ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調幻想とは? わかりやすく解説

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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調「幻想」

英語表記/番号出版情報
シューベルトピアノ・ソナタ 第18番 ト長調幻想Sonate für Klavier Nr.18 G-Dur 'Fantasie' D 894 Op.78作曲年1826年  出版年1827年  初版出版地/出版社: Haslinger 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Molto moderato e cantabile 1800
2 第2楽章 Mov.2 Andante9分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Menuetto: Allegro moderato4分00
4 第4楽章 Mov.4 Allegretto9分00

作品解説

2007年6月 執筆者: 稲田 小絵子

 批評家として名高いシューマンが「形式的に精神的に完璧である」といって絶賛した傑作である。現在でも、シューベルトの最もすぐれたソナタひとつとして認識されている。作曲翌年ハスリンガー社から「幻想曲アンダンテメヌエットアレグレット」という4つの小品として出版されシューベルト生前出版できた最後ピアノ・ソナタとなった献呈友人のJ・シュパウン。幻想曲が非常に美し仕上がり見せ一方舞曲多く作曲してきたシューベルトだけに、舞曲リズム生かした楽章魅力的な作品である。

第1楽章:モルト・モデラート・エ・カンタービレ、ト長調、12/8拍子叙情的黙想的な楽章ソナタ形式であるが、その名のとおり幻想的に、祈りのような歌が展開されてゆく。
第2楽章アンダンテニ長調3/8拍子。ゆったりとしたアンダンテにふさわしい主題と、鋭く厳し雰囲気をもつ主題から成る
第3楽章メヌエットアレグロ・モデラートロ短調3/4拍子。地を踏み鳴らすような力強さをみせるメヌエット部と、可憐な雰囲気トリオ部から成るメヌエットというよりは、むしろレントラー3拍子民俗的舞曲)に近いかもしれない
第4楽章アレグレットト長調4/4拍子素朴なロンド主題は、ポルカ思わせる舞曲のように軽快愉快な楽章である。




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