フルモデルチェンジ
プラットホームを含む車両全体におよぶモデル変更。フルチェンジともいう。日本では通常4年~5年に1回のモデルチェンジ(メジャーチェンジ)があり、8~10年に1回フルモデルチェンジがある。欧米でもプラットホームは2~3世代に1回変更される。
モデルチェンジ (自動車)
(フルモデルチェンジ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/07 08:52 UTC 版)
モデルチェンジは、工業製品全般に用いられる言葉であるが、本稿では自動車に限定してこの語を定義する。
- ^ “日産がアメリカで陥った販売不振の深刻度 薄利多売で拡大したゴーン時代のツケは重い”. 東洋経済オンライン (2020年2月13日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “日産CEO「最大の課題は『車齢の長さ』」”. Auto car (2020年4月16日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ 例・日産・クルー(1993年発売)、トヨタ・コンフォート/クラウンコンフォート(共に1995年発売)等
- ^ 詳細は日本のタクシー#車両を参照
- ^ TOYOTA よくいただくお問い合わせ
- ^ トヨタ・セリカXXからスープラ、グランドハイエースからアルファードなど。
- 1 モデルチェンジ (自動車)とは
- 2 モデルチェンジ (自動車)の概要
- 3 マイナーモデルチェンジ(マイナーチェンジ)
- 4 フェイスリフト
- 5 関連項目
フルモデルチェンジ(フルチェンジ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 06:58 UTC 版)
「モデルチェンジ (自動車)」の記事における「フルモデルチェンジ(フルチェンジ)」の解説
現行型から次期型へと、完全な新型車として開発されるモデルチェンジのことを指す。FMCと略記される。新聞においては「全面改良」と表記される場合もある。また、メーカーによって表現が異なる場合がある。 日本においては、2010年代以降の場合、新型車移行後は主におよそ5年から7年(ただし、2000年代以前は主におよそ4年から6年)のサイクルでこれが繰り返される傾向が強い。一方で、海外や商用車の場合7年から8年サイクルが主流である。ただ、日本車でも日産・マーチ(最低8年サイクルでFMC)のように、モデルライフの長いヨーロッパに合わせた車は少ないながらも存在する。 また、生産計画の都合により、例外的に短期間(最低2年以内)でフルモデルチェンジする場合もある。軽自動車において規格変更が生じたり(2代目ホンダ・ライフ等)、姉妹車(バッジエンジニアリング)やOEM車において元車種がフルモデルチェンジした場合(例:日産・オッティ、トヨタ・ピクシストラック、OEM以降のスバル・サンバートラックや三菱・ミニキャブバンなど)にこの傾向がみられる。かつては販売実績が良くなければ再出発を図る名目で短期間でフルモデルチェンジしたケースも見られた。 基本的に、内外装の意匠、車内の設備は一新される。ただしエンジン、ドライブトレインを含むシャーシ(車台)の新規開発には、人、物、時間などのリソースが膨大となり、費用負担も大きくなり、販売価格にも影響を及ぼす。そのため、特殊なモデルを除き、数年代に渡っての既存のシャーシの流用や別車種のプラットフォームを流用することが通例となっている。 例外的に、アッパーボディをキャリーオーバーした事実上のビッグマイナーチェンジと言えるような変更でも、フルモデルチェンジとしてメーカーから公式発表されることがある。(例:マツダプレマシーの2010年のモデルチェンジ) フルモデルチェンジ後も先代車両の製造が継続される場合がある。同一車種として併売された例としてはトヨタ・ターセル/コルサ(3ドア/5ドアハッチバックが3代目へのフルモデルチェンジ後も4ドアセダンのみ2代目モデルを4年間併売)、およびトヨタ・カローラ(4ドアセダンと2ドアクーペのカローラレビンがシリーズ8代目へのフルモデルチェンジ後もステーションワゴンはシリーズ7代目モデルを後継車種のカローラフィールダーが登場するまで5年間併売、ビジネスワゴンを含むバンはシリーズ7代目モデルを後継車種のプロボックスが登場するまで7年間併売、シリーズ7代目派生のカローラセレスはブランド終了まで3年間併売)、トヨタ・クラウン(シリーズ9代目へのフルモデルチェンジ(4ドアハードトップのみ)後もセダンモデルはシリーズ6代目を4年間併売、ステーションワゴンモデルはシリーズ6代目を8年間併売)、トヨタ・マークII(シリーズ7代目へのフルモデルチェンジ(4ドアハードトップのみ)後もセダンモデルはシリーズ6代目を3年間併売、ステーションワゴンモデルはシリーズ5代目を継続併売)、スズキ・カルタス(3代目へのフルモデルチェンジ後も2代目の1.0Lモデルのみを4年間併売)、スズキ・スイフト(2代目へのフルモデルチェンジ後も初代の廉価モデルのみを2年間併売)、別個の車種として併売された例としては6・7代目の三菱・ランサー(7代目登場以後、日本では7代目通常モデルをギャランフォルティス、7代目派生ホットモデルをランサーエボリューションX、6代目をランサー/ランサーカーゴという別個の車種として併売)、フォード・テルスター/マツダ・カペラ(1991年から、3代目テルスター/クロノス/MS-6と、2代目テルスター(ワゴンのみ)/5代目カペラ(カーゴのみ)、1994年のテルスターⅡ/6代目カペラ登場以降は翌1995年まで3世代もの車種が併売されていた)の例がある。また、日産・スカイラインの場合は一例として1993年8月にR32型からR33型へフルモデルチェンジされたがGT-RはR32型のまま1995年1月まで販売された。開発費、償却、生産台数、販売価格などの理由から、乗用車(特にセダン)のバリエーションで、ワゴン、バン、ピックアップトラックなどに多く見られる。1990年代にタクシー用途向けに開発された車種が登場するまでは、セダン型乗用車において規格に制約があり、FRの需要が根強いタクシー仕様においても併売されていた。
※この「フルモデルチェンジ(フルチェンジ)」の解説は、「モデルチェンジ (自動車)」の解説の一部です。
「フルモデルチェンジ(フルチェンジ)」を含む「モデルチェンジ (自動車)」の記事については、「モデルチェンジ (自動車)」の概要を参照ください。
- フルモデルチェンジのページへのリンク