シューベルト【Franz Peter Schubert】
シューベルト
ヴィーンの作曲家。あらゆるジャンルに作品を残したが、歌曲とピアノ曲は音楽史においてきわめて重要である。生活のため長く学校教師を務めながら作曲し続けたが、彼の才能を認める多くの友人に恵まれ、生前から音楽家として高い名声を得た。31歳で夭折。
ピアノ独奏曲は大別して、即興曲や幻想曲など自由な形式のキャラクター・ピース、ワルツなどの舞曲、そしてピアノ・ソナタがある。ピアノを用いた室内楽にも、五重奏曲《鱒》 D.667(1819)、アルペジオーネ・ソナタ D.821(1824)など佳作を残した。また歌曲においては、歌の旋律を和声的に支えるだけの従来の伴奏を脱却し、ピアノ・パートに深い音楽表現を与えて、歌とピアノのアンサンブルとも言える近代的なドイツ・リートを確立した。
ベートーヴェンよりも完全に一世代あとに生まれながらほぼ同時期に亡くなったシューベルトは、古典派ともロマン派ともその位置を定めがたい。
シューベルト
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