全音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 05:04 UTC 版)
全音(ぜんおん)は、全音階を構成する2種の音程の大きい方をいう。長二度とも呼ぶ。小さい方は半音である。
- 平均律では全音は半音2つ分に相当し[1]、比率は2の6乗根となる(200セント)。
- ピタゴラス音律の全音は9/8(204セント)である。
- 純正律では全音に 9/8(204セント)の大全音と 10/9(182セント)の小全音の2種類がある。
- ミーントーンの全音は純正律の長三度( 5/4)の半分で、 √5/2(193セント)になる。
- ゼンハーモニック音楽の技法として、全音と半音の量と比率自体を置き換えて新たな音階を構築する「MOSスケール」が存在する。
参考資料
- ^ “全音とは”. コトバンク. 株式会社 朝日新聞社. 2016年11月15日閲覧。
関連項目
全音
「全音」の例文・使い方・用例・文例
- 全音階
- 全音符
- 全音
- 全音階.
- (音程について)完全音程または短音程からの半音減少
- 音の全音階
- 全音階の最初の音
- 全音階の2番目の音
- 全音階の3番目の音
- 全音階の4番目の音
- 全音階の5番目の音
- 全音階の7番目の音
- 古代ギリシアの音楽における、下降全音階の総称
- 3番、4番、7番、8番以外の全調によって分かれた全音階
- 2番目、3番目、5番目、6番目を除く全音によって分離される音の全音階
- 1オクターブ内の様々な全音階の音の様々な決まった順番の総称
- 音楽の一節に対する全枠組みを提供する24の長調または短調の全音階のどれか
- ソルミゼーションにおいて全音階の4番目の音(下属音)を命名するシラブル
- 階名唱法における長調、短調を含む全音階の第6音
全音と同じ種類の言葉
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