即興曲集とは? わかりやすく解説

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レーガー:即興曲集

英語表記/番号出版情報
レーガー:即興曲集Improvisationen Op.18作曲年1896年  出版年1902年  初版出版地/出版社: Augener 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1  op.18-1 Allegretto con grazia1分00 No Image
2  op.18-2 Andantino4分00 No Image
3  op.18-3 Caprice (Allegro vivace)1分30秒 No Image
4  op.18-4 Andante semplice 3分00 No Image
5  op.18-5 Moderato, ma marc5分00 No Image
6  op.18-6 Allegretto con grazia 3分00 No Image
7  op.18-7 Vivace assai 2分30秒 No Image
8  op.18-8 Etude brilliante (Allegro con brio)5分30秒 No Image

シューベルト:即興曲集

英語表記/番号出版情報
シューベルト:即興曲集4 Impromptus  D 899 Op.90作曲年: 1827?年  出版年1827年  初版出版地/出版社: Haslinger 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1番 ハ短調 c moll7分30秒
2 第2番 変ホ長調 Es dur4分30秒
3 第3番 変ト長調 Ges dur7分00
4 第4番 変イ長調 As dur7分00

作品解説

2007年2月 執筆者: 稲田 小絵子

シューベルト晩年の作品である。この頃の彼は、まるで人生残り時間知っているかのように精力的に作品生み出した同時期の作品には、重く暗い雰囲気をもつリート集《冬の旅》がある。実際例えばこの即興曲集の第1番は、そのリズム重々しい和音によって、葬送行進曲想起させる
シューベルト作品では調設計巧みさが際立っているが、この即興曲集も例外ではない。調と調の移行部分にも、また細部一時的な借用和音にも、色彩的な変化美しさ感じられる
なお、「即興曲」というタイトルは、出版社ハスリンガー与えたのである

第1曲:アレグロ・モルト・モデラート、ハ短調4/4拍子
 自由な変奏形式をとり、冒頭主題さまざまな声部と調をさまよう和声的変化絶妙な1曲である。
第2曲:アレグロ変ホ長調3/4拍子
 シューベルト即興曲の中で最もポピュラーな1曲であろうタイトルにふさわしい軽やかな三連符流れをもつ。
第3曲:アンダンテ変ト長調。4/2拍子
調性拍子ともにやや特異であり、初版ではト長調2/2拍子変更されてしまったほどである(その後19世紀末全集版原典どおりに戻された)。非常に息の長い旋律六連符の織り成す豊かな響きにのって歌われる
第4曲:アレグレット変イ長調3/4拍子
 冒頭は同主短調変イ短調で始まる。トリオ部分は嬰ハ短調つまり冒頭下属調異名同音)をとる。異名同音利用した転調が、スムーズありながら印象的な進行もたらしている。


シューベルト:即興曲集

英語表記/番号出版情報
シューベルト:即興曲集Impromptus  D 935  Op.142作曲年1827年  出版年1839年  初版出版地/出版社: Diabelli 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1番 ヘ短調 f moll1000
2 第2番 変イ長調 As dur7分30秒
3 第3番 変ロ長調 B dur1100
4 第4番 ヘ短調 f moll6分30秒

作品解説

2007年2月 執筆者: 稲田 小絵子

 この即興曲集は、シューマン曰くヘ短調の4楽章ソナタ思わせるたしかにヘ短調第1番続いて緩徐楽章としての第2番変奏曲第3番、そしてフィナーレ第4番考えることもできる。しかし、シューベルト自身が4曲セットこだわっていた形跡はない。
 作品は、即興曲D899(op. 90)のすぐ後に作曲され、その続編意図していたと考えられるが、出版10年以上経ってからようやくディアベリ社から実現された。
第1曲:アレグロ・モデラートヘ短調4/4拍子
シューベルトソナタ楽章のようだと言ったが、むしろ自由な形式即興的な性格存分に発揮している曲である。
第2曲:アレグレット変イ長調3/4拍子
トリオ挟んだ3部形式やさしく暖かい雰囲気緩徐楽章思わせる
第3曲:アンダンテ変ロ長調2/2拍子
変奏曲形式主題5つ変奏から成る主題自作劇音楽キュプロス女王ロザムンデ」より転用。他に弦楽四重奏曲第13番にも使用されている。
第4曲:アレグロスケルツァンドヘ短調3/8拍子
まるでからかうような軽快なリズムで始まるが、中間部はそうしたスケルツァンド雰囲気とは対照的に大きくうねった音階即興的に流れる。


ミハロヴィチ:即興曲集

英語表記/番号出版情報
ミハロヴィチ:即興曲集Pièces Impromptues Op.19作曲年1924年  出版年1926年  初版出版地/出版社Universal 



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