変イ短調とは? わかりやすく解説

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変イ短調

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/14 09:22 UTC 版)

変イ短調
各言語での名称
英語 A flat minor
独語 As-Moll
仏語 La bémol mineur
伊語 La bemolle minore
露語 Ля-бемоль минор
中国語 降芳小調
韓国語 내림 가 단조
音階

全音を、半音を示す。
関係調
同主調 (I) 変イ長調
平行調 (III) 変ハ長調
属調 (Vm) 変ホ短調
属調同主調 (V) 変ホ長調
属調平行調 (VII) 変ト長調
下属調 (IVm) 変ニ短調理論的
異名同音調:嬰ハ短調
下属調同主調 (IV) 変ニ長調
下属調平行調 (VI) 変ヘ長調理論的
異名同音調:ホ長調
異名同音調 嬰ト短調
前後の調
半音下の調 ト短調
半音上の調 イ短調
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変イ短調(へんイたんちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、変イ (A) 音を主音とする短調である。調号はフラット7箇所 (B, E, A, D, G, C, F) で、5つある全ての黒鍵が用いられる。

音階と和音

変イ短調の音階構成音
上行→下行 1 2 3 4 5 6 7 8 7 6 5 4 3 2 1
自然短音階 A B C D E F G A G F E D C B A
和声的短音階 A B C D E F G A G F E D C B A
旋律的短音階 A B C D E F G A G F E D C B A

赤マスは一般に臨時記号により表される。

変イ短調の和音構成音(ダイアトニック・コード)
コードネーム Am Bdim C Dm Em F G Am7 Bm7-5 CM7 Dm7 Em7 FM7 G7
第7音 G A B C D E F
第5音 E F G A B C D E F G A B C D
第3音 C D E F G A B C D E F G A B
根音 A B C D E F G A B C D E F G
コードネーム Am Bdim Caug Dm E F Gdim AmM7 Bm7-5 Caug7 Dm7 E7 FM7 Gdim7
第7音 G A B C D E F
第5音 E F G A B C D E F G A B C D
第3音 C D E F G A B C D E F G A B
根音 A B C D E F G A B C D E F G
コードネーム Am Bm Caug D E Fdim Gdim AmM7 Bm7 Caug7 D7 E7 Fm7-5 Gm7-5
第7音 G A B C D E F
第5音 E F G A B C D E F G A B C D
第3音 C D E F G A B C D E F G A B
根音 A B C D E F G A B C D E F G
和音記号 I II III IV V VI VII I7 II7 III7 IV7 V7 VI7 VII7

和音は上段:自然短音階旋律的短音階下行形、中段:和声的短音階、下段:旋律的短音階上行形で考えたもの。
ダイアトニック・コードは狭義で自然音階上に成り立つものを指す。
その他のコードネームも実際の楽譜では異名同音的に変えられることがある。

特徴

滅多に書かれない調であるが、異名同音は嬰トでありロマン派諸家の好んだ変イ長調の同名短調として大きな力がある。平行調は転調などで変ハ長調を使うことが考えられるが、基本的にはその異名同音調のロ長調が用いられる。古典派のベートーヴェンも使用しているが、ロマン派音楽の時代にはさらに進みロ長調‐変イ長調の連絡役としての活躍がある。

ヴァイオリンの場合嬰ト短調音階は読譜・演奏しづらいが、変イ短調と読み替えると演奏しやすい。ト音と読むと運指が混乱するが変イ長調と読むと理解しやすく、その同主調にあたるからである。

変イ短調の曲の例

2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変イ短調 作品88a(ブルッフ

その他は、Category:変イ短調を参照。





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