古典派
古典派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 14:27 UTC 版)
その中でもハイドンはこれの確立に多大な貢献を行い弦楽四重奏曲の父とみなされている。ハイドンの初期の作品(作品1および2)では、現在の弦楽四重奏曲の形とは幾分異なった形式で書かれており、最低音がチェロでなくBassoと記されている、メヌエットが2つあって5楽章形式になっている等がみられる。その後4楽章構成となり(作品9)、太陽四重奏曲(作品20)では最低音がチェロと明記され、ロシア四重奏曲(作品33)で現在につながる古典的ソナタ形式の形が定まった。ハイドン後期の作品は、現在でも作曲の規範とされ、この様式で作曲を学ぶことになる学習者は今でも多い。 その後、ベートーヴェンが壮年期に「ラズモフスキー弦楽四重奏曲」でプロの演奏家が演奏会のために演奏する曲として確立し、さらに晩年にはプロの演奏家が何年もかけて研鑽するべき崇高な作品を残したこともあって、交響曲やピアノソナタと同程度に重要なジャンルとみなされるようになった。
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「古典派」の例文・使い方・用例・文例
- 古典派経済学
- 彼女はベートーベンやバッハのような古典派の作曲家が好きだ。
- (芸術史上の)古典派.
- 古典派の典型的なギリシャとラテンの詩において、リズミカルな体系は長くて短い要素の配置に基づいている
- 米国の古典派的考古学者(カナダ生まれ)で、アテネ広場の発掘を指揮したことで知られる(1906年−2000年)
- 西洋音楽史において,古典派という一群の作曲家
- 古典派の音楽
- 前古典派という,作曲家の一派
- 前古典派に属する作曲家
- ウィーン古典派という,音楽様式の流派
- 音楽において,ウィーン古典派に属する作曲家
- 歴史学派という,19世紀ドイツに,古典派経済学に対抗して起こった経済学の一派
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