ジョン・C・リリーとは? わかりやすく解説

ジョン・C・リリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/18 14:33 UTC 版)

ジョン・カニンガム・リリー英語: John Cunningham Lilly1915年1月6日 - 2001年9月30日)は、アメリカ合衆国脳科学者、内的探索者英語版、著作家。脳と身体と心の活動の関係について研究し、また、イルカコミュニケーションを最初は科学的に、後に非正統的な方法で研究し、イルカの科学的研究と神秘主義を接続した[1]カウンターカルチャーヒューマンポテンシャル運動サイケデリック・ムーブメント(幻覚剤LSDがもたらす知覚体験を元にしたサブカルチャーの一大潮流)の第一人者として記憶されており[2]、映画『イルカの日』のモデルとなった事で知られている。


注釈

  1. ^ 日本における伝統的な「悟り」とは意味の範囲が異なり、低次の意識の段階も含まれている。[12]
  2. ^ グルジエフは、意識を様々な振動帯域ないし状態からなるマルチ・レベルの連続体とみなしており、その確認に利用するために、各レベルに「振動番号」という番号を付けた。3の倍数になっているのは、グルジエフが、人間の意識を含めた宇宙の全ての現象は、能動的・受動的・中和的な3つの力の関連する働きの結果であると考えたためである[13]
  3. ^ ヨーガインド哲学の研究者で神智学協会員のI・K・タイムニ英語版『ヨーガの科学』による[12]

出典

  1. ^ a b c 村山司 [第1回 しゃべるシロイルカ、ナックに会う ナショナルジオグラフィック
  2. ^ a b c d Charlie Williams "On ‘modified human agents’: John Lilly and the paranoid style in American neuroscience" SAGE Journals. volume.32, issue.5, 2019.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v Ahmed Kabil Meet the psychedelics-obsessed scientist who wanted to learn dolphins’language Timeline
  4. ^ a b John Durham Peters Memorable Equinox”: John Lilly, Dolphin Vocals, and the Tape Medium Duke University Press
  5. ^ ジョン・C.リリー、フランシス ジェフリー 『ジョン・C・リリィ 生涯を語る』 中田周作訳、筑摩書房、2003年。ISBN 978-4480087737
  6. ^ a b James S. Gordon Under water1972年5月26日, The New York Times
  7. ^ ジョン・C・リリー『意識の中心』松岡正剛の千夜千冊
  8. ^ Ken Wilber The Spectrum of Consciousness (Quest Books)Motilal Banarsidass, 2002年
  9. ^ 「イルカと話す日」”. 令和3年2月18日閲覧。
  10. ^ 三浦淳 2008.
  11. ^ a b c d e f リリー・菅 1991, pp. 327–329.
  12. ^ a b c リリー・菅 1991, pp. 214–215.
  13. ^ リリー・菅 1991, pp. 212–215.
  14. ^ a b JOHN LILLY ON DOLPHIN CONSCIOUSNESS OMNI, 2017年10月12日


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