庄司紗矢香とは? わかりやすく解説

庄司紗矢香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 21:59 UTC 版)

庄司紗矢香
2014年
基本情報
生誕 (1983-01-30) 1983年1月30日(42歳)
出身地 東京都国分寺市
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン
レーベル ドイツ・グラモフォン
公式サイト 庄司紗矢香オフィシャル・サイト
著名使用楽器
ストラディヴァリウス レカミエ
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庄司 紗矢香(しょうじ さやか、1983年1月30日 - )は、東京都国分寺市出身の、日本ヴァイオリニスト1999年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールにて史上最年少で優勝。

人物・来歴

幼少時代

東京に生まれた。画家である母の留学に伴い、3歳からイタリアシエーナに移り、2年間暮らす。最初ピアノを習っていたが、キジアーナ音楽院のコンサートでヴァイオリン演奏を見たことがきっかけとなり、5歳からヴァイオリンを始めた。

帰国後、国分寺市内の小学校に進み、1994年、6年生の時に第48回全日本学生音楽コンクール東京大会、全国大会で第1位を獲得した。

ヨーロッパ留学

1995年キジアーナ音楽院において、ヴァイオリンをウート・ウーギ、室内楽をリッカルド・ブレンゴーラに学び、1997年にはイスラエルより奨学金を得てシュロモ・ミンツに学んだ。同年、14歳でリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクール・ジュニア(17歳未満)部門で日本人として初めて優勝し、ルツェルン音楽祭ルドルフ・バウムガルトナー指揮ルツェルン音楽祭弦楽合奏団のソリストとして出演した。

また、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ・コンクールで審査員を務めていたザハール・ブロンに声を掛けられ、1998年以降、ケルン音楽大学でブロンに師事する。同年からヨーロッパを拠点に活動している[1]。 また、同年、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団とヨーロッパ演奏旅行を行い、ウィーン・ムジークフェラインザールでウィーン・デビューを果たした。

1999年、第46回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに同コンクール史上最年少、かつ日本人として初めて優勝した(同時にエンリコ・コスタ博士記念賞、マリオ・ルッミネッリ記念賞も受賞)。 2004年、ケルン音楽大学を卒業し、翌年パリに移った。

近年の活動

2000年ズービン・メータにその才能を認められ各地でオーケストラと協演、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。その後ユーリ・テミルカーノフロリン・マゼールウラディーミル・アシュケナージシャルル・デュトワヴォルフガング・サヴァリッシュネヴィル・マリナーリッカルド・シャイーコリン・デイヴィスチョン・ミュンフンピンカス・ズッカーマンエリアフ・インバルガリー・ベルティーニウラディーミル・スピヴァコフルチアーノ・ベリオユーリ・バシュメットなどと共演。ヨーロッパを中心に、日本、アメリカ、南米、ロシア、イスラエルで定期的に活動している。


2001年4月から2009年6月まで日本音楽財団から1715年製ストラディバリウス「ヨアヒム」を長期貸与されていた[3]。今の使用楽器は、1729年製ストラディヴァリウス「レカミエ」である[1][4]

音楽の視覚的表現

2009年、クラシック音楽からインスピレーションを得た絵画と映像作品の個展"Synesthesia"(共感覚)を開催。庄司は、ヴァイオリン演奏が「第一のインタープレテーション(解釈)」とするなら、視覚的表現は「第二のインタープレテーション」であると語っている[5]

ディスコグラフィー

受賞歴

脚注

  1. ^ a b ユニバーサル ミュージックHPバイオグラフィー
  2. ^ 平成21年度芸術選奨 受賞者及び贈賞理由
  3. ^ 日本音楽財団長期貸与者一覧 2022年7月18日閲覧
  4. ^ チケットぴあ、インタビュー
  5. ^ "Synesthesia"展覧会カタログ。

外部リンク


庄司紗矢香

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さだまさし」の記事における「庄司紗矢香」の解説

世界的なヴァイオリニスト題名のない音楽会さだまさしファンを自らカミングアウトした。

※この「庄司紗矢香」の解説は、「さだまさし」の解説の一部です。
「庄司紗矢香」を含む「さだまさし」の記事については、「さだまさし」の概要を参照ください。

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