ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調とは? わかりやすく解説

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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調

英語表記/番号出版情報
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調Sonate für Klavier Nr.19 g-Moll Op.49-1作曲年: 1797? 年  出版年1805年  初版出版地/出版社Bureau d'art et d'industrie 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 1.Satz Andante4分30秒
2 第2楽章 2.Satz Rondo-Allegro3分30秒

作品解説

2010年3月 執筆者: 岡田 安樹浩

Op.49-2と同じくやさしいソナタLeichte Sonate」の名がつけられており、両者はほぼ同時期に成立した考えられる出版につけられソナタ番号は「第19番」であるが、想定される成立時期は第3番第4番の間である。

第1楽章 ト短調 4分の2拍子 ソナタ形式
提示部は以下のように、非常に簡潔な構成をとる。
8小節からなる主要主題主題確保(第9小節~)と推移(第13小節~)、平行長調の変ロ長調あらわれ副次主題(第16小節~)、そして推移(第25小節~)とコーダ(第30小節~)。
展開部(第3463小節)では副次主題素材中心となり、第54小節からは低音主調属音(二音)が保続音してあらわれ、主題主調再現準備する
再現部(第64小節~)における主題再現は、両主題とも主調によっており、平行長調で提示され副次主題短調移旋される。コーダ(第97小節~)では低音域において副次主題動機繰り返され、同主長調和音楽章閉じる。ここでのいわゆるピカルディ終止は、ト長調である第2楽章との接続意識したものと考えてよい。

第2楽章 ト長調 8分の6拍子
ロンドRondo
記されているが、明確なロンド形式によっているわけではない
8分音符主体としたロンド主題の提示続き16分音符アルベルティ・バスともなったト短調主題(第20小節~)があらわれる。続いて行長調の変ロ長調主題(第32小節~)があらわれ、ふたたびト短調主題回帰(第68小節~)した後、ようやく冒頭ロンド主題あらわれる(第81小節~)。
先ほど変ロ長調主題ト長調あらわれた後(第103小節~)、もう一度ロンド主題回帰する(第136小節~)。コーダ(第149小節~)では、ロンド主題冒頭動機反復しながら楽曲閉じる。


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