
85年11月、3ドアのクーペボディを追加。1.8Lエンジンを積み、FFと4WDの2駆動方式があった。86年4月、クーペにフルタイム4WD車を設定した。ベベルギヤ式のセンターデフをもち、ロックもできた。10月、内・外装を一新。クーペだけだったフルタイム4WDシステムをセダンとツーリングワゴンにも広げ、MT-P方式のオートマチック4WDを1600セダンに追加した。87年10月、内・外装の装備充実と仕様変更があった。
89年2月の初代レガシィ登場とともに使命を終えたが、そのあとも92年11月にインプレッサを発表するまで生産・販売は続いた。
レオーネ
レオーネ(Leona Sopheus )
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レオーネ
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