ドヴォルザーク(ドボルザーク):ピアノ五重奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ドヴォルザーク(ドボルザーク):ピアノ五重奏曲 | Piano Quintet No.2 Op.81 B.155 | 作曲年: 1887年 出版年: 1888年 献呈先: Dr B. Neureuther |
フンメル:ピアノ五重奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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フンメル:ピアノ五重奏曲 | Piano Quintet Op.87 |
シューベルト:ピアノ五重奏曲
ビーチ:ピアノ五重奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ビーチ:ピアノ五重奏曲 | Piano Quintet Op.67 | 作曲年: 1907年 出版年: 1909年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Adagio: Allegro moderato | No Data | No Image |
2 | 第2楽章 Adagio espressivo | No Data | No Image |
3 | 第3楽章 Allegro agitato | No Data | No Image |
ピアノ五重奏曲
エルガー:ピアノ五重奏曲 イ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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エルガー:ピアノ五重奏曲 イ短調 | Piano Quintet Op.84 | 作曲年: 1918-19年 |
ダンディ:ピアノ五重奏曲 ト短調
シュポーア:ピアノ五重奏曲 ニ長調
ゲッツ:ピアノ五重奏曲 ハ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ゲッツ:ピアノ五重奏曲 ハ短調 | Klavierquintett, c-moll Op.16 | 作曲年: 1874年 出版年: 1878年 初版出版地/出版社: Kistner 献呈先: Fr. Hermann |
レスピーギ:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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レスピーギ:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 | Piano Quintet in F minor P 035 |
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 | Klavierquintett f-Moll Op.34 | 作曲年: 1861-1864年 出版年: 1865年 |
コルンゴルト:ピアノ五重奏曲 ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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コルンゴルト:ピアノ五重奏曲 ホ長調 | Klavierquintett E-Dur Op.15 | 作曲年: 1920-21年 献呈先: Bildhauer Gustinus Ambrosi |
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 | Quintett für Klavier und Streichquartett Es-Dur Op.44 | 作曲年: 1842年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro brilliante | 9分30秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 In modo d'una marcia. Un poco largamente | 8分30秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Scherzo: Molto vivace | 5分30秒 | No Image |
4 | 第4楽章 Mov.4 Allegro ma non troppo | 8分00秒 | No Image |
作品解説
シューマンにとっての歌の年(1840年)、管弦楽の年(1841年)に続く室内楽の年、1842年に作曲された。同ジャンルの最初の作品(習作を除く)である3曲の弦楽四重奏曲に続いて作曲された。1842年の夏に着手したのち、完成までは3ヶ月強を要し、11月の初めにようやくまとめられた。翌年の年明け早々、ライプツィヒのケヴァントハウスにて、クララのピアノで初演されている。この時、聴衆の中には、ドイツ・ロマン派の音楽に批判的態度を示していたベルリオーズもいたが、この曲に非常に感激したと伝えられている。
第1楽章 快活に、輝かしく 変ホ長調 2分の2拍子
力強さ、輝かしさを前面に押し出す第1楽章と、ピアノの音色を活かした柔和な第2主題の対比がみられるソナタ形式の楽章。展開部は、第2主題で始まる。
第2楽章 行進曲風に、ややゆったりと ハ短調 2分の2拍子
葬送行進曲を想起させる楽章。自由なロンド形式と捉えることができる。左右の手がユニゾンを弾くピアノの下降形分散和音に続き、第1ヴァイオリンが行進曲の主題を提示する。2つの副主題はそれぞれ、ハ長調とヘ短調に転調する。
第3楽章 スケルツォ 非常に快速に 変ホ長調 8分の6拍子
上下に行き来する音階を効果的に用いたスケルツォ。トリオを2つ持つ。第1トリオは変ト長調、第2トリオは変イ短調に転調する。
第4楽章 快活に、しかし甚だしくなく 変ホ長調 2分の2拍子
第1楽章の第1主題とはまた違う力強さで、壮大に全体を締めくくる楽章。自由なソナタ形式と捉えることができる。第1主題は、打楽器的な奏法を用いるピアノが、左右に手のユニゾンによって提示する。第2主題はヴィオラの柔和な音色が活かされている。終結部分は二重フーガで書かれ、高揚した雰囲気のまま幕を閉じる。
ピアノ五重奏曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 14:14 UTC 版)
ピアノ五重奏曲(ピアノごじゅうそうきょく)は西洋音楽における室内楽曲の形態の1つ。19世紀以降はピアノに弦楽四重奏を加えた編成が基本である。このジャンルにおける代表作であるフランツ・シューベルトの『鱒』など、19世紀初頭まではコントラバスを加えた編成が多かったが、ロベルト・シューマン以降は上記の編成が主流となった。一部では、管楽器を用いた曲も見られる。
一般にソナタと同じ構成を持つ複数楽章から構成される。すなわち、急-緩-舞-急の4楽章または急-緩-急の3楽章から成っていて、第1楽章がソナタ形式となっているのが基本的な形である。
主な作曲家と作品
- フンメル - 変ホ短調 op.87、ニ短調(七重奏曲第1番ニ短調 Op.74の編曲版)…共にピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成。
- オンスロー - ト長調op.76
- リース - ロ短調op.74
- ベルワルド - 第1番ハ短調、第2番イ長調
- シューベルト - イ長調 D667「鱒」 …ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成。
- ノヴァコフスキ - 変ホ長調op.17
- ファランク - 第1番イ短調op.30、第2番ホ長調op.31
- シューマン - 変ホ長調 Op.44
- キール - 第1番イ長調op.75、第2番ハ短調op.76
- フランク - ヘ短調
- ラフ - イ短調op.107
- ライネッケ - イ長調op.83
- ルビンシテイン - ト短調op.99
- ブラームス - ヘ短調 op.34
- ボロディン - ハ短調
- サン=サーンス - イ短調op.14
- ゲッツ - ハ短調op.16
- ズガンバーティ - 第1番ヘ短調op.4、第2番変ロ長調op.4
- ドヴォルザーク - 第1番イ長調 B.28、第2番イ長調 B.155
- ヴィドール - 第1番ニ短調op.7、第2番ニ長調op.68
- フォーレ - 第1番ニ短調 op.89、第2番ハ短調 op.115
- ザレンプスキ - ト短調 op.34
- シンディング - ホ短調op.5
- タネーエフ - ト長調op.30
- マルトゥッチ - ハ長調op.45
- エルガー - イ短調op.84
- アレンスキー - ニ長調 op.51
- トゥイレ - 第2番変ホ長調 op.20
- ピエルネ - ホ短調 op.41
- シベリウス - ト短調
- グラナドス - ト短調
- ビーチ - 嬰ヘ短調op.67
- プフィッツナー - ハ長調op.23
- ヴィエルヌ - ハ短調op.42
- レーガー - 第1番ハ短調op.64、第2番ハ短調
- アーン - 嬰ヘ短調
- フランツ・シュミット - ト長調
- エルンスト・フォン・ドホナーニ - 第1番ハ短調op.1、第2番変ホ短調op.26
- ブリッジ
- ブロッホ - 第1番ハ長調op.1、第2番
- メトネル - ハ長調
- エネスク - op.29
- バルトーク - ハ長調
- トゥリーナ - ト短調op.1
- ヴェーベルン - ハ長調(単一楽章)
- フルトヴェングラー - ハ長調
- トッホ - op.64
- オーンスタイン
- ヒンデミット - op.7
- コルンゴルト - ホ長調op.15
- チェレプニン - op.44
- ショスタコーヴィチ - ト短調 op.57
- ヒナステラ - op.29
- ペイコ - ニ短調
- コッコネン - op.5
- ヘンツェ
- シュニトケ
類似の編成による楽曲
ピアノと管楽器のための五重奏曲 - 単にピアノ五重奏曲と呼ばれることもある。
オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ピアノ
フルート、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ
- シュポーア:op.52
- アントン・ルビンシテイン:ヘ長調op.55
- リムスキー=コルサコフ:変ロ長調
類似の形式を持つ楽曲
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