超人バロム・1
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『超人バロム・1』(ちょうじんバロムワン)は、さいとう・たかをの漫画『バロム・1』を原作とする東映、よみうりテレビ制作の特撮テレビドラマ作品。1972年4月2日から同年11月26日まで、日本テレビ系で毎週日曜19時30分 - 20時(JST) に全35話が放送された。さいとう・たかをによる原作からは、設定の一部の流用を除き、デザイン、ストーリーは大幅に変更されている。
注釈
- ^ 当初は二人がお互いに向かって走り込み右腕をクロスするスタイルであったが、第12話以降では一旦左腕を合わせてから右腕をクロスするスタイルに変更された。また、第18話以降はボップを空中に放り投げ、2人がそれに向かってジャンプして空中で腕をクロスするスタイルに変更され、お互いが別々の場所にいても変身することが可能となったが、ボップを奪われると変身できなくなるという弱点も生まれた。
- ^ 劇中ではキックを使うシーンはほとんどなかったが、古城武司のコミカライズ版の最終話ではドルゲへのとどめの技として両足によるキックを放っている。
- ^ フランケルゲとの戦いでは技名は未呼称。
- ^ 高野浩幸は「ポピーの玩具発売後は、これをプロップとして流用していた」と証言している[7]。
- ^ 本編でも第3話までプロテクターはない。
- ^ 劇中に登場した呼称であり、予告編でもホネゲルゲが「妖怪」と呼ばれている。
- ^ オープニングのクレジット表記は「上田耕一」[6]。
- ^ このキャッチコピーは、『冒険王』のコミカライズ作品の扉ページに毎回掲載されていた。
- ^ 再放送では第1話から。ただし「東映特撮YouTube Official」による配信では当初通り第29話から。
- ^ 子供にもわかるよう、あえて漢字を使わないテロップとしている。
- ^ オープニングのクレジット表記は「上田敏也」[6]。
- ^ オープニングのクレジット表記は「神山卓三」[6]。
- ^ 書籍『変身ヒーロー大全集』では勝田久と記載している[51]。
- ^ 第32話までの回想による登場。担当声優は勝田久、大宮悌二、里見たかし、丸山詠二、渡部猛の5名。
- ^ クチビルゲ、ノウゲルゲ、ウデゲルゲ、ハサミルゲ、カミゲルゲの5体。
- ^ 漫画オリジナルのドルゲ魔人「マンタゲルゲ」「ツノトカゲルゲ」の2体は万創の『とびだすえほん』にも登場する[53]。
- ^ 7月号以降は写真処理で掲載された[52]。
- ^ 放送第1回の1972年8月14日は第2話を放送。以後第35話まで放送順に放送され、1973年4月9日に第1話を放送して終了した。
出典
- ^ 竹書房/イオン 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、89頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。
- ^ 3大ヒーロー 2003, p. 119.
- ^ 変身ヒーロー大全集 1995, p. 141, 「INTERVIEW 田口勝彦」.
- ^ a b c d e f 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 18–19, 「超人バロム・1」
- ^ a b c d 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 20–21
- ^ a b c d e f g 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 139–142, 「EPISODE GUIDE 全35話」
- ^ 『別冊映画秘宝 円谷プロSFドラマ大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年10月2日、123頁。ISBN 978-4-8003-0209-0。
- ^ a b c 変身ヒーロー大全集 1995, p. 192, 「デザイン&設定画集」
- ^ 3大ヒーロー 2003, p. 14.
- ^ 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 20、158-159.
- ^ “【図説で愛でる劇中車 第11回】無茶な設定も愛せる!? 「昭和の東映特撮」に出てくる劇中車”. 日刊カーセンサー (リクルート). (2020年2月29日) 2020年7月26日閲覧。
- ^ a b c 特撮全史 2016, pp. 20–21, 「超人バロム・1」
- ^ 『全怪獣怪人』 下巻、勁文社、1990年11月30日、135頁。ISBN 4-7669-1209-8。C0676。
- ^ 宇宙船SPECIAL 1998, p. 39.
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- ^ 宇宙船SPECIAL 1998, p. 40.
- ^ 『X文庫 メーキング・オブ・東映ヒーロー (1) アクションヒーローの世界』講談社、1987年2月2日、148頁。ISBN 4-06-190082-X。
- ^ 3大ヒーロー 2003, pp. 125–126.
- ^ DVD『超人バロム・1』Vol.2 DISC4映像特典のコメンタリーより。
- ^ 「高野浩幸のFantastic Dramaで友情クロス」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、93頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 22–23, 「蠢く悪魔の使い」
- ^ a b 3大ヒーロー 2003, p. 45.
- ^ 3大ヒーロー 2003, p. 40.
- ^ a b 変身ヒーロー大全集 1995, p. 138, 「作品解説」
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- ^ 「仮面ライダーの影 大野剣友会」『創刊十五周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー大全集』講談社、1986年5月3日、154-157頁。ISBN 4-06-178401-3。
- ^ 岡田勝・監修『大野剣友会伝 ヒーローアクションを生んだ達人たち』(風塵社・1999年)82 - 84頁。
- ^ 『大野剣友会伝 ヒーローアクションを生んだ達人たち』82 - 83頁。
- ^ 『大野剣友会伝 ヒーローアクションを生んだ達人たち』 1頁。
- ^ 『ザ・スーツアクター』(ソニー・マガジンズ・1999年)p.61。エンディングではノンクレジット。
- ^ “水木一郎「ブロロロローは大好きな雄叫び」さいとう・たかをさん追悼”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年9月30日) 2021年10月14日閲覧。
- ^ “プロフィール 水木一郎”. 日本コロムビアオフィシャルサイト. 日本コロムビア. 2021年10月14日閲覧。
- ^ a b c 3大ヒーロー 2003, p. 142.
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- ^ 3大ヒーロー 2003, p. 123
- ^ 当該の新聞記事
- ^ “弁護士ドットコム 裁判所に申し立てる「仮処分」ってなに?どんな場合に認めてもらえるの?”. 2019年1月21日閲覧。
- ^ a b c d 3大ヒーロー 2003, pp. 146–147
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- ^ “テレビドラマの「このドラマはフィクションです」は、いつから?”. 株式会社フルタイム http://www.fulltime.co.jp/.+2019年1月21日閲覧。
- ^ 怪獣VOWプロジェクト編「PART 3 組織が怪しい… 座談会 ヒロイン・スキャンダル」『怪獣VOW』宝島社、1994年11月15日、ISBN 4-7966-0880-X、139頁。
- ^ ウォーターマーク『バロム・1/クロスファイル』リイド社、2003年。ISBN 4-8458-2492-2[要ページ番号]
- ^ 堤哲哉編「超人バロム・1 ボクらの超人バロム・1(堤哲哉)」『僕らのスーパーヒーロー伝説 昭和40年代アニメ・特撮ヒーロー大研究』扶桑社、2002年4月30日、ISBN 4-594-03488-8、242頁。
- ^ 松田浩/メディア総合研究所「〔検証〕放送中止事件(一九五九~一九九三)」『戦後史にみる テレビ放送中止事件』岩波書店〈岩波ブックレットNO.357〉、1994年9月20日、ISBN 4-00-003297-6、36頁。
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- ^ メディア総合研究所 編『放送中止事件50年 - テレビは何を伝えることを拒んだか』花伝社、2005年7月8日、35頁。ISBN 4-7634-0444-X。
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- ^ 『大野剣友会伝 ヒーローアクションを生んだ達人たち』 81頁。
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- ^ DVD『人志松本の○○な話 〜誕生編〜』 DISC3(2010年3月9日放送分)。
- ^ 常識 2013, pp. 111、116 - 117.
- ^ 変身ヒーロー大全集 1995, p. 124, 「東映まんがまつり画報」.
- ^ 「VisualRadar」『宇宙船』Vol.112(2004年5月号)、朝日ソノラマ、2004年5月1日、66頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ a b c d e 『河北新報』1972年4月2日 - 11月26日付朝刊、ラジオ・テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1972年8月14日 - 1973年4月9日付夕刊、テレビ欄。
- ^ a b 『読売新聞』山梨・静岡版 1972年4月16日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『信濃毎日新聞』1972年10月9日、1973年6月11日 テレビ欄
- ^ a b 『北國新聞』1972年9月3日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b c 『中国新聞』1972年10月1日付朝刊、ラジオ・テレビ欄。
- ^ 熊本日日新聞テレビ欄より。[いつ?]
参照話数
超人バロム・1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:22 UTC 版)
子役による「合体変身」が新機軸。よみうりテレビがヒーロー番組に参戦。「怪人」と差別化した「ドルゲ魔人(企画当初は妖人)」が登場。
※この「超人バロム・1」の解説は、「第二次怪獣ブーム」の解説の一部です。
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